タイトルに挙げているのは、いずれもパナソニックの空気清浄機の型番違いの商品です。

何が違うのでしょうか。
答えは「中身はまったく同じ」です。


この記事では、
- それぞれの型番の違いと意味
- 価格推移から見るおすすめ型番
以上、2点を中心にパナソニックの空気清浄機F-PX55シリーズについて解説します。
F-PXS55とF-PXR55の型番の違いの意味は?
「F-PXS55」と「F-PXR55」

とても良く似ていますが、違うのは赤字のアルファベットの部分。
実はこれ、年式の違いです。
「F-PXS55」は、2019年発売の最新モデル
「F-PXR55」は、2018年発売の型落ちモデル
毎年モデルチェンジが行われ、型番の一部だけが変わっていくのは、家電業界の「あるある」です。

2018年モデルが「R」
と覚えておこう!
カラーの違い
ちなみに「F-PXS55」と「F-PXR55」はカラー展開も同じです。
両モデルとも白と黒の2色展開で、この点も違いはありません。
なお、それぞれの型番の最後についているアルファベットは商品カラーを表します。

例えば「F-PXS55-K」は、2019年モデルの黒色という意味です。
性能の違いはない
冒頭でも申し上げたとおり、性能の違いはありません。
が、念のためスペックを比較してみましょう。
型番 | 空気清浄畳数 | 8畳の清浄時間 | 空気清浄風量 | 運転音 | 1時間あたりの電気代 | サイズ | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
F-PXS55 (2019) | 25畳(41㎡) | 約11分 | ターボ5.5㎥/分、中2.5m³/分、静音1.0m³/分 | ターボ52dB、中32dB、静音18dB | ターボ1.4円、中0.3円、静音0.2円 | 幅300mm×奥行195mm(脚部+10mm)×高さ580mm | 5.8kg |
F-PXR55 (2018) | 25畳(41㎡) | 約11分 | ターボ5.5㎥/分、中2.5m³/分、静音1.0m³/分 | ターボ52dB、中32dB、静音18dB | ターボ1.4円、中0.3円、静音0.2円 | 幅300mm×奥行195mm(脚部+10mm)×高さ580mm | 5.8kg |


価格から見る今のおすすめの型番
「F-PXS55(2019)」と「F-PXR55(2018)」の性能に違いがないとなれば安い方がいいですよね。
ここからは、両モデルのネット最低価格を比較し、今のオススメ型番について言及します。
「今の」と表現したのは、家電のネット価格は時間の経過とともに変動するからです。
家電は発売後、徐々に値段が下がっていき、一番安い底値圏に到達した後、最後に価格上昇して市場から消えます。

最新モデルが発売されると、旧年の型落ちモデルは生産されないのが一般的です。
つまり販売店は、旧モデルの入荷ができなくなります。
当然、商品は安いところから売れるので、安いお店で売り切れると、最後は高いお店しか残らない。
つまりネット最低価格も上昇していくという仕組みです。

各型番が、いまU字のどの部分に当たるのかを把握して比較することが重要です。
それでは、それぞれの価格推移を見ていきましょう。
F-PXS55(2019)の価格推移
次のグラフは、最新2019年モデルである「F-PXS55」のネット価格推移を追ったものです。

「F-PXS55」は、2019年夏の発売当初、約40,000円の値を付けた後、徐々に価格が下落。
2018年度モデルや、更にその前の2017年度モデルを見てみると、底値は25,000円前後なので、もう一段階安くなるでしょう。
ただし、家電の底値は当初の6~7割が一般的なので、それを考慮すると、既ににお手頃感はあるという感じです。
F-PXR55(2018)の価格推移
一方、2018年モデルの「F-PXR55」
「型落ちは安い」というイメージがありますが、どうでしょうか。
こちらは、2018年の発売当初、約41,000円のネット最低価格をつけた後、徐々に価格が下落。
2019年に入ると底値圏の25,000円前後を推移します。
2019年の夏を過ぎると価格の上昇傾向が見られ、今や在庫も少なく、価格は上がってしまいました。
つまり、いま「F-PXR55(2018)」を選ぶメリットはありません。
【結論】今おすすめの型番
ネット価格は日々、変動しますし、商品カラーによっても価格は異なりますが、
今おすすめの型番は「F-PXS55(2019)」
おすすめの理由
- 新旧モデルの性能差がない
- それならば安い方いい
- 型落ちモデルより、最新モデルの方が安い
型落ちは安いという印象がありますが、それはタイミング次第。
「F-PX55」シリーズにおいて、いま選ぶべきは「F-PXS55(2019)」で間違いないでしょう。