「MC-SB33J」と「MC-SB32J」は、両方ともパナソニックのコードレススティック掃除機「パワーコードレス」のエントリーモデル。
両モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- MC-SB33J:2022年11月発売
- MC-SB32J:2021年10月発売
さっそく結論ですが、新モデルで変更があったのは主に次の4点。
新モデルの変更点
- ノズル裏面のローラー配置の変更
- ハンドル形状の見直し
- コンパクトかつ軽量に
- カラー展開の変更
当記事では、上に挙げた4つの違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
MC-SB33JとMC-SB32Jの違い
はじめに書いたとおり「MC-SB33J」と「MC-SB32J」の主な違いは次の4つです。
- ローラー配置
- ハンドル形状
- サイズと重さ
- 本体カラー
ローラー配置
新モデル「MC-SB33J」では、ノズル裏面に配置された複数のローラーのうち、一部が斜めに配置されています。
引用:パナソニック公式
旧モデルのローラーは、すべて縦向きに設置されていましたが、新モデルでは斜め配置となることで、前後のみならず左右にも動かしやすくなりました。
壁際にノズルを付けた状態で横にスライドさせたり、テーブルや椅子の脚周りの掃除がスムーズになるのが利点です。
ハンドル形状
新モデル「MC-SB33J」ではハンドル形状が大きく変わりました。
筋肉への負担や掌にかかる圧などの計測テストを繰り返し、新ハンドル形状へと進化したそうです。
ハンドル形状の変更に伴い、外観も大きく変更となったので、デザインの好みも新旧比較のポイントのひとつでしょう。
サイズと重さ
先述のとおり、ハンドル・外観の変更により、新旧のサイズが次のとおり変更となっています。
サイズ | スティック時 (幅×奥行×高さ) | 本体 (幅×奥行×高さ) |
---|---|---|
MC-SB33J (新モデル) | 220×168×1093mm | 88×162×431mm |
MC-SB32J (旧モデル) | 220×182×1106mm | 93×182×387mm |
また、サイズ変更などに伴い、新旧の重さにも変更がありました。
重さ | スティック時 | 本体 |
---|---|---|
MC-SB33J (新モデル) | 1.3kg | 0.9kg |
MC-SB32J (旧モデル) | 1.6kg | 1.1kg |
本体カラー
新旧モデルを比較するとカラー展開に差異があります。
MC-SB33J (新モデル) | ・ホワイト ・セージグリーン |
---|---|
MC-SB32J (旧モデル) | ・ホワイト ・グレー |
まずは、新モデルの「ホワイト・セージグリーン」です。
続いて、旧モデルの「ホワイト・グレー」です。
ホワイト以外が希望の場合、カラーの好みも選択時のポイントとなりそうです。
新旧モデル共通の特徴
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、当シリーズの特徴を把握するためにも、両モデル共通の特徴もかんたんに紹介します。
軽量かつパワフル |
---|
女性でもラクに持ち運べる重さ。 最適な回転数でパワフルにゴミを吸い上げてくれる小型モーター付き。 |
ゴミを逃さないパワーノズル |
パナソニック独自のV字型構造で、ノズル中央にゴミを集めてキレイに吸収。 2種のブラシで、フローリング・じゅうたんの奥・たたみの汚れをしっかり取りのぞく。 |
便利なアタッチメント付き |
「ブラシ付きすき間ノズル」付属。 延長管を外せば、ハンディクリーナーとしても使用可能。 |
壁にサッと立てかけられる「壁ピタゴム」 |
本体のすべり止めゴムで、壁に立てかけられる。 掃除の手を止めるときに便利。立てかけたまま充電も可能。 |
お手入れ時期を知らせるCHECKランプ |
ダストボックスのゴミがたまると赤色にランプが点灯。 ゴミを捨てるタイミングが一目でわかる便利な機能。 |
また、以下は主なスペックですが、既に紹介した項目もありますが、使用時間や運転音などにも違いがあります。
モデル | カラー | 集じん容積 | 使用時間の目安 | 充電時間 | 運転音 | サイズ(幅×奥行×高さ) | 重さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MC-SB33J (新モデル) | ・ホワイト ・セージグリーン | 0.15L | HIGH:約6分 ON:約15分 | 約3.5時間 | 約63~69dB | スティック時:220×168×1093mm 本体:88×162×431mm | スティック時:1.3kg 本体:0.9kg |
MC-SB32J (旧モデル) | ・ホワイト ・グレー | 同上 | HIGH:約6分 ON:約20分 | 同上 | 約65~75dB | スティック時:220×182×1106mm 本体:93×182×387mm | スティック時:1.6kg 本体:1.1kg |
MC-SB33JとMC-SB32Jの価格を比較
ここまで「MC-SB33J」と「MC-SB32J」の主な違いを紹介してきました。
ここからは両モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
MC-SB33Jの価格
2022年11月発売の新モデル「MC-SB33J」の予約価格は、2022年10月中旬の時点では3.2万円前後のものが多いです。
11月25日の発売に向けて、少し価格を落とす可能性がありますが、しばらくは旧モデルよりも高額な状態が続くでしょう。
MC-SB32Jの価格
2021年10月発売の旧モデル「MC-SB32J」は、いま底値圏を推移する価格的におすすめモデルです。
発売時価格は4万円前後でしたが、徐々に価格を落とし、2022年10月時点では安いもので2万円台の前半を推移しています。
これまで紹介してきたとおり、新モデルと比べると、主に操作性の点で劣る部分もありますが、価格重視の場合には有力な選択肢となるでしょう。
なお、より古い2020年モデル「MC-SB31J」も、まだ安い水準を維持していますが、次の2点において後継機種と比べて機能的に劣ります。
- 「壁ぎわ集じん」非搭載
- 「特殊加工ローラー」非搭載
2021年モデル「MC-SB32J」と価格も同程度のため、当記事の比較からは2020年モデルは除外しています。
結論|今のおすすめは?
結論、今のおすすめは旧モデル「MC-SB32J」です。
理由は、機能差よりも価格差に魅力を感じるため。
新モデルの「操作性の向上」は魅力的ではありますが、個人的には価格の安さの方に惹かれます。
そのうち新モデルが安くなるので、おすすめモデルも世代交代しますが、価格差があるうちは旧モデル推しです。
現時点のおすすめモデル
以上、パナソニック掃除機「MC-SB33J」と「MC-SB32J」の違いを解説しました。