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空気清浄機

KI-LD50の特徴・デメリット・他機種との違いを検証!最新シャープ除加湿空気清浄機は買いか?

KI-LD50

「KI-LD50」は、除湿・加湿・空気清浄がオールインワンとなったシャープの除加湿空気清浄機です。

2020年4月に新発売された「KI-LD50」は果たして「買い」なのか?

ナナ
次の4点をポイントとして検証するよ!

ポイント

  • KI-LD50の特徴
  • 他機種との性能やサイズの違い
  • KI-LD50のデメリット
  • 他機種との価格の比較

 

「KI-LD50」の特徴

「KI-LD50」の最大の特徴は1台3役で湿度をコントロールできる点にあるのですが、

そのほかにもこんな特徴があります。

  • 一体型トレーで実現したコンパクトボディ
  • プラズマクラスター25000を搭載
  • スイングルーバーによる衣類乾燥

 

一体型トレーの採用によるコンパクトな本体サイズ

一体型トレー

引用:シャープ公式

「KI-LD50」では、除湿用・加湿用の2つのタンクを一体型トレーに収納することで、コンパクトな本体サイズを実現

トレーの上段が「加湿タンク」、下段が「除湿タンク」という除加湿空気清浄機には珍しい構造で、

ほかの除加湿空気清浄機よりも一回りサイズが小さくなっています。

ハチ
あとで、ほかのメーカーの機種とも比較するよ!

 

ちなみに、加湿タンクに水が入っている状態では、除湿はできない点には注意が必要です。

例えば、主に加湿器として使用する冬場に、急ぎで除湿衣類乾燥を行いたいときは、加湿タンクの水を捨てないと除湿できません。

ナナ
同じ季節の中で除湿と加湿を併用するシーンも少ないかもしれないけど要注意!

 

プラズマクラスター25000を搭載

プラズマクラスターのグレード

引用:シャープ公式

シャープの代名詞とも言えるプラズマクラスターは、イオン濃度に比例して3つのグレードに分かれますが、KI-LD50はミドルクラスのプラズマクラスターを搭載しています。

グレードが高くなるほど、空気の汚れの浄化・消臭等の効果が高くなります。

例えば、プラズマクラスター25000は、7000と比べると、タバコの付着臭の分解・除去スピードが約1.6倍になるなど高機能となっています。

 

スイングルーバーによる衣類乾燥

スイングルーバー

引用:シャープ公式

除湿機能に加え、スイングルーバーによる送風を合わせることで効率的に衣類を乾燥させることができます。

成人1人の1日の洗濯物の量は1.5kgと言われていますが、KI-LD50なら2kgの衣類を3時間未満で乾かせるので、翌朝必要な衣類も夜のうちに乾かせます

風と一緒にプラズマクラスターを放出するので、ニオイの面でも安心です。

 

 

サイズやスペックの他機種との比較

KI-LD50の最大の特徴は、1台3役と多機能なのにスリムでコンパクトなところ。

除加湿空気清浄機は各メーカーから発売されていますが、どれもかなりの大型です。

ナナ
各メーカーの機種をスペックも合わせて比較してみよう!
型番
メーカー
サイズ(mm) 重さ 【空気清浄時】
適用床面積
【空気清浄時】
最大運転
【空気清浄時】
8畳の清浄時間
【除湿】
適用床面積(50/60Hz)
【除湿時】
最大運転
【除湿時】
8畳の清浄時間
【除湿時】
方式・除湿量・タンク容量
【加湿】
適用床面積
【加湿時】
最大運転
【加湿時】
8畳の清浄時間
【加湿時】
方式・加湿量・タンク容量
KI-LD50
KI-LD50
シャープ
高さ656×幅350×奥行285 13kg ~21畳(35m²) 風量:5.1m3/分
運転音54dB
約13分 コンクリート~13/14畳(21/23m²)
木造~6/7畳(10/11m²)
風量:4.5m3/分
運転音51dB
約15分 方式:コンプレッサー
除湿量:5.0L/日(50Hz)、5.6L/日(60Hz)
除湿タンク:約2.0L
プレハブ~11畳(18m²)
木造~7畳(11m²)
風量:5.1m3/分
運転音54dB
約13分 方式:気化方式
加湿量:400mL/h
加湿タンク:約2.0L
シャープKC-HD70
KC-HD70
シャープ
高さ687×幅405×奥行337 17.6kg ~32畳(53m²) 風量:7.0m3/分
運転音52dB
約9分 コンクリート~20/23畳(33/38m²)
木造~10/11畳(17/18m²)
風量:6.5m3/分
運転音50dB
約10分 方式:コンプレッサー
除湿量:8.0L/日(50Hz)、9.0L/日(60Hz)
除湿タンク:約3.0L
プレハブ~18畳(30m²)
木造~11畳(18m²)
風量:7.0m3/分
運転音52dB
約9分 方式:気化方式
加湿量:630mL/h
加湿タンク:約3.0L
ダイキンMCZ70W
MCZ70W
ダイキン
高さ690×幅415×奥行360 23kg ~31畳(~51m2) 風量:7.0m3/分
運転音54dB
約9分 鉄筋~20/23畳(~33/38m2)
プレハブ~15/17畳(~25/29m2)
木造~10/11畳(~17/19m2)
風量:4.3m3/分
運転音44dB
約15分 方式:コンプレッサー
除湿量:8.0L/日(50Hz)、9.0L/日(60Hz)
除湿タンク:約3.0L
プレハブ~18畳(~29m2)
木造~11畳(~18m2)
風量:7.0m3/分
運転音54dB
約9分 方式:気化方式
加湿量:650mL/h
加湿タンク:約3.0L
日立EP-LV1000
EP-LV1000
日立
高さ648×幅398×奥行293 16kg ~31畳(51m2) 風量:7.2m3/分
運転音52dB
約9分 鉄筋~16畳(26m2
プレハブ~12畳(20m2)
木造~8畳(13m2)
風量:6.7m3/分
運転音51dB
約11分 方式:デシカント式
除湿量:6.5L/日
除湿タンク:約3.0L
プレハブ~14畳(23m2)
木造~8.5畳(14m2)
風量:6.7m3/分
運転音51dB
約11分 方式:気化方式
加湿量:540mL/h
加湿タンク:約3.0L

除加湿空気清浄機の難点はサイズにありますが、「KI-LD50」は上記の2020年現行機種と比較しても、最も小さいサイズです。

 

「KI-LD50」のデメリット

「KI-LD50」の特徴・利点であるスリムコンパクトは、裏返せばデメリットとなる可能性があるので注意が必要です。

ナナ
除加湿空気清浄機が大きいのには理由があるんだ!

サイズが大きい理由

除湿用と加湿用の2つのタンクを内蔵しているため大きくなりがち。

【除湿タンク】
除湿により集めた空気中の水分を貯めておくタンク。いっぱいになったら捨てる必要がある。

【加湿タンク】
加湿するための水を貯めておくタンク。空になると加湿できない。

除湿と加湿に同じタンクを使用すると、衛生上問題があるのでタンクは2つに分かれています。

本体サイズが小さいということは、一般的に内蔵されている両タンクのサイズも小さいのです。

つまり、

  • 除湿で溜まった水を捨てる
  • 加湿のために給水をする

この2つの作業頻度が多くなる点がデメリットとなります。

先程の比較表を見てみると、両タンクの容量は

  • 「KI-LD50」が2リットル
  • ほかの3機種は3リットル

となっており、この差が給排水の作業頻度の違いを生むことになります。

とはいえ、2Lもそれなりの容量なので、そこまで手間となるものではないですが、相対的に見ると給排水の作業頻度は高くなるといえるでしょう。

ナナ
なるほど!でも実際にどのくらい給排水の手間がかかるの?
仕様の数値から作業頻度のイメージを確認してみよう!
ハチ

 

給排水の頻度のイメージは?

最大風量で加湿したときの加湿量は400mL/hなので、単純計算で加湿は5時間もつ計算(環境にもよります)。

最大風量でずっと運転することは通常考えられないこと、給水はそもそも衛生的な観点から毎日の水交換が推奨されていることを考えると許容範囲でしょうか。

一方の除湿は、一日稼働させると5L程度の水が貯まる仕様。単純計算では、約10時間の除湿で2Lタンクが満杯になります。

私の経験上、夏場に3時間の除湿で衣類乾燥を行うと、少なくとも600mL程度は水が貯まる印象(湿度などの環境によりますが)なので、だいたい合ってるかと思います。

環境やエアコンの稼働状況にもよりますが、イメージとしては、冬の乾燥時期は毎日給水、梅雨のジメジメした時期は、2日に一回程度は排水を覚悟した方が良さそうです。

 

これまでにない価格の安さが魅力

除湿・加湿機能のある空気清浄機は、各メーカーの最上位モデルのみというのが基本でした。

最上位モデルなので空気清浄機として高スペックな反面、高い価格がネックとなっていました。

その点「KI-LD50」は、空気清浄機としてのスペックはミドルクラスというところですが、そのぶん価格にメリットがあります。

ナナ
ほかの機種と発売当初の価格を比較してみたよ!
型番
メーカー
発売当初の価格 発売時期
KI-LD50
KI-LD50
シャープ
約70,000円 2020年 4月
シャープKC-HD70
KC-HD70
シャープ
約100,000円 2017年4月
ダイキンMCZ70W
MCZ70W
ダイキン
140,000円 2019年11月
日立EP-LV1000
EP-LV1000
日立
90,000円 2015年10月
ハチ
発売時の価格を比較してみると、「KI-LD50」が一番安いね!

ただし、家電は発売後にどんどん価格が低下していくのが一般的なので、タイミングにもよりますが、発売から時間が経過している方が大きく値下げされていることがあります。

実際に、同じシャープで高スペックの「KC-HD70」は、2022年の年始時点では発売時価格の半額以下となっています。

 

ちなみに、こちらの記事の中でも紹介していますが、「KI-LD50」を除く3機種の中では「KC-HD70」が一番おすすめです。

除加湿空気清浄機
【1台3役】除湿と加湿ができる空気清浄機!デメリットや2023年おすすめ4モデルを紹介

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まとめ

まとめ

  • KI-LD50の特徴は、今までにない「ミドルクラス性能&コンパクト」
  • デメリットは他機種と比較してタンク容量が少し小さい
  • 他機種より元価格が安い

 

以上、シャープ除加湿空気清浄機「KI-LD50」の特徴や他機種との比較でした。

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