新生児のお風呂タイムに洗面所が寒いのが可哀想で、デロンギのミニオイルヒーター「RHJ01A0505」を購入。
空気を乾燥させずに、輻射熱でゆっくり部屋を温められる点に興味を持ち、洗面所で使わないときは仕事部屋でも使えたら~と携帯性の高い小型を選びました。
- 即暖性はないが暖かさは満足できるレベル
- 小型で省スペースな点は素晴らしいが頻繁に運ぶには少し重い
- 8,000円程度で購入したことを踏まえるとコスパは高い
ということで、概ね満足しているのですが、当記事ではそのあたりの使用感などをお伝えします。
さらに当記事では、購入前に私が不安に思っていた次の点についても、確認した結果をお伝えします。
- 火傷の心配は?
- 部屋が暖まるまで実際に何分かかるの?
デロンギ小型オイルヒーター「RHJ01A0505」の使用感
写真をご覧いただくと分かるとおり、本体サイズはかなりコンパクト。サイズは長さ375×幅175×高さ385mmです。
圧迫感がなく、狭いスペースでも邪魔にならないのが好印象。
本体上部は両サイドとも持ちやすいよう、持ち手(くぼみ)となっています。
小型のメリットを活かして持ち運びが可能ですが、本体重量は5.5kgあるので、移動は結構大変というのが正直なところ。
操作部は非常にシンプルで、電源スイッチと6段階の出力調整用のダイヤルがあるのみ。
次の写真は出力最大のダイヤル6に合わせた状態。電源スイッチが赤く点灯します。
室温が温まってきたなと感じたら、ダイヤルを回して出力を落としていきます。すると、赤いランプが消灯するところがあります。次の写真では出力4で消灯しました。
ランプが消灯した出力4の状態でダイヤルを止めておくことで、サーモスタット(温度調節装置)が機能し、適温をキープできる仕組みです。
デロンギ小型オイルヒーターで火傷の恐れは?
デロンギの小型オイルヒーターは、スペック上の表面温度は約70℃となっており、公式でも「火傷しにくい表面低温下設計」と記載されています。
実際に軽く触れてみましたが、出力最大でヒーターが温まっている状態で触ると普通に熱いです。
ただし、大人が一瞬触れる程度では火傷しない温度感というところでしょうか。
なお、触れないほど熱いのは、中心部(縦線の部分)なので、次の写真のように両サイド部分は、熱いものの中心部と比べると触れる程度の温度でした。
【実験】暖かくなるまでの時間を計測
オイルヒーターのデメリット的な意見としてよく挙げられる、「暖かくない」「時間がかかる」という部分。
具体的に、部屋が温まるまでどれくらい時間がかかるのか気になりますよね?
- 2畳の洗面所
- 4畳の洋室(公式スペックの「広さの目安」は3畳)
ちなみに我が家は築5年で、断熱は特別良くもないけど、悪くもないという感じで、洗面所はわりと冷気が侵入してきます。
ポイント
- 実験時期は2月初旬(雪降ってました)
- ヒーター出力はMAX
- 15分ごとに室温を記録
- 3時間計測して推移を追う
以上の条件のもと、室温が何分でどれくらい上がったのかチェックしてみました。
2畳の洗面所で室温チェック
上の写真をご覧いただくと、時計の左下に室温が表示されており、計測スタート時の室温は18℃を示しています。
換気扇や窓から冷気の侵入を感じるような状況で、小型ヒーターがどこまでパフォーマンスを発揮するのか、室温変化を15分毎に確認しました。
計測開始から15分経過。室温は変わらず18℃のまま。体感としても肌寒く、変化は全く感じられません。
30分経過。室温が1℃上昇して19℃になりましたが、体感はまだまだ寒いです。
開始から45分。このあたりで、体感でもやっと温まってきたなという印象。
1時間経過する頃には、スタート時から3℃室温が上昇。部屋に入った瞬間に「温かい!」とは感じないものの、寒くも感じない状態で、適温という印象。
今回オイルヒーターを購入した目的のひとつが、新生児の沐浴の環境作りでもあったのですが、21℃程度あれば赤ちゃんも寒くはなさそうで、以前より余裕をもって沐浴前後の準備が可能になりました。
なお、今回の実験では、スタートから3時間経過するまでの室温変化を追いかけましたが、結果は次表のとおり。
経過時間 | スタート時 | 15分 | 30分 | 45分 | 1時間 | 1時間15分 | 1時間30分 | 1時間45分 | 2時間 | 2時間15分 | 2時間30分 | 2時間45分 | 3時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
室温 | 18℃ | 18℃ | 19℃ | 20℃ | 21℃ | 21℃ | 21℃ | 22℃ | 22℃ | 23℃ | 23℃ | 23℃ | 24℃ |
開始時に18℃であった室温は、最終的に6℃上昇して24℃となりました。
真冬日で冷気が入りやすい洗面所においても、室温24℃ともなれば暖かさを感じます。
実験結果まとめ
- はじめの1時間で3℃上昇
- その後2時間かけて更に3℃上昇
- 3℃上昇すれば体感はだいぶ寒くなくなる
- 1時間前に電源を入れないと効果を感じない
4畳の洋室で室温チェック
続いて、4畳の洋室でも同様の実験を行ってみました。こちらのスタート時の室温は17℃。
洗面所と比べて冷気の侵入は少ないものの、床面積が倍となっています。
公式スペックの「広さの目安」は3畳までですが、4畳の広さで機能するのか気になるところです。
今回も15分毎の計測ですが、間を少し飛ばしましょう。スタートから1時間経過後の室温は20℃と、洗面所での計測と同様3℃上昇しました。
最終的な室温は23℃。スタート時の17℃から6℃上昇。
経過時間 | スタート時 | 15分 | 30分 | 45分 | 1時間 | 1時間15分 | 1時間30分 | 1時間45分 | 2時間 | 2時間15分 | 2時間30分 | 2時間45分 | 3時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
室温 | 17℃ | 18℃ | 19℃ | 19℃ | 20℃ | 20℃ | 21℃ | 21℃ | 21℃ | 22℃ | 22℃ | 22℃ | 23℃ |
結果は、先の実験結果と完全に同じ傾向となりました。
あくまで我が家での使用状況ですが、どこで使用しても、大体はじめの1時間で3℃上昇し、体感の寒さはかなり軽減される印象でした。
デロンギ小型オイルヒーターは低価格で高コスパ
2021年9月に発売されたデロンギ小型オイルヒーター「RHJ01A0505」。
発売時は1万円前後でしたが、2022年に入り8千円台まで値下がりしており、コスパは上がってきています。
私は、2022年1月に8,500円程度で購入しましたが、デメリットはありつつも総合的な満足度を考えるとコスパは高いと結論づけました。
以上、デロンギ小型オイルヒーター「RHJ01A0505」のレビューをお届けしました。