この記事でわかること
- チャージスポットの特徴や費用
- 口コミ
- 設置店舗について
- 利用方法(写真付き)
- トラブル体験談
今回紹介するのは、モバイルバッテリーのシェアサービスです。
みなさんは外出中にスマホのバッテリーが切れかけて、あせった経験ありませんか?
充電器を持っていれば、コンセントが使えるカフェに寄ることもできますが、時間がなく移動したいときには困りもの。
そんなときに役立つのが、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「チャージスポット」です。
ポケモンGOとの提携でも話題になった、噂のサービスを実際に利用してみました。
チャージスポットとは?なにが便利なの?
チャージスポットとは、株式会社INFORICHが2018年4月から提供しているサービスで、外出先でモバイルバッテリーをシェアできるサービスのこと。
キーワードは「どこでも借りられて、どこでも返せる」
2018年に日本に初上陸した新しいシェアリングサービスで、2019年11月時点で国内における設置台数シェア96%を誇ります。
チャージスポットの特徴
- 移動しながら充電できる
- 料金が安い
- アプリで手軽に利用できる
チャージスポットが便利な点は、借りた場所と違うところに返せることです。
安い料金で、移動しながらスマートに充電でき、しかも手軽に利用できる点が、これだけ普及してきたポイントでしょう。
チャージスポットの使い方
今回は、JR大阪駅の近くでチャージスポットを利用してみました。
アプリをインストール
写真左が登録画面。
step
1アプリをダウンロード
step
2電話番号を入力してSMS認証ボタンを押す
step
3送られてくる認証コードを入力して登録
これで登録完了です。
写真では、借りる前にデポジットが必要ですと表示されていますが、デポジットは2019年1月に廃止されているので、現在はデポジット不要の完全後払いです。
あとは、QRコードの読み込みがあるので、スマホの設定画面でアプリがカメラを使えるようにしておきます。
普段制限をかけている人は注意しましょう。
これで準備完了。
近くのレンタルスポットを探す
まずは、モバイルバッテリーを貸し出しできる場所を探します。
アプリのマップ上に対象店舗のピンアイコンが表示されます。
水色ピンは貸し出し可能で、灰色ピンは貸し出し不可です。
ピンを選択すると、貸出可能数、返却可能数、店舗の営業時間などの詳細情報が見れます。
店舗までのナビを開始することも可能です。
また、マップ上部の「近くのChargeSPOTを探す」というボタンを押すと、現在地からの距離順で対象店舗を表示してくれます。
モバイルバッテリーを借りる
店舗に行くと、モバイルバッテリーが入っている端末があります。
レジ横にあったり、店頭にあったり様々です。
端末にQRコードがあるので、アプリの中のQRリーダーで読み込むと、モバイルバッテリーが1台飛び出します。
そのまま、すぐに持ち出し可能なので、1分かからずモバイルバッテリーを受け取ることができます。
スマホに対応コードを差し込んだあと、モバイルバッテリーの電源ボタンを押し忘れないよう注意しましょう。せっかく借りたのに充電できてなかったら悲しすぎますね。
モバイルバッテリーを受け取ると、右下の写真のように、借りた時間と現時点での金額が表示されます。
モバイルバッテリーを返す
返却店舗の検索は借りるときと同じで、マップで探すか、現在地から近いところを探します。
返却方法は上の写真に書いてあるようにステップ1~3を行うのですが、要するに機械の空きスロットルにモバイルバッテリーを入れるだけ。
不明な点については、サポートへの電話(10時~18時)やメールでの問い合わせがアプリ内から可能です。
よくある質問などもアプリ内で確認できます。
公式アプリの代わりにラインアプリでも使える
チャージスポットの使い方は上記のとおりですが、2019年6月から「LINE版ChargeSPOT」が開始されたため、公式アプリをインストールしなくても、ラインアカウントで利用することが可能です。
基本的に、公式アプリを利用する場合と手順は同じです。
ラインの友達追加で「ChargeSPOT」LINE公式アカウントと友達になることで利用可能となります。
チャージスポットの利用料金
2019年12月3日から利用料は、次のとおりとなります。
1時間未満 | 150円(税抜) |
---|---|
1時間以上~48時間未満 | 300円(税抜) |
48時間以上~72時間未満 | 450円(税抜) |
72時間以上~96時間未満 | 600円(税抜) |
96時間以上~120時間未満 | 750円(税抜) |
120時間以上~144時間未満 | 900円(税抜) |
144時間以上~168時間未満 | 1,050円(税抜) |
返却せずに168時間以上たってしまうと、1,050円の利用料+1,230円の違約金が必要となり、モバイルバッテリーは買取扱いとなります。
つまり、普通のモバイルバッテリーとして使用できるので、返却できなくてもモバイルバッテリーを購入したと思えば丸損ではありません。
といっても、もったいないので、なんとしても返却することをおすすめします。
料金体系の変更について
また、サービス開始当初は、バッテリーが返却されなかったときの保証金として、デポジットが前金として必要でしたが、2019年1月25日からデポジットが廃止され、前金不要の後払いになりました。
モバイルバッテリーのスペック
対応ケーブル
- TYPE C
- ライトニング
- MICRO USB
3種類のケーブルがあるので、スマホやゲーム機など、ほぼ全てのモバイル端末に対応可能です。
バッテリー容量は5,000mAh。
なお、複数ケーブルで同時充電はできません。
出力は5V×2A、私はiPhone8ユーザーですが、電池残量5%から50%程度まで回復するのに約30分でした。
充電スピードも問題なく、1時間の利用だけでも緊急事態を脱することができるでしょう。
チャージスポットのSNSでの口コミ
チャージスポットに関する意見をご紹介します。便利だという意見が多いですが、「48時間を超えると買い上げはきつい」、「電池が切れてしまうとアプリが使えない」という問題点を指摘する意見もありました。
ポケモンのイベント中は夫婦共バッテリー切れ。初めて使ったアプリ、チャージスポットから借りたバッテリーで充電しながら、串カツ田中で休憩中。これ、便利だわ。 pic.twitter.com/j5Ld7KPgDH
— 悪い猫(つぶ隊/サファイア) (@arareisi) February 23, 2019
テレビ見てるけど、「チャージスポット」っていうモバイルバッテリー貸出サービス、万一の時は便利そうだな。バッテリーごと貸し出してくれるからその場にとどまらなくても充電できるし、料金も10分100円のサービスよりは安いし。
— しろくま (@pika_sirokuma) February 19, 2019
割とマジでチャージスポットは主要空港と新幹線停車駅に置いてくれれば神サービスだと思う。
— 地鶏の長男 (@C6gR6Xwf) February 16, 2019
モバイルバッテリーのチャージスポットが中野マルイにできたらしい。デポジット別で1時間100円で借りれるみたい。いざと言うときの為に覚えておくといいかも!でも完全にバッテリー切れると契約できないという決定的な課題があるな・・・。 https://t.co/eIDcg3M5HZ
— azusan (@umi_wakame) December 23, 2018
チャージスポットの設置店がどんどん増えている
サービス開始時は東京限定で展開されていましたが、最近は全国でも少しづつ利用できる場所が増えてきました。
この記事を初めて書いたのが2019年1月ですが、その後、都市部を中心に利用範囲をどんどん拡大中で、2019年11月時点で国内での設置数は業界NO1、96%のシェアを誇っています。
ポケモンGOの公式パートナー提携があったほか、タクシー会社との提携協議も進めているようで、設置店舗増加にかなり意欲的です。
2019年の夏以降は、関東、関西、名古屋、博多以外の地方都市でも、レンタルスポットが急増しました。
関東の設置店の状況
こちらの写真は関東圏の設置店の状況。
東京駅(左上)、新宿(右上)、渋谷(左下)、横浜(右下)
主に東京ですが、関東圏の設置店舗数は圧倒的に多いです。
これだけ普及していると、キーワードどおり「どこでも借りられて、どこでも返せる」が実現できるでしょう。
関西の設置店の状況
こちらの写真は関西圏の設置店の状況。
梅田(左上)、なんば(右上)、神戸(左下)、京都(右下)
やはり関東圏に比べると設置店舗数は劣ります。
しかし、この記事を執筆した2019年1月から店舗数が急増しています。
当初、大阪ではコクミンドラッグ、メガネスーパー、イオンモバイル の3つが主な利用店舗でした。
駅周辺にたくさん展開しているコクミンドラッグが店舗数をカバーしている状況でしたが、飲食店などを中心に普及してきており、利用範囲が拡大しています。
また、チャージスポットは神戸市とも提携しており、市役所や区役所、図書館などの公共施設に設置されているのも面白い試みです。
神戸と京都はこれからもっと普及して欲しい所ですが、これだけあれば既に「大阪で借りて、移動時に充電し、京都で返す」なんていうことも可能でしょう。
名古屋の設置店の状況
こちらの写真は名古屋の設置店の状況。
新幹線が止まる名古屋駅周辺は以意外とありませんが、伏見や栄といった中心部には設置店舗がたくさんあります。
博多の設置店の状況
最後は博多の設置店の状況です。
天神(上)、 博多駅(下)
繁華街の設置店が多いですね。新幹線が止まる博多駅周辺にも設置店が多いです。
トラブル発生!返却したのに時間カウントが止まらない
私が実際に利用した際のトラブル体験談です。
バッテリーをレンタルし、1時間40分利用した後に、借りた所とは別のドラッグストアへ返却しました。
ドラッグストアの営業終了は21時。
10分前になんとか滑り込みで返却でき、ホッとしていたのもつかの間、
「ん...?レンタルの時間カウント増えてませんか?」
なんと、返却したにも関わらず「借りた時間」のカウントが止まらないアクシデントが発生。
よくある質問で「止まるまでに10秒~30秒タイムラグがあるよ」的なことが書いてあったので、5分待ちましたが止まる気配は一向になし。
ドラッグストアからチャージスポットへ電話で確認してくれましたが、
「サポート時間外なので、また担当から連絡を入れます」
との返答、仕方なく少しヤキモキしながら帰宅していると、意外と早くサポート担当から電話が。
「通信状況が悪く返却処理ができていなかったことが原因」ということで、謝罪をいただき向こうで処理をしてもらいました。
店舗からの連絡が21時で、サポートからの折り返しが21時20分ほど、サポート時間外なので翌日だろうと決め込んでいたので思いのほか早く驚きました。
サービス内容の質という点において若干の不安は覚えましたが、料金も100円(今は150円ですが昔は100円)にサービスしてくれたようで、会社のトラブル対応については不満は残りませんでした。
レンタルスポットが地下だったからかもしれませんが、だとしてもサービス的には問題なので改善に期待です。
最後に注意点
対象店舗の営業時間を過ぎるとモバイルバッテリーを返せません。
飲食店以外は、9、10時~21時くらいの営業時間の店舗が多いので要注意です。
居酒屋などの設置店舗は、深夜まで利用可能なところもありますが、わざわざ行くのも時間の無駄なので、夜間のご利用は計画的に。
以上、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「チャージスポット」を大阪で利用してみた感想でした。
気になった方はぜひ利用してみてください。
チャージスポットの公式サイトからアプリのダウンロードも可能です。