「ER-XD5000」と「ER-WD5000」は、両方とも東芝の過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」
両モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- ER-XD5000:2022年6月発売
- ER-WD5000:2021年6月発売

さっそく結論ですが、両モデルの主な違いは次の6つ。
新旧の違い
- 外観デザイン
- 自動調理メニューの種類
- 「石窯おまかせ焼き」が使える食材
- 冷凍食材を使ったレシピの有無
- 冷凍野菜メニューの有無
- 簡単メニューの有無
当記事では、上に挙げた6つの違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
ER-XD5000とER-WD5000の違い
「ER-XD5000」と「ER-WD5000」の違いについて、はじめに書いたとおりポイントとなるのは次の6点。
- 外観デザイン
- 自動調理メニュー
- 石窯おまかせ焼きの対応食材
- 冷凍食材レシピ
- 冷凍野菜メニュー
- 簡単メニュー

外観デザイン
新モデルの外観デザインは、旧モデルから大きく変わっています。
まずは新モデル「ER-XD5000」から。
続いて、旧モデル「ER-WD5000」です。
ちなみに、旧モデルの前面にたくさん書かれている小さな文字列は自動メニュー番号で、例えば「トーストは何番」という情報が一目でわかる便利なもの。
しかし、便利ながらも見た目は微妙という印象でしたが、新モデルでは、このメニュー番号が扉の内側に記載されたことで、見た目がスッキリしました。

外観の違いについてポイントをまとめると次表のとおり。
ER-XD5000 (新モデル) | ER-WD5000 (旧モデル) | |
---|---|---|
操作ボタン位置 | 扉の右側 | 扉の下側 |
液晶背景カラー | ブラック | ホワイト |
操作ボタン文字 | すべてデジタル表示 | タイマーのみデジタル表示 |
扉の取手カラー | ブラウン | シルバー |
メニュー番号 | 扉の内側に表記 | 扉の外側に表記 |
新モデルの操作ボタン文字は、使うときだけ点灯表示される仕様です。
また、扉に書いてある文字表示を減ったことで、高級感のあるシンプルな外観になりました。
自動調理メニューの種類
自動調理メニューの数(アレンジメニューも含む)は以下の通りです。
- ER-XD5000(新):333品
- ER-WD5000(旧):334品
メニュー数は新モデルの方が1品少ないですが、内容はほぼ同じなので正直大差はないです。
どちらのモデルもメニューが300品以上あるので、十分使えますね。
「石窯おまかせ焼き」が使える食材
新モデル「ER-XD5000」では、「石窯おまかせ焼き」の対応食材が増えました。
「石窯おまかせ焼き」とは?
好きな食材を並べてスタートを押すだけで、最適に加熱できるオーブン機能。
分量や食材に合わせて、温度や時間を自動で調節してくれるのが魅力。
旧モデルは肉・野菜のみですが、新モデルは魚と深皿煮込みのメニューが追加されました。
ER-XD5000 (新モデル) | ER-WD5000 (旧モデル) | |
---|---|---|
肉(鶏・豚・牛) | 〇 | 〇 |
野菜 | 〇 | 〇 |
魚 | 〇 | × |
深皿煮込み | 〇 | × |
新モデルは食材の選択肢が増えたので、料理のレパートリーが広がりますね。
冷凍食材を使ったレシピの有無
新モデル「ER-XD5000」には、冷凍食材を解凍せずに作れるレシピが付いています。
いったん解凍する必要がないので、調理時間を短縮できます。

- ハンバーグ
- 鶏の照り焼き
- ピーマンの肉詰め
- 鶏のから揚げ
- 塩サバ
- 塩鮭
お肉やお魚を冷凍しておくことが多い方は、新モデル「ER-XD5000」がおすすめです。
冷凍野菜メニューの有無
新モデル「ER-XD5000」から、冷凍野菜のメニューが追加されました。

- カボチャの煮物:約7分
- さといもの煮物:約14分
食材に合わせて温度を調節してくれるので、煮崩れする心配はありません。
あと1品ほしいときに助かりますね。
簡単メニューの有無
新モデル「ER-XD5000」では、オーブンを使った簡単メニューを紹介しています。
次の6品は、すべてレトルト食品や冷凍食品で作れるメニューです。
- 焼肉と野菜炒め
- パスタソースで作る鶏のオーブン焼き
- えびのチリソース焼き
- ポテトサラダパイ
- レトルトカレーでドリア
- ミートソースパングラタン
野菜と切ったり下準備をする必要がないので、後片付けがラクになりますよ。
「ER-XD5000」「ER-WD5000」共通の特徴
ここまで新旧モデルの違いについて紹介しましたが、当シリーズの特徴を知るためにも、共通機能もサクッと紹介します。
- 石窯おまかせ焼き
→ 食材を並べてオーブンに入れると温度や調理時間を自動で設定 - 350℃贅沢火力
→ 業界最高レベルの火力で食材を素早く内側まで温めて美味しく仕上げる - 過熱水蒸気調理
→ 高温の水蒸気で調理し、余分な油や塩分をカット - ハイブリッド調理
→ 過熱水蒸気&オーブンでの調理方法。ヘルシーでおいしい料理が作れる - 狙って赤外線センサー
→ 食材の位置や分量を正確に検知してムラなく均等加熱 - 薄型コンパクトサイズ
→ 幅498mm×奥行399mm×高さ396mm - とれちゃうコート(セラミックコート)
→ 東芝独自のコーティングで汚れがつきにくい
ER-XD5000とER-WD5000の価格を比較
「ER-XD5000」と「ER-WD5000」の機能的な違いを主に紹介してきましたが、最後に両モデルの現時点の価格を比較してみましょう。
ER-XD5000の価格
2022年6月発売の新モデル「ER-XD5000」の発売時価格は、13万円前後のものが多めでした。
発売後は順調に価格を下げて、2023年3月時点では、安いもので9万円台を推移しています。
機能的には旧モデルより優れている点が多いうえに、価格的にも新モデルの方が安いことが多いです。
現状では、新モデルの一択と言えるでしょう。
ER-WD5000の価格
2021年6月発売の旧モデル「ER-WD5000」は、一時は8万円前後まで安くなっており、当記事でも推していたモデルです。
しかし、市場の在庫減少とともに安値を切り上げ(安いものから売れるため)、新モデルよりも高額なものが多くなってしまいました。
先述のとおり、現状では新モデルの一択なので、当モデルを今あえて選ぶ理由はないでしょう。
結論|今のおすすめは?
結論としては、現時点では新モデル「ER-XD5000」がおすすめです。
理由は、機能的にも価格的にも新モデルの方が優秀なため。
セール等で格安の旧モデルを発見できれば旧モデルも選択肢となりますが、基本的には新モデル推しです。
今のおすすめモデル
以上、「ER-XD5000」と「ER-WD5000」の違いを解説しました。