「MJ-P180TX」と「MJ-P180SX」は、両方とも三菱電気の衣類乾燥除湿機でハイパワータイプに位置づけられるモデル。
両モデルは発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- MJ-P180TX:2022年4月発売
- MJ-P180SX:2021年4月発売

結論から書くと、両モデルの違いは次の1点のみ。
新旧の違い
新モデル「MJ-P180TX」では、トリプルバリアフィルターを搭載。
当記事では、家電アドバイザーの資格を持つ筆者が、上記の違いについて解説します。
さらに、現時点の両モデルの価格を比較することで、機能差と価格差の2つの視点で、今コスパの高いおすすめモデルがどっちなのか検証します。
MJ-P180TXとMJ-P180SXの違い
はじめに書いたとおり、「MJ-P180TX」と「MJ-P180SX」の違いは「トリプルバリアフィルター」の搭載有無。
トリプルバリアフィルターとは、レーヨン繊維に人工酵素を化学的に固定したフィルターのこと。
フィルターでキャッチしたウイルス・菌・アレル物質などを人工酵素が抑制する効果が期待できます。

MJ-P180TX (新) |
・トリプルバリアフィルター ・プラチナ抗菌フィルター |
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MJ-P180SX (旧) |
・銀イオン抗アレルフィルター ・プラチナ抗菌フィルター |
当シリーズは2枚のフィルターを搭載しており、プラチナ抗菌フィルターは両モデルの共通。
もう1枚の「銀イオン抗アレルフィルター」が、「トリプルバリアフィルター」へ変更となり、ウイルス・菌の抑制を強化した形です。

そのほかの機能やスペックは次のとおりで、両モデルとも同じで、主なスペックは下表のとおりです。
除湿方式 | コンプレッサー方式 |
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除湿能力 | 50Hz:15.5L/日 60Hz:18 L/日 |
センサー | 湿度センサー/温度センサー |
除湿面積の目安 (一戸建木造和室) | 50Hz:〜19畳(32㎡) 60Hz:〜23畳(38㎡) |
除湿面積の目安 一戸建プレハブ洋室 | 50Hz:〜29畳(49㎡) 60Hz:〜35畳(57㎡) |
集合住宅 コンクリート洋室 | 50Hz:〜39畳(64㎡) 60Hz:〜45畳(75㎡) |
電気代の目安 (1時間あたり) | 50Hz:8.9円 60Hz:10.5円 |
運転音 | 強:46dB 弱:38dB 衣類乾燥標準:47dB 夜干し:38dB |
洗濯物の量 | 約6kgまで |
排水タンク容量 | 約4.7L自動停止 |
連続排水 | 市販のホースで可能 |
使用可能温度 | 1℃〜40℃ |
外形寸法 | 高さ594×幅372×奥行281mm |
質量 | 14.9kg |
電源コード | 1.8m |

MJ-P180TXとMJ-P180SXの価格を比較
「MJ-P180TX」と「MJ-P180SX」の価格を確認する前に、過去モデルから見えてくる当シリーズの価格推移の傾向を把握しておきましょう。
- 初値:5万円前後
- 底値:3万円台の前半
以上の傾向を踏まえた上で、各モデルの価格を確認していきます。
MJ-P180TXの価格
2022年4月21日に発売された新モデル「MJ-P180TX」の発売時価格は5万円前後でした。
発売翌月の5月には4万円前後まで価格を落としていましたが、6月に入りわずかに上昇傾向。
旧モデルとの比較では、すでに新モデルの方が価格が安い状態です。
機能的にも新モデルの方が優れているので、2022年6月時点では新モデル「MJ-P180TX」がおすすめです。
MJ-P180SXの価格
2021年4月28日に発売された旧モデル「MJ-P180SX」は、2022年4月頃までは底値圏となる3~3.5万円あたりを推移しておすすめでした。
2022年5月以降は、市場の在庫減少とともに価格上昇(高額なものが売れ残るため)。
先述のとおり、新モデルよりも高額となったため、選ぶ理由がなくなってしまいました。

以上、「MJ-P180TX」と「MJ-P180SX」の違いの解説でした。