「VC-S630X」と「VC-S620X」は、両方とも東芝「トルネオV」シリーズのサイクロンクリーナー。
両モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- VC-S630X:2022年6月発売
- VC-S620X:2021年7月発売

さっそく結論ですが、両モデルの主な違いは次の3つ。
新旧の違い
- グリップの抗菌加工
- ダストボックス内のカラー
- すき間ノズルの有無
当記事では、上に挙げた3つの違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
VC-S630XとVC-S620Xの違い
はじめに書いたとおり「VC-S630X」と「VC-S620X」の違いについてポイントとなるのは次の3点。
- グリップが抗菌加工に
- ダストボックス内のカラー
- すき間ノズルの有無

グリップが抗菌加工に
新モデル「VC-S630X」は、グリップ部分が抗菌加工になりました。
ここ最近の家電のモデルチェンジで多いのが、世情を反映した抗菌加工ですが、トルネオも握りの部分を対応させてきました。
一番接触の多いグリップ部分が抗菌仕様となったことで、安心して掃除ができますね。
ダストボックス内のカラー
「VC-S630X」はダストボックス内のカラーが下記の通り変更になりました。
VC-S630X(新) | 黒 |
---|---|
VC-S620X(旧) | 一部透明 |
使用上での影響がないのはもちろん、外観的にもほとんど変わりません。

吸引したゴミが少し見えやすくなりましたが、個人的には新旧比較するうえで、気にする必要はないかと思っています。
すき間ノズルの有無
新モデル「VC-S630X」では、旧モデルに付属していた「すき間ノズル」がなくなりました。
VC-S630X (新モデル) | VC-S620X (旧モデル) | |
---|---|---|
すき間ノズル | × | ○ |
お手入れブラシ | ○ | ○ |
ただし、当シリーズは「2WAYブラシ」仕様となっており、ヘッド部分を取り外すと、すき間ノズル的に使用することができます。
すき間ノズルがなくなったことによる影響はあまりないでしょう。
新旧モデル共通の特徴
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、当シリーズの特徴を把握するためにも、両モデル共通の特徴もサクッと紹介します。
- フィルターレスサイクロン
- 吸引力99%以上持続
- ラクトルパワーヘッド(自走式で軽く進む)
- 新らくわざグリップ(自然な角度で握りやすい)
- 節電ストップ機能(ヘッドを上げると自動パワー調整)
- トルネードプレス(ゴミを約1/7に圧縮)
- ダストカップや回転ブラシは水洗い可
VC-S630XとVC-S620Xの価格を比較
ここまで「VC-S630X」と「VC-S620X」の主な違いを紹介してきました。
ここからは両モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
VC-S630Xの価格
2022年6月発売の新モデル「VC-S630X」の発売時価格は、4万円台の中盤~後半あたりの価格が多い印象。
しばらくは旧モデルより価格の高い状態が続くでしょう。
正直、旧モデルと比較して機能的に大きなアドバンテージがあるわけでもないので、価格が旧モデルと並ぶまで積極的に選ぶ理由に乏しいです。

VC-S620Xの価格
2021年7月発売の旧モデル「VC-S620X」は、いま価格的におすすめなモデル。
新モデル発売時期となる2022年6月時点では、3万円前後のものが多く、新モデルと比べて価格の安い状態です。
結論|今のおすすめは?
結論としては、現時点のおすすめは旧モデル「VC-S620X」です。
理由は、機能差と価格差を比べたときに、価格差のインパクトが大きいため。
正直、新旧の機能差はほとんどないので、個人的には価格重視が正解かと思っています。
現時点のおすすめモデル
以上、「VC-S630X」と「VC-S620X」の違いを解説しました。