【ダイソンHP04とHP00の違い】空気清浄×扇風機×ヒーター1台3役モデルの新旧比較

ダイソン「HP04」と「HP00」は空気清浄×扇風機×ヒータの1台3役シリーズ「Pure Hot + Cool」のモデル。

両モデルとも年をまたいで新色が発売されているので、何年モデルか分かりにくいですが、最初の発売は2017年と2018年のモデルです。

 

新色発売の歴史は次表のとおりですが、性能的には同じなので、この記事ではそれぞれ「HP04」と「HP00」と呼びます。

 

そんな「HP04」と「HP00」ですが、両モデルの違いはどこにあるのでしょうか。

結論をサクッと表にまとめてみました。

以上が主な機能の違いですが、ほかにも外観や空気清浄力など基本スペック部分でも両モデルには違いが見られます。

基本的には「HP04」の方が高性能ですが、価格的には「HP00」にアドバンテージがあります。

この記事では、違いの詳細を解説したうえで、価格の違いにも触れて、両モデルを比較検証します。

 

 

「HP00」と「HP04」の機能の違い

まずは、両モデルの機能的な違いから。冒頭にも書いたように主な機能の違いは次の6つ。

 

LCDディスプレイ

LCDディスプレイは、「HP04」のみに搭載されているモニター画面のこと。

空気清浄機は効果が見えにくい家電ですが、LCDディスプレイが部屋の空気の状態を可視化してくれます。

 

 

ダイソンのフィルターは1日12時間使用で1年が交換目安となっていますが、定期交換は忘れがちですが、交換時期もディスプライから分かるので替え忘れがない点もメリットです。

 

ダイソンリンクアプリ

「HP04」のみ専用アプリに対応しています。

 

オートモード

「HP04」のみに搭載されるオートモードは、「空気質の目標値」に合わせて自動で効率的な運転を行うモード。

内蔵センサーが、空気質を判断して風量調整してくれるので、空気の汚れを検知するとパワーが上がり、空気室が改善されるとパワーを弱めます。

運転を丸投げできるので、細かな設定がめんどくさいと感じる方にはおすすめな機能です。

 

ナイトモード

「HP04」のみに搭載される「ナイトモード」は、睡眠の邪魔をしないように、風量調整により運転音を下げたり、モニターを消灯する運転モードです。

ダイソンの空気清浄機は実はそんなにパワーが強くないので、個人的には広いリビングよりも寝室用に向いていると思うのですが、就寝時にはありがたいモードですね。

ただし、そもそも「HP00」には先に紹介した大きな「LCDディスプレイ」がないので、個人差はあるでしょうが、まぶしくて寝れないということもないのかなと。

「HP00」にも本体下部に簡易的なディスプレイがあるものの、冷風時に青ライト、温風時に赤ライトが点灯するほか、風量の数値が表示される程度ですが、明かりが少しでも気になる方は要注意ですね。

 

ディフューズモード

「HP04」のみに搭載される「ディフューズモード」は、空気清浄時に本体から吐き出す風を後方に流す機能のこと。

清浄した空気が前方に送風されると、秋冬はちょっと肌寒いと感じるので、地味に嬉しいポイントですね。

以前から口コミ等で要望があって、「HP04」できっちり対応してきた待望のモードとも言えます。

 

ジェットフォーカステクノロジー

最後は「HP00」のみに搭載されている「ジェットフォーカステクノロジー」の紹介です。

「ジェットフォーカステクノロジー」は、暖めたい場所に素早く温風を送るための技術。

1点集中で風を送る「フォーカスモード」と、広範囲を送る「ワイドモード」があり、涼風でも使用できるため、部屋の空気を循環させるサーキュレーター代わりにもなります。

エアコンと併用することで、さらに効率よく空気を循環させることが可能です。

 

「HP04」と「HP00」の外観・運転音・電気代の違い

ここまで機能的な違いを紹介してきましたが、続いて、スペック的な違いとして次の3点について両モデルを比較してみましょう。

 

外観や基本スペックを比較

まずはデザインから。上の写真は「HP04（左）」と「HP00（右）」の外観です。

シルエットは「HP04」がスッキリしたIラインで、「HP00」は安定的なAラインとなっています。

 

写真からでは伝わりにくい基本スペック部分も見ておきましょう。

「HP00」は、スマホ1台分ほど高さが小さいので重量が1.8kgも軽く、部屋の掃除などで少し動かしたいときには便利です。

 

空気清浄力に関しては「HP04」の方が優れます。

30分での清浄力は、日本電機工業会規格（JEM1467）に基づいたもので、国内メーカーと性能を比べる時はこの数値で比較してみてください。

 

運転音を比較

「風量を上げると運転音が気になる…」という口コミも見られるダイソンの扇風機ですが、両モデルの運転音を比較してみましょう。

以下はファンモードにした時の風量最小と最大時の騒音レベルの比較です。

目安として例を挙げると、40dbで図書館や深夜の市街地の音、50dbで家庭用エアコンの室外機の音と例えられます。

「HP04」は「HP00」よりも清浄力が高い（パワーが強い）こともあるのでしょうが、静音性は「HP00」よりも低くなっています。

 

電気代を比較

ダイソンの「Pure Hot + Cool」で、圧倒的に電気代がかかるのはヒーター使用時です。

仮に1kWhあたり25円で計算すると、「HP04（1400W）」の電気代は1日3時間利用で105円、1ヶ月使えば3,255円。

対する「HP00（1200W）」の電気代は1日3時間利用で90円、1ヶ月使えば2,790円が目安。

両モデルの差額は450円/月ほどで、冬場のみの使用と考えると、年間で2,000円前後の違いでしょうか。

 

ただし、消費電力が高いということは温める力も強いということです。

ヒーター対応面積のスペック（断熱材あり）を比較してみると、電気代の高い「HP04」の方が、部屋を温める効果も高いことが伺えます。

 

「HP04」と「HP00」の価格の違い

最後に価格の比較です。性能的に大きなアドバンテージのある「HP04」ですが、価格は上昇傾向にあり、適正価格の在庫をほとんど見かけなくなりました。

公式からも消えており、楽天等の各ECサイトでも在庫がもしあっても不当に高額なものであることが多く、選択肢としては微妙です。

 

対する「HP00」も古い型のため在庫は多くありませんが、2022年11月時点では、安いもので4万円台のものを見かけます。

「HP04」と比べて価格が圧倒的に安いことを考えると、個人的には「HP00」をおすすめとしています。

 

HP03も選択肢

上述のとおり「HP04」は価格面で選択肢外ですが、「HP04」の型落ちとなる「HP03」は比較的まだ低価格をキープしています。

「HP03」は、「HP00」にオートモード、ナイトモード、アプリ対応機能を加えた機種。

性能を順番付けると、「HP04 ＞ HP03 ＞ HP00」という関係です。

【ダイソンHP03とHP00の違い】空気清浄×扇風機×ヒーター1台3役モデルの新旧比較

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そのほか、1台3役HPシリーズ最新作の比較記事もあるので、興味があれば参考にどうぞ。

【ダイソンHP07とHP04の違い】空気清浄×ファン×ヒーター1台3役モデルの新旧比較

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以上、「HP04」と「HP00」の違いをお届けしました。