「KN-HW24G」と「KN-HW24F」は、最も容量が大きいタイプのホットクックで、発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- KN-HW24G:2021年9月発売
- KN-HW24F:2020年9月発売
新旧モデルを比較して違いがある部分は主に次の3つ。
新旧の違い
- ネックだった横幅サイズがコンパクトに
- まぜ技機能の進化
- 2段同時調理のレシピ化
この記事では、これらの違いについて詳しく解説したうえで、両モデルの価格も比較し、今おすすめの機種を検証します。
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KN-HW24GとKN-HW24Fの違い
冒頭にも書いたように新旧モデルの違いは3つです。
- 横幅がコンパクトになった
- まぜ技機能が進化した
- 2段同時調理のレシピ化
新モデルは本体幅が13%削減
新モデル「KN-HW24G」の横幅は34.5cmで、旧モデルの39.5cmに比べて5cm(約13%)サイズダウンしました。
ホットクック定番のデメリットの声と言えば横幅の大きさなので、その点が解消されたのは嬉しいですね。
なお、横幅の代わりに少しだけ高さを出すことで調理容量は変わらずに2.4Lをキープしています。
幅×奥行×高さ | |
---|---|
KN-HW24G | 345mm×305mm×256mm |
KN-HW24F | 395mm×305mm×249mm |
まぜ技機能の進化
上の写真は、わが家の小型モデルのものですが、かぎ爪がついた「まぜ技ユニット」が調理中に自動でかき混ぜてくれることで焦げつきを防止します(2.4Lモデルのかぎ爪は2本)。
これまで「まぜ技ユニット」は加熱中にのみ活用されていましたが、新モデルでは加熱前後の準備・仕上げ段階でも使用されるようになりました。
例えば「食材を下茹でして潰す」といった下準備までホットクックに任せられるので、調理時間のさらなる短縮が可能です。
さらに最大回転スピードを従来機種の2倍にすることで、ホイップクリームなど泡立てが必要な調理をより簡単にできるようになった点も今回の進化のポイントです。
2段同時調理のレシピ化
2段同時調理とは、付属の蒸しトレイを使用して、内鍋を上段・下段に分けて同時に調理する機能です。
例えば「酒の肴セット」では、上段の蒸しトレイに枝豆を、下段には肉豆腐をセットしてボタンを押すだけ。
すると、同時に2品完成するという素晴らしい時短メニューです。
旧モデルにも蒸しトレイは付属していますが、用途は蒸し料理(1品)に使用するのみで、2段調理レシピはメニュー化されていませんでした。
旧モデルでも自動調理で設定すれば2段調理は可能ですが、レシピを調べて設定する手間などが面倒くさいのが難点。
その点、新モデルでは、2段調理のレシピが初期搭載(メニュー集にも掲載)されているので、ボタンを押すだけで簡単に2段調理できるのが魅力です。
新旧モデル共通の新機能
新モデル「KN-HW24G」のリリース情報を見てみると、新機能として次の2点が紹介されています。
新機能
- クックリスト機能
- 使いこなし応援機能
しかしこれらは、ホットクック本体に搭載された機能ではなく、アプリ機能のアップデートで追加されたもの。
旧モデル「KN-HW24F」もアプリ連携対応(Wi-Fi対応)機種なので、2つの新機能を利用できます。
つまり、新旧モデルを比較するうえでは差はないのですが、一応新機能なのでサクッと紹介します。
クックリスト機能
ホットクックは初期搭載メニューのほか、無線LAN接続でネット上から新しいレシピをダウンロードすることもできます。
例えば、次の写真は勝間和代さんの考案した「野菜蒸し」をダウンロードする様子。
アプリから送信するとホットクック側でレシピを受信する仕組みです。
新機能「クックリスト」では、テーマごとにまとめられた複数レシピを一括ダウンロードできます。
例えば、「旬の食材7月~8月」をダウンロードした様子がこちら。このテーマの中に6つのレシピが入っているので献立を考えるのが楽です。
右の写真の型番は「KN-HW10E」と書いてあるとおり、わが家のホットクックは小型タイプの旧モデル(2019年発売)ですが、新機能である「クックリスト」が使えています。
使いこなし応援機能
「使いこなし応援」機能は、次の5つのメニューから構成されるサポート機能。
- ステップアップメニュー
- 料理ジャンルおすすめ
- ヘルシオ教室案内
- ホットクック部をみる
- 使いこなし度をみる
ステップアップメニューでは、ホットクック初心者から使いこなすベテランまでレベルに合わせたメニュー提案をしてくれます。
また、「ヘルシオ教室(オンライン料理教室)」や「ホットクック部(ユーザー独自レシピを閲覧できるファンコミュニティ)をみる」というボタンを押すとQRコードが表示されてスマホでアクセスする仕組みです。
KN-HW24GとKN-HW24Fの価格の違い
ここまで「KN-HW24G」と「KN-HW24F」の機能的な違いを解説してきましたが、改めてまとめてみましょう。
新旧の違い
- 横幅サイズの減少
- まぜ技機能の進化
- 2段同時調理のレシピ化
この3つの機能差に対して価格差分の価値を感じるかが新旧比較では重要です。
ということで、ここからは両モデルの価格を確認していきましょう。
KN-HW24Gの価格
2021年9月発売の新モデル「KN-HW24G」は、2023年1月時点では、安いもので5万円台となっています。
発売時は7万円だったので、だいぶ値頃感が出てきました。
旧モデルとの比較では、価格差がなくなってきているため、機能面で優れている新モデルの一択でしょう。
KN-HW24Fの価格
2020年9月発売の旧モデル「KN-HW24F」は、一時は4万円台を推移しており、当記事でもおすすめしていましが、今では価格が上昇して魅力が薄れました。
先述のとおり、安いものでも新モデルと同じくらいの価格帯であることが多く、あえて選ぶメリットがありません。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは新モデル「KN-HW24G」です。
理由は先述のとおり、新旧の価格が同程度のなかで、新モデルの方が機能的に優れているため。
現時点のおすすめモデル
以上、ホットクック「KN-HW24G」と「KN-HW24F」の違いをお届けしました。