「MJ-M120VX」と「MJ-M120TX」は、両方とも三菱電気の衣類乾燥除湿機の「サラリ」シリーズの中でも衣類の乾き残しを赤外線で検知する「ムーブアイ」を搭載するタイプ。
そんな両モデルは発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- MJ-M120VX(発売日:2023年4月21日)
- MJ-M120TX(発売日:2022年4月21日)

さっそく結論ですが、新旧モデルの違いは1つのみで、次のとおりフィルターが変更となりました。
新モデルで進化した点
- 排水タンクの水位目盛りがついた
- 電源コードの長さが延びた
当記事では、家電アドバイザーの有資格者でもある筆者が、上記の違いを解説します。
さらに、両モデルの現時点の価格を比較することで、機能差と価格差の両面から、今コスパの高いおすすめモデルがどれかを検証します。
MJ-M120VXとMJ-M120TXの違い
「MJ-M120VX」と「MJ-M120TX」の違いを下表にまとめました。
MJ-M120VX (新モデル) | MJ-M120TX (旧モデル) | |
---|---|---|
タンク水位目盛 | あり | なし |
電源コード | 3m | 1.8m |
タンクの水位目盛
新モデル「MJ-M120VX」では、排水タンクに水位目盛が付いたため、ひと目で排水のタイミングがわかるのが特徴です。
旧モデルでも視覚的な確認は可能ですが、目盛りのある新モデルの方がより分かりやすいのがメリット。
目盛りは本体側面にあり、「1.5L・2L・2.5L・満水(約3L)」の4段階となっています。
電源コードの長さ
新モデル「MJ-M120VX」では、電源コードが1.8mから3mへと大幅に伸びました。
これにより、衣類を乾燥させるスペースとコンセントの間に距離がある場合でも、便利に使えるようになりました。
MJ-M120VXとMJ-M120TXの価格を比較
ここまで、「MJ-M120VX」と「MJ-M120TX」の機能的な違いについて解説しました。
ここからは両モデルの現時点の価格を比較していきますが、まずは過去モデルから見えてくる当シリーズの価格推移の傾向を把握しておきましょう。
- 初値:5万円台
- 底値:3万円前後

MJ-M120VXの価格
2023年4月21日発売の新モデル「MJ-M120VX」の発売時価格は、5万円台の後半あたりのものが多い印象。
2023年5月時点では、ほとんど価格は下がっていません。
今後、少しずつ価格は下がってくるでしょうが、しばらくは旧モデルより高額な状態が続くことが予想されます。
今回はマイナーチェンジと言える内容で、除湿機としての本質的な機能に変更がないことからも、基本的には価格重視で選ぶのが正解でしょう。
その点、現在の価格は旧モデルに遠く及ばないため、電源コードの長さが1.8mでは足りない場合などを除いて、基本的には旧モデル推しです。
MJ-M120TXの価格
2022年4月発売の旧モデル「MJ-M120TX」は、いま価格的におすすめのモデルです。
2023年5月時点では、安いものでは3万円台の前半あたりで、底値圏と呼べる水準を推移しています。
先述のとおり、正直、大した機能差はないので、価格のアドバンテージが大きいうちは旧モデルがおすすめです。

なお、さらに1年古い2021年モデル「MJ-M120SX」は、2022年春頃までは底値圏を推移していて当記事でも推していましたが、現在は市場の在庫減少とともに価格も上昇。
在庫があっても後継の「MJ-M120TX」より高額なことが多いうえに、機能的にも劣る(トリプルバリアフィルター非搭載)ので、当記事の比較対象から除外しました。
結論|今のおすすめは?
今のおすすめは旧モデル「MJ-M120TX」です。
理由は、機能差がほとんどないにも関わらず、価格差が大きく、旧モデルの方がコスパが高いため。
やがて新モデルの価格が落ちてきて、価格差がなくなると新モデルの一択ですが、それまでの間は、価格の安い旧モデル推しです。
現時点のおすすめモデル
以上、「MJ-M120VX」と「MJ-M120TX」の違いを解説しました。