F-VC55XU、F-VXU55、F-VC55XT、F-VXT55は、パナソニック空気清浄機の加湿機能ありのスタンダードモデルです。
4つのモデルの違いを理解するためにはポイントが2つあります。
- 新旧モデルの違い
- 販路の違い
新旧モデルで分類すると次のとおり。
新モデル (2021年発売) | F-VC55XU F-VXU55 |
---|---|
旧モデル (2020年発売) | F-VC55XT F-VXT55 |
そして、販路の違いで分類すると次のとおりとなります。
家電量販店モデル | F-VC55XU F-VC55XT |
---|---|
オリジナルモデル | F-VXU55 F-VXT55 |

「発売された年」と「売っている場所」が違うだけですが、わかりにくいので見分け方のポイントも後述します。
この記事では、それぞれの性能の違いについて解説したうえで、各モデルの価格をチェックし、今お買い得なおすすめモデルを考察します。
F-VC55XU、F-VXU55、F-VC55XT、F-VXT55の違い
新旧の違いと販路の違いの2つに分けて、各モデルの型番の意味や機能差について解説します。
新旧モデルの違い
「F-VC55XUとF-VXU55」、「F-VC55XTとF-VXT55」特徴的なのは共通のアルファベッド記号。
この赤字部分が年式を表します。
- U:2021年発売モデル
- T:2020年発売モデル
肝心の機能差についてですが、2021年Uモデルと2020年Tモデルの性能的な違いはありません。
公式スペックでは、Uモデルの方にだけ「PM2.5気流」という文言があるので疑義がありますが、
PM2.5を検知した際にルーバーの上方スイングにより室内のPM2.5を集塵する気流制御は以前から搭載されています。
販路の違い
Uは2021年モデル、Tは2020年モデルというのは先に紹介したとおりですが、同じ年に2つの型番が存在しており、これが販路の違いを表します。

販路の違い
- F-VXU55 → 2021年オリジナル
- F-VXT55 → 2020年オリジナル
- F-VC55XU → 2021年量販店
- F-VC55XT → 2020年量販店
要は家電量販店で取り扱うモデルか、それ以外の小規模販売店が取り扱うモデルかを名前で分けているだけで、製品の中身は全く同じです。
流通経路を分けて管理する手法は家電ではよく見かけますが、性能差はないので価格の安い方を選ぶのが正解です。
4モデルの価格を比較
以上の内容をまとめると、新旧の違いや販路の違いはあるものの4種類とも性能差はなし。
つまり、判断基準は現時点の価格の安さが重要となってきます。
ということで、各モデルの価格をチェックしていくのですが、まずは当シリーズの過去モデルから見えてくる価格推移の傾向をサクッと見てみましょう。
- 発売時の初値:5万台の前半
- 底値:3万円台の前半
家電は発売後から底値に向けて値が落ちていきますが、この範囲の中で今どれくらい安くなっているかを知ることがポイントです。
F-VC55XU(2021家電量販店モデル)の価格
2021年9月21日発売の「F-VC55XU」の発売時価格は、安いもので52,000円前後というところ。
その後、徐々に価格が安くなり2022年2月時点では、4万円台の前半あたりを推移しています。
型落ちと比べて、価格差は縮まってきているものの、機能差がない以上、新旧の価格差が並ぶまでは選択肢としては微妙です。
F-VXU55(2021オリジナルモデル)の価格
2021年オリジナル「F-VXU55」は、先に紹介した量販店モデルよりも価格が高いことが多く微妙です。
量販店モデルとは「名前が異なる同じもの」なので、新モデルを選ぶ場合は、価格の安い方を選ぶのが正解です。

F-VC55XT(2020家電量販店モデル)の価格
2020年11月発売の型落ち量販店モデル「F-VC55XT」は、価格的に底値圏を推移する今おすすめのモデル。
2022年に入り、わずかに価格が上昇傾向にありますが、依然、最新モデルより安い状況が続きます。
在庫は薄くなってきた印象があり、カラーによって価格にバラつきが見られることもありますが、新旧の価格差が縮まるまではおすすめです。
F-VXT55(2020オリジナルモデル)の価格
最後に、2020年年発売の型落ちオリジナルモデル「F-VXT55」ですが、量販店モデルと同程度以上の価格であることが多いです。
量販店モデルより安いことは稀なので、同程度の価格のものを見つけた場合は、比較対象とするのがベストかと思います。
以上、F-VC55XU、F-VXU55、F-VC55XT、F-VXT55の違いをお届けしました。