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【A90JとA80Jの違い】ソニーBRAVIAの4K有機ELテレビを比較

A90J

「A90J」と「A80J」は、2021年に発売されたソニーBRAVIAの4K有機ELテレビ。

両モデルは、機能が異なる上位・下位モデルの関係です。

  • A90J:上位グレード
  • A80J:下位グレード

 

両モデルの違いを結論から述べると、主に次の3点です。

違いのある部分

  • コントラスト機能や光センサー
  • センタースピーカーモード
  • スピーカー数や実用最大出力

 

当記事では、上記の機能的な違いを解説するだけでなく、現時点の価格も比較することで、今おすすめのモデルを検証します。

 

BRAVIA「A90J」と「A80J」の違いを比較

「A90J」と「A80J」の機能面での具体的な違いを下表にまとめました。

モデル 高画質機能 センタースピーカーモード スピーカー数 実用最大出力
A90J
(上位モデル)
XR OLED コントラスト プロ
環境光センサー
あり アクチュエーター×2
サブウーファー×2
※83Vのみサブウーファー×4
60W
A80J
(下位モデル)
XR OLED コントラスト
明るさセンサー
なし アクチュエーター×2
サブウーファー×2
50W(77V)
30W(55V、65V)

※赤文字が比較して優れているポイント

上表を眺めると分かるとおり、画質・音質の両面で基本的に上位モデルの「A90J」が優れています。

上位モデル「A90J」は、国内最高峰の4K有機ELテレビを目指したハイエンドモデル。

そこまでのクオリティーを求めるか考えたうえで、価格面とも照らして判断するのが妥当でしょう。

ナナ
順番に違いの詳細を解説していくよ!

 

高画質化機能の違い

両モデルは、高画質化機能に次のとおり違いが見られます。

A90J
(上位モデル)
XR OLEDコントラスト プロ
A80J
(下位モデル)
XR OLEDコントラスト

 

上位モデル「A90J」に搭載される「XR OLEDコントラスト プロ」は、有機ELパネルの能力を最大限に引き出し、発光性能を高めることで高輝度化を実現するための技術。

放熱用のアルミシートをパネルに追加し、温度センサーによって映像内の温度分布も検知。この温度分布情報と、映像情報を新型プロセッサー「XR」が横断的に分析・処理することで、有機ELの画素の全色同時点灯を実現しました。

ナナ
明るい映像の中でも色味やコントラストを出せるようになったよ!

 

「XR」プロセッサーとは?

人の認知特性に基づく分析を行う「XR Picture」、映像とともに音も同時に処理できる「XR Sound」から構成される新プロセッサー。

現実世界で人がものを見たときに脳で行われる認識や、音を聞いたときに立体的な音響を感じ取るプロセスを目指し、究極の没入体験を実現する。

 

一方の「AJ80」は、「XR OLED コントラスト」を搭載。

「XR OLEDコントラスト プロ」から、放熱用アルミシートと温度センサーを省いたものとなっています。

 

また、上位モデル「A90J」と「A80J」では、センサーにも違いがあります。

A90J
(上位モデル)
環境光センサー
A80J
(下位モデル)
明るさセンサー

人の認識する色は視聴する環境によって変わります。

上位モデル「A90J」では「環境光センサー」を採用し、視聴環境の明るさと色温度をリアルタイムに検出し、常に適切な画質に自動で最適化します。

下位モデル「A80J」では、「明るさセンサー」を採用し、周囲の明るさに合わせて画面の明るさを自動で調整します。

 

センタースピーカーモードの違い

上位モデル「A90J」は「センタースピーカーモード」を搭載しています。

A90J
(上位モデル)
センタースピーカーモード
A80J
(下位モデル)
なし

 

「センタースピーカーモード」とは、外付けのAVアンプ・5.1chスピーカーなどでサラウンドシステムを構築する場合に、テレビをセンタースピーカーとして位置づける機能。

センタースピーカーモード

 

外付けのスピーカーをセンタースピーカーとして使用する場合、テレビ画面の下部に設置するのが一般的ですが、そうすると、音の出どころと画面の間に距離が出てしまいます。

その点、画面そのものから音が出るソニー独自の音響技術「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を搭載する「A90J」をセンタースピーカーとして使用することで臨場感が向上。

外付け複数スピーカーによる音に包まれるような感覚に加え、大画面の向こうからも音が聞こえるので、没入感の高い映像体験をできるのが魅力です。

ナナ
映画館みたいなホームシアターを作りたい場合におすすめ!

 

なお、下位モデル「A80J」の場合は、特定のソニー製のサウンドバーなどに接続した場合のみテレビがセンタースピーカーとして機能します。

 

以上のように、ホームシアターを構築するうえでは、差異がありますが、基本的に「A90J」「A80J」ともに音響は高性能で、両モデルとも次の機能を搭載しています。

  • アコースティック サーフェス オーディオ プラス(画面そのものから音が出る)
  • 3Dサラウンドアップスケーリング(あらゆるコンテンツを立体音響に変換)

本格的なホームシアター化を考えていない場合は、下位モデル「A80J」でも音響機能は充分でしょう。

 

スピーカー数や出力の違い

搭載スピーカー数は、「A90J」「A80J」ともに基本的に次のとおり。

  • アクチュエーター2基
  • サブウーファー2基

ただし「A90J」83V型のみ、サブウーファーを4基搭載する点に違いがあります。

そのほか、「A90J」では画面を振動させるアクチュエーターを大型化、「A80J」ではサブウーファーを前向き配置にするなど、それぞれに工夫が見られます。

両モデルともスペックは充分で、センタースピーカーモードを除けば、音響性能に極端な差はない印象です。

 

「A90J」と「A80J」の価格の比較

以上、「A90J」と「A80J」の主な機能の違いを紹介してきました。ここからは両モデルの価格を比べ、おすすめモデルを検証します。

両モデルは、次のとおりサイズ展開が異なるので、各モデルのサイズごとに価格の目安を確認していきましょう。

55V型 65V型 77V型 83V型
A90J
(上位)
×
A80J
(下位)
×

 

「A90J」の価格

上位モデル「A90J」の発売日は2021年5月。

家電は発売後に価格が下がっていくことが多いですが、各サイズとも発売時と比べて大幅に安くなっており、購入のタイミングとしては良い感じです。

とはいえ、さすがBRAVIAの4K有機EL最高モデル。安くなっても、なお値段が高いので、本当にハイエンドモデルが必要なのか、しっかり検討してみてください。

また、市場の在庫数も減ってきている印象なので、底を狙う場合も狙いすぎに要注意です。

 

2022年12月の価格目安

  • XRJ-55A90J:28万円~
  • XRJ-65A90J:40万円~
  • XRJ-83A90J:89万円~
ナナ
上から順に55V型・65V型・83V型だよ!

 

 

「A80J」の価格

一方、下位モデル「A80J」の発売日は2021年6月。「A80J」も発売から1年以上が経過し、発売時に比べて価格は落ちついています。

上位モデルとの比較では、数万円単位で当モデルの方が安いため、価格にこだわる場合は要チェック。

下位モデルも充分過ぎるほどスペックは高いので、コスパ重視の場合は「A80J」がおすすめです。

特に55~65インチは、頑張れば比較的手を出しやすい価格帯なので、どうしても有機ELテレビが欲しい方には狙い目でしょう。

 

2022年12月の価格目安

  • XRJ-55A80J:20万円~
  • XRJ-65A80J:30万円~
  • XRJ-77A80J:50万円~
ナナ
上から順に55V型・65V型・77V型だよ!

価格は日々変動するので、気になるモデルは価格をチェックしてみてくださいね。

 

 

【結論】「A90J」と「A80J」はどっちがおすすめ?

以上、「A90J」と「A80J」の違いについて、機能面と価格面からご紹介しました。

上位・下位という位置付けではあるものの、両モデルとも高性能。違いがあるのは高画質化機能と音響関連なので、価格差も踏まえて判断してみてください。

ナナ
参考に、各モデルおすすめな人をまとめたよ!
A90J
(上位)
・フラッグシップモデルがいい
・映画館のような迫力ある高音質環境を構築したい
・83インチの超大型モデルが欲しい
A80J
(下位)
・安さ(コスパ)重視
・外付けのマルチスピーカー等は使用しない

 

個人的には、見逃せないほどの価格差があり、機能的に極端な違いはないことから下位モデルの「A80J」をおすすめします。

ただし、ホームシアター環境を整え映画館のような迫力ある音響を、大画面で堪能したい方は、上位モデルの「A90J」を購入する方が後悔はないでしょう。

以上、ソニーBRAVIAの4K有機ELテレビのグレード比較、「A90J」と「A80J」の違いの解説でした。

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