「FU-R50・FU-P50・FU-N50」は、すべて加湿機能を持たないシャープ空気清浄機のエントリーモデルの型番。
各モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- FU-R50:2022年9月発売
- FU-P50:2021年9月発売
- FU-N50:2020年9月発売
さっそく結論ですが、タイトルにもあるとおり各モデルに機能的な違いはありません。
当シリーズは毎年秋頃に新モデルがリリースされますが、ここ数年間は外観・機能・スペック等の変更はありません。

当記事では、シリーズの特徴を簡単に紹介したうえで、各モデルの現時点の価格を比較し、今どのモデルがおすすめか検討します。
新旧モデル共通の特徴
まずは、当シリーズの特徴を把握するために、各モデル共通の機能をサクッと紹介します。

- プラズマクラスター7000搭載(花粉などアレル物質を抑制)
- スピード循環気流(遠くのホコリも素早く集める)
- HEPAフィルター搭載(0.3µmの粒子を99.97%以上捕集)
- パワフル吸じん運転(プラズマクラスターを集中的に放出しつつ強力集塵する機能)
- パネルを外さず掃除可能(プレフィルターのホコリはパネルを外さず掃除機で吸える)
- フィルター10年交換不要(HEPA・脱臭フィルターの2点)
- 加湿機能はなし
なお、フィルターはHEPA規格(0.3µmの粒子を99.97%以上捕集)を満たすだけでなく、0.1µmの粒子も99%以上捕集(シャープ自社調べ)する性能を持っているようです。
また、「FU-R50・FU-P50・FU-N50」の基本スペックは次のとおりで全モデル共通です。
プラズマクラスター 適用床面積 | 約14畳(約23m²) |
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空気清浄 適用床面積 | ~23畳(38m²) |
清浄時間 | 8畳 / 12分 |
空気清浄風量 | 強5.1m³/分 中2.9m³/分 静音1.0m³/分 |
運転音 | 強52dB 中40dB 静音21dB |
電気代(1h) | 強1.3円 中0.35円 静音0.07円 |
本体カラー | 白色 |
サイズ (幅×奥行×高さ) | 383×209×540mm |
重さ | 4.9kg |
FU-R50・FU-P50・FU-N50の価格を比較
先述のとおり「FU-R50・FU-P50・FU-N50」の機能的な違いはないので、選ぶ際に重要なのは価格です。
各モデルの価格を個別にチェックする前に、当シリーズの価格推移の傾向をサクッと確認しておきましょう。
- 発売時の初値:3万円台
- 底値:1万円台
コロナ禍以降は、1万円台の中盤あたりが大底となることが多いので、2万円を切ってくると底値圏に入ってきたという感じでしょうか。

FU-R50の価格
2022年9月発売の新モデル「FU-R50」の発売時価格は、バラツキがあるものの安いもので3万円台の中盤~後半あたりでした。
旧モデルと比べて性能に違いがない以上、高価格のうちに手を出す理由はないでしょう。
過去モデルを参考にすると、発売から約1年で2万円前後、1年半で底値圏となる1万円台の中盤あたりに到達しそうです。
当分は選択肢から外すのが無難でしょう。

FU-P50の価格
2021年9月発売の旧モデル「FU-P50」は、いま価格的におすすめのモデルです。
2023年1月時点では、1万円台の後半まで価格が下がっており、底値圏へ入ってきた感があります。
発売時価格の半値に迫る勢いで、コスパは相当高くなってきました。
FU-N50の価格
2020年9月発売の旧モデル「FU-N50」は、こちらも低価格を維持しているモデルです。
2022年以降は1万円台の中盤~後半あたりを推移しており、2023年1月時点では、先に紹介した後継の「FU-P50」と同程度の価格帯となっています。
先述のとおり、新旧の機能差はないので、価格を比較してみて安いモデルを選んでみてください。
なお、もう1年古い型番「FU-L50 」については、2021年末頃までは底値圏を推移しておりおすすめでしたが、その後、価格は上昇傾向。
当モデル「FU-N50」よりも価格が高くなってしまったので当記事では除外しています。
ちなみに、市場の在庫減少ともに最後に価格が上昇する理由は「生産が止まった(=入荷されない)状態で、安いものから売れていくから」です。

結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは2021年モデル「FU-P50」です。
理由は先述のとおり、新旧の機能差がない中で価格が安いため。
さらに古い2020年モデル「FU-N50」とは価格が競ることが多いので、一応比較してみるのがおすすめです。
現時点のおすすめモデル
まだまだ安い2020年モデル
以上、「FU-R50・FU-P50・FU-N50」の違いを解説しました。