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幼稚園の入園料は無償化でどうなる?月額換算のルールや年度途中の入退園に注意

無償化入園料

幼児教育無償化により、子ども子育て新制度に移行していない旧制度の幼稚園は、幼稚園の保育料だけでなく、入園料も無償化の対象となりますが、無償化の上限は月額25,700円です。

つまり、月に25,700円までであれば、保育料と入園料がタダになるということです。

そこで浮かぶひとつの疑問。

上限は月額で設定されていますが、入園料はどうやって計算するのでしょうか。

今回は、事例を通して、入園料に関する計算方法や問題点について考察していきたいと思います。

▼幼稚園の無償化全般や新制度、旧制度の話などはこちらの記事で解説しています▼

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無償化の対象と上限

まずは基本ルールを改めて確認です。

新制度に移行していない幼稚園の費用の中で無償化の対象となるのは、

保育料+入園料

そして無償化の上限は月額25,700円

ということは、保育料+入園料が25,700円の範囲内であれば完全に無償化されるということです。

例えば、保育料+入園料が20,000円であれば上限範囲内なのでお金を払う必要がありません。

もし、保育料+入園料が30,000円であれば、25,700円はタダとなりますが、上限超過分の4,300円は幼稚園にお金を払う必要があります。

入園料は月額換算する必要がある

ここで疑問となるのが、入園料と月額上限をどうやって比較するのかという点です。

幼稚園では、入園前年度の10月くらいから願書を提出し、入園が決まったら入園料を納めるのが一般的ですが、入園料は一括でまとまったお金を払うことになるので、月額上限25,700と比較できません。

そこで、入園料を月額換算するための計算式が内閣府の資料で示されています。

計算式

月額換算入園料=入園料/年間在籍月数

 

つまり、入園料を入園初年度の幼稚園に在籍した月数で割って1月あたりの額に換算するわけです。

例えば、入園料が60,000円の場合に、途中退園もなしで、1年間在籍すると年間在籍月数は12ヵ月になるので、

60,000円/12月=5,000円

毎月の保育料が20,000円だとすると、合計で25,000円となります。

このケースでは、無償化の上限である25,700円の範囲にギリギリ納まっているので全額が無償化の対象となります。

入園初年度の途中入園や途中退園の問題

途中入園や途中退園により1年間在籍しなかった場合はどうなるのでしょうか。

先ほどと同様に、入園料60,000円、月の保育料20,000円で計算してみましょう。計算式は次のとおりでしたね。

月額換算入園料=入園料/年間在籍月数

途中入園又は途中退園により、入園初年度に6ヵ月しか在籍しなかった場合は、

60,000円/6月=10,000円

保育料20,000円と合計すると月額30,000円ということになり、無償化上限である25,700円をオーバーしてしまいます。

入園料と保育料の金額は先ほどと同じですが、在籍期間が短いと、そのぶん入園料の1月あたりの換算額が大きくなるので、上限を超えやすくなるという問題が生じます。

結局タダになる?事例でみる無償化

前述のとおり、年間を通して幼稚園に在籍していないと、月額換算した負担が大きくなるという問題点はありますが、年間を通して在籍する方が多いと思うので、ここでは、12ヵ月在籍という前提のもと、いくつかのパターンで完全無償化になるのかどうか検証してみたいと思います。

入園料を月額換算するときの10円未満の端数は切り捨てるルールです。

入園料が高く、保育料が安いケース

【入園料が100,000円】

入園料100,000円 ⇒ 月額換算8,330円

保育料18,000円の場合

合計26,330円なので上限超過。
25,700円(上限)-18,000円(保育料)=7,700円 ×12月 ⇒ 92,400円(入園料の無償化額)
100,000円(入園料)-92,400円=7,600円が入園料の自己負担額です。
月々の保育料と入園料の内92,400円は無償化となります。

保育料17,000円の場合

合計25,330円なので保育料も入園料も完全無償化

 

入園料が安く、保育料が高いケース

【入園料が40,000円】

入園料40,000円 ⇒ 月額換算3,330円

保育料23,000円の場合

合計26,330円なので上限超過。
25,700円(上限)-23,000円(保育料)=2,700円 ×12月 ⇒ 32,400円(入園料の無償化額)
40,000円(入園料)-32,400円=7,600円が入園料の自己負担額です。
月々の保育料と入園料の内32,400円は無償化となります。

保育料22,000円の場合

合計25,330円なので保育料も入園料も完全無償化

 

保育料だけで上限を超えているケース

保育料26,000円の場合

保育料だけで上限を超過しているので、月々300円の負担+入園料も全額負担することになります。

この場合は、入園料の値段は関係ありません。

無償化の判定方法

以上をまとめると、結局どれくらい安くなるかを判定する方法は、

step
1
保育料が25,700円を超えるかどうか(超えていれば超過保育料と入園料を負担)

step
2
超えてなければ、入園料を月額換算

step
3
「保育料と月額入園料の合計」と25,700円を比較(超えていれば超過分の入園料のみ負担)

step
4
超えてなければ保育料も入園料も完全無償化

 

上記の流れで計算して当初は完全無償化の予定であったとしても、途中退園した結果、上限超過して負担が発生する可能性があるので要注意です。

2019年度の取り扱い

幼稚園の保育料に対する補助はこれまで就園奨励助成金という制度で行われていましたが、2019年10月から幼児教育無償化が始まるため、2019年度については、4月~9月までは就園奨励助成金で、10月~3月までは無償化で、費用軽減が行われることになります。

2019年度は前期と後期で2つの制度に別れるのでややこしいですが、

月額換算入園料=入園料/年間在籍月数

という計算式は2019年度も適用されます。入園料の半分(前期分)は就園奨励助成金で、もう半分(後期分)は無償化で対応ということになります。

就園奨励助成金は9月で終了となります。

まとめ

いかがでしたか?

少し難しい話でしたが、判定方法を理解しておくと、どれくらい安くなるかを正確に見込めるので、家計の助けとなりますよ。

最後にもう一度、旧制度幼稚園の無償化のポイントをまとめると、

ポイント

  • 無償化の対象は保育料と入園料で、無償化の上限は25,700円
  • 入園料は月額に換算する
  • 換算式は、入園料/年間在籍月数
  • 年間在籍月数が少なくなれば月当たりの負担が増える
  • 上限を超えれば自己負担

以上、最後までありがとうございました。

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