「ER-X60」と「ER-W60」は、両方とも東芝の各皿式スチームオーブンレンジです。
上位モデルと異なり吸水タンクがなく、角皿に水を張ってスチームを発生させるタイプなのでお手入れが簡単なのが魅力ですが、そんな、両モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係。
- ER-X60:2022年8月発売
- ER-W60:2021年8月発売

さっそく結論ですが、両モデルの主な違いは次の1つのみ。
新旧の違い
自動メニュー数・総レシピ数が違う。
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
ER-X60とER-W60の違い
新モデル「ER-X60」と旧モデル「ER-W60」では用意されている調理メニューやレシピ数に違いがあります。
EX-X60 (新モデル) | EX-W60 (旧モデル) | |
---|---|---|
自動メニュー数 | 69 | 72 |
総レシピ数 | 80 | 83 |
※自動メニュー数=自動あたためを含み、お手入れを除く
※総レシピ数=アレンジレシピ、バリエーションレシピ、ケーキ型サイズ、トッピングを含む
最近のレンジには、料理内容に応じて適温で調理してくれる自動メニュー(オートメニュー)が付いているものが主流です。
自動メニュー数・レシピ数ともに旧モデルの方が3つ多いですが、正直そこまで大きな違いではないので、新旧比較の際にはあまり気にする必要はないと思います。
新旧モデル共通の特徴
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、当シリーズの特徴を把握するためにも、両モデル共通の特徴もサクッと紹介します。
- 総庫内容量23L
- オーブン・グリル機能(石窯オーブン100~250℃/ノンフライ調理/グリル調理/発酵30、35、40、45℃)
- レンジ機能(出力600W、1000W/あたため機能/解凍)
- スチーム機能(角皿スチーム)
- ふっくらパン/カラッとあたため/らくらくパスタ/トーストなどの自動メニュー機能
- 庫内コーティングでお手入れしやすい
- 液晶表示
ER-X60とER-W60の価格を比較
ここまで「ER-X60」と「ER-W60」の主な違いを紹介してきました。
ここからは両モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
ER-X60の価格
2022年8月発売の新モデル「ER-X60」の発売時価格は、4万円台の中盤あたりでした。
その後は徐々に安くなり、2023年3月時点では、安いもので3万円前後に到達。
先述のとおり、新旧の機能差は実質ないため、価格重視で選ぶのが正解ですが、その点、新旧の価格差はなくなってきています。
価格が同等であれば、基本的にはより新しい当モデル推しです。

ER-W60の価格
2021年8月発売の旧モデル「ER-W60」も、先述のとおり、まだ安い価格帯を推移するモデルです。
一時は2万円台の後半あたりを推移する場面もありましたが、そこからは価格はやや上昇しています。
まだまだ底値圏と呼べる水準を推移しており、値頃感は強いのですが、新旧の価格差がないため、選択肢としては微妙でしょうか。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは新モデル「ER-X60」です。
理由は、実質的な機能差がないなかで、価格帯も同等のため。
ただし、より安い旧モデルを発見できれば、旧モデルもまだまだ有力な選択肢となるので価格の比較は必須です。
現時点のおすすめモデル
以上、「ER-X60」と「ER-W60」の違いを解説しました。