「VC-CF32」と「VC-CF31」は、両方とも東芝のサイクロンクリーナー「トルネオ」のコンパクトモデル。
両モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- VC-CF32:2023年8月発売
- VC-CF31:2022年6月発売
さっそく結論ですが、両モデルの主な違いは1点のみ。
新旧の違い
からみレスブラシの有無。
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
VC-CF32とVC-CF31の違い
両モデルの違いははじめに書いたように「からみレスブラシ」の有無となります。
VC-CF32 | VC-CF31 | |
---|---|---|
からみレスブラシ | ○ | × |
からみレスブラシとは?
特殊編み込み加工したブラシのこと。
髪の毛などが根本に入り込みにくい構造なのでメンテナンスの手間が軽減が見込める。
以上が「VC-CF32」と「VC-CF31」の違いです。
仕様を比較すると、ゴミ圧縮機能の名称が異なっていますが、新旧両モデルとも、2つの気流によりゴミを圧縮(トルネードプレス)する「デュアルトルネードシステム」という機構を採用しています。
また、仕様上は、新モデルでは水洗い可能なパーツとしてフィルターが追記されていたりしますが、旧モデルでもフィルターの水洗いは可能です。
なので、主な差異は上記のとおり「からみレスブラシ」の有無になりますが、この違いに対して、それぞれの価格が見合っているかが比較のポイントになると考えます。
新旧モデル共通の特徴
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、当シリーズの特徴を把握するためにも、両モデル共通の特徴もサクッと紹介します。
- デュアルトルネードシステム(ゴミを強力に圧縮、サイクロン式の短所のフィルター詰まりを軽減)
- 床ピタ設計(ベッドの下など狭い隙間でも吸い込み口が浮かない)
- 2WAYブラシ(ソファの継ぎ目などですぐに形状を切り替え)
- エコモード(ヘッドを浮かせると自動でパワー調整、強モードより年間消費電力量を約38%削減)
- 軽量・コンパクト(質量3.6kg、幅220×奥行295×高さ255mm)
VC-CF32とVC-CF31の価格を比較
ここまで「VC-CF32」と「VC-CF31」の主な違いを紹介してきました。
ここからは両モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
VC-CF32の価格
2023年8月発売の新モデル「VC-CF32」の予約価格は、7月時点ではまだ出品数が少なくムラがありますが、安いものでは4万円前後というところ。
発売後は徐々に価格が下がっていくことが予想されますが、しばらくは旧モデルより高額な状態が続くでしょう。
「からみレスブラシ」の採用は魅力的ですが、旧モデルとの価格差が大きいうちは個人的には少し悩んでしまうのが正直なところ。
VC-CF31の価格
2022年6月発売の旧モデル「VC-CF31」は、いま価格的におすすめのモデルです。
発売時価格は3万円台の後半でしたが、徐々に安くなり、2023年7月時点では、安いものでは2万円台となっています。
先述のとおり、機能面では新モデルに軍配が上がりますが、価格重視の方にはおすすめできる水準です。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは旧モデル「VC-CF31」です。
理由は、先述のとおり新旧の価格差が大きく、旧モデルの方が圧倒的に安いため。
やがて新モデルの価格が落ちてきて、価格差が縮まれば新モデル推しですが、それまでの間は個人的には旧モデルがおすすめです。
現時点のおすすめモデル
以上、「VC-CF32」と「VC-CF31」の違いを解説しました。