「FU-L30」と「FU-J30」はシャープの空気清浄機の新旧モデルの関係です。
結論を先に述べると、中身は完全に一緒。
つまり違いはありません。
仕様上の数値、カラー展開、プラズマクラスターのランク、機能、全く一緒なのです。
しかし、タイミングによって「今はこっちがオススメ!」というのはあります。
空気清浄機の性能が同じであれば、重要なのは価格です。
家電のネット最低価格は、日々変動しますが、発売後の値動きには傾向があります。
タイミング次第で、型落ちがお得なのか、最新モデルがお得なのか、変わってくるという話です。
そこで、この記事では、
- 型番の違い、意味や見方について
- 念のため性能を比較し、違いがないことを確認
- 価格推移から今おすすめの型番の紹介
という構成で、「今おすすめの型番」について解説します。
FU-L30とFU-J30は年式が違うだけ
先に申し上げたとおり、FU-L30とFU-J30は新旧モデルの関係です。
型番の意味
FU-L30:2019年モデル
FU-J30:2018年モデル
赤字の部分が発売年度によって異なります。
アルファベットが2つ飛ばしで更新されているので、2020年は「FU-N30」かと思いましたが、2020年モデルは発売されませんでした。
従って、このシリーズの2020年時点の最新は「FU-L30」となります。
風量も同じ
型番の名前の中にある「30」の数字は最大風量を表します。
空気清浄機の仕組みは、
- 汚れた空気を吸い込む
- フィルターに通してキレイにする
- キレイになった空気を吐き出す
というシンプルなもの。
シンプル故に、どれだけ風量を出せるかが、空気清浄機としての性能に直結します。
型番の数字が大きいほど性能がいいのですが、FU-L30とFU-J30はどちらも「30」
つまり、空気清浄力も同じということです。
カラー展開も同じ
FU-L30とFU-J30は、ともに白色の一色展開。
なお、型番の一番最後につくアルファベットがカラー記号です。
カラー記号
FU-L30-W
FU-J30-W
W=ホワイト(白色)を表します。
店頭などで見ると、上記のように、末尾にアルファベットがついていると思いますが、この「W」がカラー記号です。
FU-L30とFU-J30の性能を比較
違いはないという結論でしたが、一応、仕様の紹介も兼ねて比較してみましょう。
型番 | 適用床面積 | 8畳の清浄時間 | 風量 | 運転音 | 加湿機能 | プラズマクラスター適用面積 | サイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FU-L30 (2019) | ~13畳(21m²) | 21分 | 強3.0m³/分、中2.0m³/分、弱1.0m³/分 | 強44dB、強35dB、弱強23dB | なし | 約10畳(約16m²) | 幅400×奥行182×高さ463 | 約4Kg |
FU-J30 (2018) | ~13畳(21m²) | 21分 | 強3.0m³/分、中2.0m³/分、弱1.0m³/分 | 強44dB、強35dB、弱強23dB | なし | 約10畳(約16m²) | 幅400×奥行182×高さ463 | 約4Kg |
FU-L30とFU-J30の価格推移
家電のネット最低価格は、発売後から徐々に下がっていき、やがて底値圏に到達します。
そして、最終的には価格上昇して市場から消えるのが一般的な傾向です。
- 新モデルが発売され、型落ちになると旧モデルは生産されない
- ネット上の安い店で売り切れても、仕入れができない
- 結果的に高い店だけが残り、ネット最低価格は上昇する
という仕組み。
要は、今その型番が、価格推移の中で「価格下落・底値圏・価格上昇」のどの段階にあるのかが重要です。
これがタイミングによって、おすすめ型番が異なる理由でもあります。
FU-L30(2019)の価格推移
「FU-L30」は、2019年秋に発売され、初値で約23,000円のネット最低価格をつけました。
徐々に価格が下落してきて、15,000円台に踏み込んだかと思えば、新型コロナによる需要増で少し価格上昇した後、1万円台後半で推移しています。
過去モデルと比較すると、まだまだ価格が高く、今後さらなる下落が見込まれるので、今はまだオススメではありません。
FU-J30(2018)の価格推移
一方の「FU-J30」は、2018年秋に発売され、約19,000円からスタート。
順調に価格が下落し、一時は半値近くまで踏み込んだこともありましたが、新型コロナの影響で少し価格が上がり、1万円台前半を推移しています。
一般的に家電は、当初価格の3~4割が底値と言われることが多いので、現状でも相当安くなっていることがわかります。
まとめ
以上、「FU-L30」と「FU-J30」について、違いや価格推移を比較してきました。
ポイント
- 両モデルに違いはないので安い方を選べばOK
- 「FU-L30(2019)」は今後まだ価格が下がる
- 「FU-J30(2018)」は現状かなり安くなっている
以上のことから「FU-L30」と「FU-J30」を比較すると、現状「FU-J30」の方がおすすめです。