「NE-FS3B」と「NE-FS3A」は、両方ともパナソニックのオーブンレンジ。
容量23Lの1段調理タイプで、最低限必要な機能だけを研ぎ澄ませたシリーズですが、そんな両モデルは発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- NE-FS3B:2023年9月発売
- NE-FS3A:2022年11月発売
さっそく結論ですが、新旧モデルの主な違いは次の1点のみ。
新旧の違い
お急ぎあたため(スピード機能)の有無。
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、現時点の各モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
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NE-FS3BとNE-FS3Aの違い
はじめに書いたとおり、両モデルの違いは「お急ぎあたため(スピード機能)」の有無です。
(新)NE-FS3B | お急ぎあたため(スピード機能)あり |
---|---|
(旧)NE-FS3A | なし |
「お急ぎあたため(スピード機能)」とは、要は時短機能のこと。
手動(500W/600W)であたためをスタートした後で、スピードボタンを押すことで、最大出力1000Wに切り替わり、あたため時間が最大約38%短縮されます。
「あたため」は一番使うレンジの機能なので、スピードアップは嬉しい改良です。
NE-FS3BとNE-FS3Aの価格を比較
家電の価格は次のように推移していくのが一般的です。
- 発売後、徐々に価格が下落
- 底値圏まで到達すると、しばらく横ばいに推移
- やがて底値圏を抜けて価格上昇して市場から消える
製品にもよりますが、底値圏に到達するのは、後継機種の発売前後の時期となることが多いです。
なお、底値圏を抜けた後、価格が上昇する理由は「ネットでは基本的に安いものから売りきれていき、価格の高いものが残っていくため」と言われます。
型落ちモデルは生産ラインが止まり、新規供給されないので、上記理由で価格が上昇し、やがて市場から在庫がなくなるイメージです。
NE-FS3Bの価格
2023年9月1日発売の新モデル「NE-FS3B」の発売時価格は、安いもので3万円台の中盤です。
今後、徐々に価格を下げていくことが予想されますが、しばらくの間は旧モデルより高額な状態が続きます。
先述のとおり、新旧の機能差は「お急ぎあたため(スピード機能)」のみなので、もっと価格が安くなるまでは、新モデルは選択肢として微妙です。
NE-FS3Aの価格
2022年11月1日発売の旧モデル「NE-FS3A」の発売時価格は、新モデル同様に3万円台の中盤でした。
発売後は徐々に値を下げ、2023年9月時点では、安いもので2万円台の中盤を推移しています。
過去モデルを参考にしても、現状すでに底値圏に入っているとみてよさそうです。
価格重視の方にとっては有力な選択肢となるでしょう。
なお、さらに1年古い2021年モデル「NE-FS301」は、今は選択肢として微妙です。
一時は底値圏となる2万円台の中盤を推移しており推していましたが、今では後継の「NE-FS3A」よりも高額なことが多いです。
「NE-FS3A」との機能差もなく、あえて選ぶ理由がないため、当記事の比較対象からは除外しました。
結論|おすすめは?
結論としては、今のおすすめは旧モデル「NE-FS3A」です。
理由は、新モデルよりも圧倒的に価格が安いため。
やがて新モデルの価格が落ちてきて、新旧の価格差が縮まれば結論も変わりますが、それまでの間は旧モデル推しです。
現時点のおすすめ
以上、パナソニックのオーブンレンジ「NE-FS3B」と「NE-FS3A」の違いについて解説しました。