「F-PXT55」と「F-PXS55」は、ともにパナソニック空気清浄機の加湿機能のないタイプ。
薄型コンパクトが売りで、25畳までを適用面積とするミドルクラスの機種ですが、両モデルは発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- F-PXT55(2020年発売)
- F-PXS55(2019年発売)
結論から書くと、両モデルに違いはなく、中身は全く同じです。

一応、両モデルの公式スペックを比較すると、抗ウイルス機能として「カテキン」の表示有無が異なる部分がありますが、これは、フィルターに緑茶カテキンの機能材を塗布してウイルスを抑制するもの。
新旧でフィルターは同じなので、新モデルのスペックに「カテキン」の表示はないものの違いはないでしょう。
現に、新モデル「F-PXT55」でも「集じんフィルターから緑茶カテキン特有のニオイがすることがあるが無害」という注意書きがあります。

ということで、この記事では両モデルの価格を比較することで、今どっちがおすすめなのか検証します。
F-PXT55・F-PXS5の価格の違い
各モデルの価格をチェックする前に、当シリーズの価格推移の大まかな傾向を確認しておきましょう。
- 発売時の初値:4万円前後
- 底値:2万円台後半
F-PXT55の価格
「F-PXT55」は、2020年11月に発売されたモデルで、2021年春から夏頃に底値(2万円台の後半)を推移していましたが、2022年に入り価格は上昇傾向。
2022年2月時点では、安いもので4万円前後のものを見かけます。
「PX55」シリーズは、パナソニック空気清浄機のなかで、加湿機能のないタイプとなりますが、2020年モデル以降の後継機種がありません。
代わりに「PX60」シリーズとして、風量が強化され生まれ変わっています。
2021年に発売された「F-PXU60」の方が、パワーがあるにもかかわらず、すでに安くなっているのでおすすめです。
F-PXS55の価格
2019年モデル「F-PXS55」も、すでに底値圏を過ぎてしまい買い時ではなくなりました。
在庫がほとんどないうえに、在庫があっても高価格帯のものがほとんど。新モデルと性能も同じなので、あえて選ぶメリットはないでしょう。
ということで、旧モデルと比べても、やはり新シリーズ「F-PXU60」がおすすめとなります。
以上、パナソニックの空気清浄機「F-PXT55」と「F-PXS55」の違いをお届けしました。