【おすすめ空気清浄機】メーカーの特徴・選び方・「今の」お買い得モデルを徹底解説
この記事では、おすすめの空気清浄機を選ぶための情報をまとめました。
という構成で、あなたにとって最適な1台を選ぶためのお手伝いができれば幸いです。

また、空気清浄機は毎年のモデルチェンジで内容変更が少ない家電なので、コスパを考えて型落ちも含めて検証しています。
おすすめモデルを紹介する際は、無駄な出費を抑えるため「機能差」と「価格差」の天秤を意識しました。
サクッとお買い得モデルを知りたい方は、おすすめモデルを先にチェックしてみてください。
おすすめ空気清浄機メーカーとそれぞれの特徴
まずは業界にはどんなメーカーがあり、どんな特徴の違いがあるか比較してみましょう。

メーカー | 特徴 |
---|---|
シャープ | ニーズ把握が上手く、売れ筋モデルが多い |
ダイキン | 技術力が高い空調専業メーカーで、イメージは職人 |
パナソニック | 比較的に薄型モデルが多く、木目調デザインも人気 |
海外メーカー | 加湿・イオン・アプリなどの+αな機能が少なく空気清浄のみ追求 |
ニーズに基づいてメーカーをおすすめするなら次のとおりでしょうか。
おすすめメーカー
以上はあくまで、ざっくりとした概要イメージなので、この先は各メーカーの詳しい特徴と製品ラインナップを紹介します。
シャープ
プラズマクラスターで有名なシャープ空気清浄機の特徴は、なんと言ってもニーズをひろう上手さ。
過去には世界一売れた空気清浄機ブランドとしてギネス認定されたこともあり、丁度よい物を丁度よい価格で提供するためコスパが高いです。
- 国内首位メーカーの安心感
- 型落ち在庫が豊富なので底値で買える
- 製品ランナップが多い
- みんな持っている
- 消耗品のランニングコストがかかる
シャープの空気清浄機を選ぶときは、型落ちモデルが圧倒的におすすめです。
理由は、モデルチェンジで中身があまり変わってないのに価格が安いからです。
例えば、人気シリーズの2020年モデル「KC-N50」と2019年モデル「KC-L50」は外観・性能は全く同じですが、大きな価格差があります。
型落ち在庫が豊富で、常に型落ちのどれかが底値なので、いつでも安値で買える点がシャープ最大の魅力です。


型番 2020年モデル | デザイン | 新旧比較記事 | 特徴を一言で | 最大風量 ()内は加湿運転時 | 空気清浄適用床面積 ()内は加湿運転時 | フィルター | フィルター交換目安 | プラズマクラスター ランク | プラズマクラスター 適用範囲 | 加湿範囲 | 最大加湿量 | 除湿範囲 (60Hz) | COCORO AIR 対応可否 | 最大運転音 ()内は加湿運転時 | サイズ | 重さ |
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KI-NP100 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | 最上級モデル | 10m³/分(8.8m³/分) | ~46畳(41畳) | 静電HEPAフィルター | 10年 | NEXT | 約23畳 | プレハブ洋室~26畳 木造和室~15.5畳 | 930mL/h | × | ◯ | 54dB(53dB) | 幅427×奥行371×高さ738mm | 約17kg |
KI-NX75 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | 業界トップクラスの加湿 | 7.5m³/分(5.1m³/分) | ~34畳(23畳) | 静電HEPAフィルター | 10年 | 25000 | 約21畳 | プレハブ洋室~24畳 木造和室~15畳 | 880mL/h | × | ◯ | 53dB(45dB) | 幅400×奥行359×高さ693mm | 約12kg |
KI-NS70 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | ハイグレードモデル | 7m³/分(5.5m³/分) | ~31畳(24畳) | 静電HEPAフィルター | 10年 | 25000 | 約19畳 | プレハブ洋室~19畳 木造和室~12畳 | 700mL/h | × | ◯ | 52dB(46dB) | 幅400×奥行339×高さ686mm | 約11kg |
KI-NS50 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | プラズマクラスターにこだわるなら | 5.1m³/分(3.6m³/分) | ~23畳(16畳) | 静電HEPAフィルター | 10年 | 25000 | 約13畳 | プレハブ洋室~17畳 木造和室~10畳 | 600mL/h | × | × | 51dB(43dB) | 幅384×奥行230×高さ619mm | 約7.9kg |
KI-NS40 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | スリム&コンパクト | 4.0m³/分(4.0m³/分) | ~18畳(18畳) | 集じん・脱臭一体型フィルター | 2年 | 25000 | 約10畳 | プレハブ洋室~12畳 木造和室~7畳 | 420mL/h | × | × | 48dB(48dB) | 幅280×奥行260×高さ622mm | 約6.7kg |
KC-N50 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | ハイコスパ定番モデル | 5.1m³/分(3.4m³/分) | ~23畳(15畳) | 静電HEPAフィルター | 10年 | 7000 | 約13畳 | プレハブ洋室~14畳 木造和室~8.5畳 | 500mL/h | × | × | 52dB(42dB) | 幅 399×奥行230×高さ613mm | 約7.5kg |
KI-ND50 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | 加湿・除湿もオールインワン | 5.1m³/分(5.1m³/分) ※除湿時:4.5m³/分 | ~21畳(21畳) ※除湿時:~19畳 | 集じん・脱臭一体型フィルター | 2年 | 25000 | 約10畳 | プレハブ洋室~11畳 木造和室~7畳 | 400mL/h | コンクリート住宅~14畳 木造住宅~7畳 | × | 54dB(54dB) ※除湿時:51dB | 幅350×奥行285×高さ656mm | 約13kg |
FU-N50 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | 加湿不要ならコスパ良くおすすめ | 5.1m³/分 | ~23畳 | 静電HEPAフィルター | 10年 | 7000 | 約14畳 | × | × | × | × | 52dB | 幅 383×奥行209×高さ540mm | 約4.9kg |
FU-NC01 | ![]() | 2021年新発売 (旧モデルなし) | シャープ史上最もコンパクト | 1.5m³/分 | ~6畳 | 集じん・脱臭一体型フィルター | 1年 | 7000 | 約6畳 | × | × | × | × | 48dB | 直径190×高さ330mm | 約2.0kg |
FU-PK50 | ![]() | - | 蚊とコバエも取れる | 5.1m³/分 | ~23畳 | 静電気HEPAフィルター | 10年 | 7000 | 約14畳 | × | × | × | × | 51dB | 幅391×奥行281×高さ540mm | 約5.9kg |
シャープが気になる方は、より詳しい特徴やシャープ製品の中での選び方など、シャープ空気清浄機を比較したまとめ記事もご覧ください。
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ダイキン
続いて、「空気で答えを出す会社」ダイキンの特徴をご紹介。
ダイキンは、もともと精密な工業用品を扱っていた空調の専業企業。その技術を家庭用に落とし込んで、空気清浄機を開発しているため、技術力に定評があります。
- 技術力に定評あり
- ストリーマ照射で本体内部で強力分解
- ランニングコスト不要
- 型落ち在庫はそれほど多くない
- 常に底値では買えない
各社イオン技術にしのぎを削っていますが、基本的に「OHラジカル」を空気中に放出し、ニオイ菌・ウイルス・花粉などの表面から水素を奪うことで働きを抑制するもの。
ダイキンは、OHラジカルの外部放出だけでなく、むしろ捉えたアレル物質などを内部で強力分解する点が魅力で、他メーカーにはない特徴と言えます。
シャープのように、常に型落ちのどれかが底値圏にあるわけではないので、時期によっては底値で買えない可能性がある点はデメリット。
シャープは常に型落ちが安くておすすめですが、ダイキンは新旧モデルのどちらが安いかは時期によります。
型番 | デザイン | 新旧比較記事 | 最大風量 | 8畳の清浄時間 | 適用床面積 | 加湿面積 | ストリーマユニット数 | フィルター | センサーの種類 | チャイルドロック | スマホ連携 | 本体サイズ | 重さ(水無し) |
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MCZ70X | 新旧モデルの違いを比較 | 7.2m3/分 | 9分 | ~32畳(~52m2) | プレハブ~18畳(~29m2) 木造~11畳(~18m2) | 2つ | TAFUフィルター | 温湿度センサー ホコリンサー PM2.5ンサー ニオインサー | ◯ | ◯ | H69×W41.5×D36cm | 23kg | |
MCK70X | 新旧モデルの違いを比較 | 7.0m3/分 | 9分 | ~31畳(~51m2) | プレハブ~18畳(~29m2) 木造~11畳(~18m2) | 2つ | TAFUフィルター | 温湿度センサー ホコリンサー PM2.5ンサー ニオインサー | ◯ | ◯ | H60×W39.5×D28.7cm | 12.5kg | |
MCK55X | 新旧モデルの違いを比較 | 5.5m3/分 | 11分 | ~25畳(~41m2) | プレハブ~14畳(~23m2) 木造~8.5畳(~14m2) | 1つ | TAFUフィルター | 温湿度センサー ホコリンサー PM2.5ンサー ニオインサー | ◯ | × | H70×W27×D27cm | 9.5kg | |
MCK40X | ![]() | ー | 4.0m3/分 | 15分 | ~19畳(~31m2) | プレハブ~11畳(~18m2) 木造~7畳(~11m2) | 1つ | HEPAフィルター | 温湿度センサー ニオインサー | ◯ | × | H70×W27×D27cm | 9.5kg |
MC55X | 新旧モデルの違いを比較 | 5.5m3/分 | 11分 | ~25畳(~41m2) | 加湿機能なし | 1つ | TAFUフィルター | ホコリンサー ニオインサー | ◯ | × | H50×W27×D27cm | 6.8kg |
ダイキンが気になる方は、より詳しいメーカーの特徴やダイキンラインナップの中での選び方など、ダイキン空気清浄機のまとめ記事もご覧ください。
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パナソニック
最後は「ナノイー」で有名なパナソニック。
コンパクトモデルから業界トップクラスの高スペック機まで取り扱い、性能と価格のバランスに優れます。
- 同クラスの中では本体薄め
- インテリアと調和する木目調デザイン有
- ランニングコスト不要
- 型落ち在庫はそれほど多くない
- 常に底値では買えない
空気清浄機は想像以上に大きく圧迫感があり、その傾向は特に上位機種に見られます。
その点、パナソニックは上位機種でも比較的薄めなものが多いほか、インテリアに馴染む木目調デザインがあったりと外観にもこだわりが見られます。
パナソニックも新旧モデルのどちらが安いかは時期によるので、新旧で機能差と価格差を比べることが重要です。
型番 2020年モデル | デザイン | 新旧比較記事 | 特徴を一言で | カラー展開 | 最大風量 ()内は加湿運転時 | 空気清浄適用床面積 ()内は加湿運転時 | フィルター | フィルター交換目安 | ナノイーランク | 加湿範囲 | 最大加湿量 | アプリ対応 | 最大運転音 ()内は加湿運転時 | サイズ | 重さ |
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F-VXT90 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | 業界トップクラスの清浄力 | 木目調(TM) ホワイト(W) | 8.7㎥/分(7.6㎥/分) | 40畳(35畳) | 清潔HEPA集じんフィルター | 10年 | 高濃度のナノイーX | 木造:15畳 プレハブ:24畳 | 870mL/h | ○ | 55dB(54dB) | 幅398×奥行287×高さ640mm | 11.7kg |
F-VXT70 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | 木目調が売りのハイクラスモデル | 木目調(TM) ホワイト(W) ブラック(K) | 6.7㎥/分(6.3㎥/分) | 31畳(29畳) | 清潔HEPA集じんフィルター | 10年 | ナノイーX | 木造:12畳 プレハブ:19畳 | 700mL/h | × | 54dB(53dB) | 幅398×奥行257×高さ640mm | 10.2kg |
F-VXT55 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | コスパ重視のエントリーモデル | ホワイト(W) ブラック(K) | 5.4㎥/分(4.9㎥/分) | 25畳(23畳) | HEPA集じんフィルター | 10年 | ナノイー | 木造:8.5畳 プレハブ:14畳 | 500mL/h | × | 53dB(51dB) | 幅360×奥行230(脚部+10)×高さ560mm | 8.3kg |
F-VXT40 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | 静音性の高い薄型モデル | シルバー(S) | 4.0㎥/分(3.7㎥/分) | 18畳(17畳) | HEPA集じん・脱臭一体型フィルター | 5年 | ナノイー | 木造:6畳 プレハブ:10畳 | 350mL/h | × | 49dB(49dB) | 幅330×奥行250×高さ590mm | 7.2kg |
F-PXT55 | ![]() | 新旧モデルの違いを比較 | 加湿が不要なら一択 | ホワイト(W) ブラック(K) | 5.5㎥/分 | 25畳 | ハイブリッド集じんフィルター | 10年 | ナノイー | 加湿機能なし | 加湿機能なし | × | 52dB | 幅300×奥行195(脚部+10)×高さ580mm | 5.8kg |
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空気清浄機の選び方
最適な空気清浄機を選ぶポイントがいくつかあります。
選び方のポイント
- 部屋の広さから選ぶ
- 価格から選ぶ
- 加湿や除湿機能で選ぶ
- デザインで選ぶ

部屋の広さから選ぶ
空気清浄機選びで失敗しないために特に重要なのは、部屋の広さより大きい適用面積のものを選ぶこと。
スペック上の「適用面積」は、空気清浄機が機能するラインと考えましょう。推奨面積ではありません。
- 15畳の部屋で10畳用 → 論外
- 15畳の部屋で15畳用 → 最低ライン
- 15畳の部屋で30畳用 → 最高
という世界です。
例えば、極端な話、6畳の部屋で30畳用のハイパワーモデルを使用するのは、お財布的には厳しくても、きれいな空気のためには最高の状況。
要は、菌や花粉が室内で蔓延する前の素早い除去が重要という理屈で、パワー(風量)が大きい=スピードが早い(広さに対応)=高性能です。

価格で選ぶ
空気清浄機は「ハイパワーが正義」とは言っても、現実的にはコスパも重要で、価格は無視できない重要ポイント。
この点、空気清浄機は、毎年のモデルチェンジで中身があまり変わらない家電なので、積極的に型落ちを狙うのが正解です。
例えば、シャープの売れ筋「KC-50」シリーズの場合、新モデルの発売時価格は約45,000円前後でしたが、型落ちは最終的に2万円を切る値段まで下がります。
しかも、両モデルの中身は全く同じなので、当然安い方がいいですよね。
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なお、家電の安い時期は後継機種の発売直前がセオリーですが、空気清浄機の場合は必ずしも当てはまりません。
メーカーごとの価格推移の特徴もあるので、空気清浄機の安い時期に関する記事もよければ参考にご覧ください。
加湿や除湿機能で選ぶ
日本では機能を詰め込んだオールインワン型が人気なので、国内メーカー機種の大半は加湿機能を搭載しています。
反対に海外メーカは、加湿や除湿などの機能があるのは少数派で、空気清浄に特化したものが多いです。
一体型は便利ですが、給水タンクのメンテナンスが増えたり、手入れを怠ると内部の不衛生に繋がるリスクもあるので、加湿器・空気清浄機一体型のデメリットも認識しておきましょう。
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【加湿器と空気清浄機】一体型の6つのデメリット
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また、加湿だけでなく、除湿機能も搭載した1台3役のマルチタイプも人気です。
加湿・除湿・空気清浄機の一体型は、さすがに業界内にも種類が少ないですが、気になる方は除加湿空気清浄機のおすすめモデルのまとめ記事も参考にご覧ください。
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デザインで選ぶ
おしゃれなデザイン家電は見ていて気分が上がりますし、独自性のある外観は所有欲を満たしてくれます。
デザインを優先した結果のスペック不足など本末転倒ですが、やはり外観も大事です。
デザイン性の高さで選ぶなら、ダイソン、バルミューダあたりが有名でしょうか。世界の老舗ブルーエアもカラーリングが可愛くて魅力的。
おしゃれなだけでなく高性能な空気清浄機を別記事にまとめたので参考にしてください。
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おすすめの空気清浄機
3つの区分に分けて各メーカーからおすすめモデルを選びました。
- 加湿空気清浄機
- 加湿機能なしの空気清浄機
- 除湿・加湿・空気清浄一体型
価格が安くなっている型落ちも含めて、総合的な視点でお得モデルを紹介します。
加湿空気清浄機
シャープ|KC-L50
おすすめ空気清浄機で絶対外せないのは、シャープの売れ筋モデル「KC-50」シリーズから、2019年モデル「KC-L50」です。
「なるべく安く、でもそれなりの性能のものが欲しい」というニーズにぴったりで、空気清浄機のエントリーモデルと呼べる一台。
プラズマクラスター搭載、適用面積もそこそこ、加湿あり、ランニングコストも不要、底値だと1万円台で買える、といいう好条件を満たし高いコスパを誇ります。
特徴
- 適用面積:~23畳(38m²)
- 加湿範囲:プレハブ洋室~14畳(23m²)/木造和室~8.5畳(14m²)
- 最大加湿量:500mL/h
- プラズマクラスター7000搭載
- プラズマクラスター範囲:約13畳(約21m²)
- HEPAフィルター搭載(10年交換不要)
シリーズ最新版は2020年モデル「KC-N50」ですが、型落ちをおすすめする理由は、最新モデルと中身が全く同じなのに安いから。
当シリーズの発売時の初値は約40,000円ですが、底値では2万円を切る値段で購入できるので、ぜひ型落ちをチェックしてみてください。
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シャープ|KI-LS70
同じくシャープから、「KI-70」シリーズの2019年モデル「KI-LS70」もおすすめです。
予算に余裕があって「もう少し空気にこだわりたい」という場合に最適なハイグレードモデル。
なお、型落ちをおすすめする理由は先程と同じで、初値70,000円前後のものが、底値では3万円台で買えるためです。
先に紹介した「KC-L50」の上位版にあたる当モデルは、グレードの高いプラズマクラスター25000を搭載するほか、クラウド上のAIと連携できる「COCORO AIR」にも対応し、ワンランク上の空気管理が可能に。
例えば、「COCORO AIR」の機能のひとつ「AI加湿サポート」では、人がいない時に自動で加湿を弱めるので、給水の手間を軽減してくれます。
特徴
- 適用面積:~31畳(51m²)
- 加湿範囲:プレハブ洋室~19畳(31m²)/木造和室~12畳(20m²)
- 最大加湿量:700mL/h
- プラズマクラスター25000搭載
- プラズマクラスター範囲:約19畳(約31m²)
- HEPAフィルター搭載(10年交換不要)
- COCORO AIR 対応
最大風量7m³/分は、ダイキンの最上位クラスと同等のパワーで、加湿力も強いのでスペック的には文句なし。
これが型落ち3万円台で購入できるとなると、相当コスパがいいと思います。
新旧モデルで、ほんの少しだけ違いがあるので、新旧比較記事も参考にしてみてください。
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ダイキン|MCK70X
ダイキンのおすすめモデルは2020年12月に発売されたハイグレードモデル「MCK70X」(ダイキンでは2021年モデルと呼んでいます)。
型落ちでなく、最新モデルを推す理由は2つ。
- 2021年モデルも発売から半年以上経過し、安くなっている
- ダイキンは製品サイクルが短いため、型落ち品が市場から消えるのが早く、在庫がないか、あっても高価格の売れ残り
スペック的にも申し分なく、リビングなどの広い部屋でも充分対応できる性能を持っています。
性能面で特徴的な点は、TAFUフィルターの搭載とツインストリーマを採用する点です。
TAFUフィルターはダイキン独自のもので、0.3μmの微細粒子を99.97%捕集するというHEPA基準はそのままに、10年後の集塵効率が従来のHEPAフィルターと比べて1.4倍と、性能の維持力に優れたフィルターのこと。
また、ストリーマ技術は、本体内部でアレル物質等を強力分解でき、他メーカーにないダイキンの強みであることは先述のとおりですが、MCK70Xはストリーマユニットを2つも搭載している点が魅力です。

特徴
- 適用面積:~31畳(51m²)
- 加湿範囲:プレハブ~18畳(~29m2)/木造~11畳(~18m2)
- 最大加湿量:650mL/h
- ツインストリーマ搭載
- TAFUフィルター搭載(10年交換不要)
- スマホ連携対応
また、シャープは加湿ONにすると、基本的にパワーが弱まる仕様ですが、ダイキンは加湿運転時もパワーが弱まらない点も特徴です。
シャープは少し特殊で常に型落ちのどれかが底値という展開が多いですが、ダイキンを底値で狙うならもう少しシビアな価格チェックが必要です。
新旧の比較記事では、価格推移も追いかけておすすめモデルを検証しているので参考にしてみてください。
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加湿機能なしの空気清浄機
ダイソン|HP04
加湿のない空気清浄機としてはダイソン「Pure Hot+Cool 」シリーズも人気です。
おすすめするのは同シリーズの2018年モデル「HP04」
空気清浄・ヒーター・送風の1台3役マルチ家電でもあり、多機能性とデザイン性で根強い人気を誇ります。
海外メーカーは定期的なフィルター交換が前提なので、ランニングコストが必要ですが、夏の送風ファンや冬のヒーターとして通年活躍することを考慮すると価値は充分です。

特徴
- 適用面積:9畳(30分)
- HEPAフィルター搭載(0.1μmの微細粒子を99.95%除去)
- フィルター交換目安は年1回推奨(1日12時間利用)
- 交換用フィルター価格は税込7,700円
ダイソン全般に言えますが、デメリットはパワーが少し弱いこと。
同一基準(日本電機工業会規格JEM1467)で、シャープの定番モデルと比較した結果を見るとよくわかります。
- HP04の30分での清浄面積:9畳
- KC-L50(シャープ)の30分での清浄面積:23畳
ただし、裏を返せばパワーの低さは静音性の高さでもあります。
また、フィルター性能がかなり高く「0.1μmの微細粒子を99.95%除去」というスペックは、シャープやダイキンより優秀です。
以上を踏まえると、リビングなどの広いスペースよりも、寝室などで静かにきっちり空気清浄させるのに向いている1台と言えます。
ヒーターと送風機能もあるので、エアコンの風が苦手な場合は、夏冬の夜には強い味方となるでしょう。
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シャープ|FU-L50
加湿の機能のない空気清浄機の定番クラスの中では、シャープのFU-L50は頭ひとつ抜けて安いです。
25畳前後を守備範囲とする同クラスは、シャープは「FU-50」、ダイキンは「MC55」、パナソニックは「F-XT55」と各社シリーズを揃えていますが、スペック的には大体横並び。
しかし、シャープは底値が他社より低く、1万円台の中~後半まで価格が落ちることがシャープを推す理由です。
他メーカーの方が少しだけパワーは強いですが、底値は頑張って3万円前後なのでコスパ的には微妙でしょう。
特徴
- 適用面積:~23畳(38m²)
- プラズマクラスター7000搭載
- プラズマクラスター範囲:約14畳(約23m²)
- HEPAフィルター搭載(10年交換不要)
一点迷うのは、先に紹介した加湿機能付きの「KC-L50」と価格差がそこまでないこと。
「KC-L50」と「KC-L50」の性能的な違いは、加湿機能の有無と外観くらいのもので、スペックに大差がないので余計に迷います。
加湿一体型は便利な反面、メンテの手間もあるので、加湿機能が本当に必要なのかよく考えてみてくださいね。
「FU-50」シリーズの発売時価格は3万円台後半というところですが、先述のとおり底値は1万円台となるので型落ちがおすすめです。
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除湿・加湿・空気清浄一体型
シャープ|KC-HD70
一台三役の除加湿空気清浄機の中でも、2021年最もおすすめできるのが、シャープ「KC-HD70」です。
発売されたのは2017年4月と古いモデルとなるため、現在シャープ公式HPに現行モデルとしての掲載はありませんが、ネット上にはまだ在庫が存在します。
「KC-HD70」が素晴らしいのは、性能もさることながら、初値が約10万円のモデルなのに今では半額ほどで買える点です。
後継機種は存在しないので型落ちではありませんが、時間の経過により大きく値引きされており、除湿もできるタイプの中では、コスト面で右に出る者がいない存在となっています。
特徴
- 適用面積:~32畳(53m²)
- 加湿範囲:プレハブ洋室~18畳(30m²)/木造和室~11畳(18m²)
- 除湿範囲:コンクリート住宅~20畳(33m²)/木造住宅~10畳(17m²)
- 最大加湿量:630mL/h
- プラズマクラスター7000搭載
- プラズマクラスター範囲:18畳(30m²)
- HEPAフィルター搭載(10年交換不要)
※除湿範囲は50Hz地域(東日本)を掲載。60Hz地域(西日本)は+3畳。
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シャープ|KI-LD50
除湿・加湿・空気清浄機の一体型で新たな選択肢を切り開いたのが、シャープから2020年4月に発売された「KI-LD50」
従来、除加湿空気清浄機といえば、各メーカー上位の大型モデルであることが一般的でしたが、部屋サイズに対して機能を持て余すこともありました。
その点、「KI-LD50」は性能的にはミドルクラスの機種なので、個室等のスペースでもちょうど良く使える点が魅力です。大型モデルに比べて低価格な点も嬉しいですね。
特徴
- 適用面積:~21畳(35m²)
- 加湿範囲:プレハブ洋室~11畳(18m²)/木造和室~7畳(11m²)
- 除湿範囲:コンクリート住宅~13畳(21m²)/木造住宅~6畳(10m²)
- 最大加湿量:400mL/h
- プラズマクラスター25000搭載
- プラズマクラスター範囲:10畳(17m²)
- 集じん・脱臭一体型フィルター(交換目安:約2年)
※除湿範囲は50Hz地域(東日本)を掲載。60Hz地域(西日本)は+1畳。
弱点は、フィルター交換目安が2年なのでランニングコストがかかることです。
フィルターは使うほど性能が落ちていくので、定期的な交換はきれいな空気のためには良いことですが、お財布的にはつらいところ。
なお、交換用フィルター(型番:FZ-G40SF)の値段は、2021年時点の公式では税込3,630円。

なお、当シリーズは2020年4月からの新シリーズのため、最新の「KI-ND50」と型落ち「KI-LD50」の2種のみです。
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