「DMR-2X202」と「DMR-2X200」は、両方ともパナソニックの4Kチューナー内蔵型レコーダーで、発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- DMR-2X202:2022年5月発売
- DMR-2X200:2020年3月発売
当シリーズの2021年モデルの発売はなかったので、約2年ぶりのモデルチェンジとなりました。
さっそく結論ですが、新モデル「DMR-2X202」で変わった点は以下の5つです。
新旧の違い
- 「おすすめ録画一覧」へ進化
- 「AIおすすめ」を搭載
- 「次エピソード自動再生」を搭載
- 「プレビューサーチ」を搭載
- 「録画一覧の見やすさ」が進化
当記事では、これら新旧6つの機能差について解説。
さらに、両モデルの現時点の価格を比較し、機能差と価格差の2つの視点で、今どっちがおすすめなのか家電アドバイザーの目線で比較します。
DMR-2X202とDMR-2X200の違い
はじめに書いたとおり、「DMR-2X202」と「DMR-2X200」の違いは次の5つがポイントとなります。
- おすすめ録画一覧
- AIおすすめ
- 次エピソード自動再生
- プレビューサーチ
- 録画一覧の見やすさ
「おすすめ録画一覧」への進化
新モデル「DMR-2X202」では、従来の番組リスト機能(ジャンル・お気に入り・アーティスト関連番組などを自動で整理して表示)が「おすすめ録画一覧」として進化しています。
従来のジャンル別表示などに加えて、再生履歴や全国のユーザーの人気ランキングも加味し、おすすめの未視聴番組を表示できるようになりました。
あわせてリモコンボタンの名称も「新着番組」から「おすすめ録画一覧」に変更されています。
引用:パナソニック公式
「AIおすすめ」機能を新搭載
「DMR-2X202」では、「AIおすすめ」機能を新搭載しました。
「AIおすすめ」機能とは、再生履歴などから自分の好みをAIが分析してくれる機能。
当シリーズ「全自動ディーガ」は、自動で各チャンネルの全番組を勝手に録画してくれる点が魅力ですが、録画番組の中からAIがおすすめ番組を見つけてくれるので、今まで見たことがなかった好みの番組に出会う機会が増えます。
また、人気番組などもAIがおすすめしてくれるので、トレンド把握にも役立ちます。
「次エピソード自動再生」機能を搭載
「DMR-2X202」では、「次エピソード自動再生」機能を新たに搭載しました。
「次エピソード自動再生」機能とは、ドラマなどのシリーズ番組で、各話の終了時に自動で次の話を再生してくれる機能。
続き動画が見つからないと地味にストレスですが、そんなストレスから開放してくれるので、ドラマやアニメなど、毎週放送されるシリーズ番組をみる方におすすめの機能です。
「プレビューサーチ機能」を搭載
「DMR-2X202」では、「プレビューサーチ」機能を新たに搭載しました。
「プレビューサーチ」とは、1分枚に作成されるサムネイルから見たいシーンを選ぶだけで、その場面から再生できる機能。
リモコンの十字キーと決定ボタンだけの簡単操作で、見たいシーンを効率よく画像から探して再生できます。
「プレビューサーチ」は、視たいシーンが予め決まっている場合に活躍します。
- スポーツの決定的シーン
- 音楽番組の好きなアーティストの出演シーン
など、特定シーンを簡単に探せるので、忙しくて時間がなく、なかなか番組を全部視ることができない方におすすめです。
「録画一覧の見やすさ」が進化
「DMR-2X202」では、録画した番組を探す際の一覧画面の見やすさが向上しました。
具体的には次の2画面がリニューアル。
- チャンネル録画一覧(テレビ番組表形式で表示)
- 録画一覧(リスト形式で表示)
例えば「チャンネル録画一覧」では、1時間枠内に表示される番組数が増加し、情報量が増えました。
DMR-2X202 | DMR-2X200 | |
---|---|---|
1時間枠内に 表示できる番組数 | 4番組 | 2番組 |
また「録画一覧」画面では、こちらも表示領域や情報量が拡大され、より見やすくなっています。
DMR-2X202 | DMR-2X200 | |
---|---|---|
表示可能番組数 | 12番組 | 9番組 |
表示可能文字数 | 1番組あたり40文字 | 1番組あたり20文字 |
表示可能タブ数 | 最大14タブ | 最大10タブ |
新旧モデル共通の特徴
ここまで「DMR-2X202」と「DMR-2X200」の主な違いを紹介してきましたが、両製品の共通機能も簡単に紹介します。
- ハイビジョン放送6チャンネルを最大約16日間まるごと自動録画
- 通常録画は3番組同時録画まで可能
- 2TBのハードディスク内蔵
- 外付けハードディスク録画
- スマホからの録画予約や視聴(無料アプリ利用)
- スマホで撮影した写真・動画を保存
- 無線LAN内蔵
- HDMI出力端子1系統
上記のなかで最も特徴的なのは、ハイビジョン放送を最大6チャンネル・約16日間分の自動録画できるところ。
テレビ番組のチャンネルをまるごと自動で録画し、テレビやスマホから好きな時にいつでも番組を再生可能。録画操作から開放され、番組の録り逃しがなくなるほか、古い録画番組を消去する手間も省けます。
当シリーズでは、2TBのハードディスクを内蔵し、ハイビジョン放送を最大6チャンネル・約16日間分の自動録画が可能です。
上位モデルではハードディスク容量(録画可能日数などに影響)が大きいほか、全自動録画が可能なチャンネル数などに違いがあります。
DMR-2X202とDMR-2X200の価格を比較
以上が「DMR-2X202」と「DMR-2X200」の機能の違いとなります。
ここからは現時点の各モデルの価格をチェックしてみましょう。
DMR-2X202の価格
2022年5月発売の新モデル「DMR-2X202」の初値は、6万円台の後半というところ。
「DMR-2X202」は、これまで解説してきたとおり、旧モデルより機能的なアドバンテージがあります。
気になるのは新旧の価格差ですが、2022年5月時点の「DMR-2X202」と「DMR-2X200」の価格差はそこまで大きくありません。
上位モデルの発売時の新旧の価格差は数万円にもなりますが、当シリーズの価格差は新モデル発売時点で大きくて1万円程度なので、この程度であれば新モデルも充分に選択肢となるかなと個人的には思います。
DMR-2X200の価格
2020年3月発売の旧モデル「DMR-2X200」の価格は、新モデル発売直前で6万円台のものを見かけることが多いです。
先述のとおり、新モデルとの価格差は大きくありません。
価格は日々変動するので、今後の価格差は要注意ですが、現状が続くのであれば旧モデルの価格優位性はそこまで大きくない印象。
価格に徹底的にこだわる場合はありですが、そうでなければ新モデルを検討してみてもよいかもしれません。
結論|現時点のおすすめは?
結論としては、現時点のおすすめは新モデル「DMR-2X202」
理由は2つで、機能的に優れていることと、価格差があまりないことですね。
今のおすすめモデル
以上、全自動ディーガ「DMR-2X202」と「DMR-2X200」の違いを解説しました。