「MJ-M100VX」と「MJ-M100TX」は三菱電気の衣類乾燥除湿機の「サラリ」シリーズの中でも衣類の乾きムラを検知する「ムーブアイ」搭載タイプ。
両モデルは発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- MJ-M100VX:2023年4月21日発売
- MJ-M100TX:2022年4月21日発売

さっそく結論となりますが、新旧モデルの違いは1点のみで、具体的には次のとおり。
新旧の違い
排水タンクの水位目盛りの有無
当記事では、家電アドバイザーの資格を持っている筆者が両モデルの違いを詳しく解説します。
さらに、機能差だけでなく、現時点の価格差も比較することで、今コスパの高いおすすめモデルを検証します。
MJ-M100VXとMJ-M100TXの違い
先述のとおり両モデルの違いは1点のみです。
MJ-M100VX (新モデル) | MJ-P100TX (旧モデル) | |
---|---|---|
タンク水位目盛 | あり | なし |
同時期に発売された上位機種は、水位目盛のほかに、旧モデルより電源コードが長くなる変更もありましたが、当シリーズの2023年の変更点は水位目盛の一点のみです。
タンクの水位目盛りの有無
当シリーズは、本体側面の一部が透明の窓のような設計となっており、排水タンクにどれくらい水が溜まったか目視で確認できます。
新モデル「MJ-M100VX」では、その窓部分に水位目盛が付いたことで、排水のタイミングがより視覚的に分かりやすくなりました。
両モデル共通のスペック
ここまで新旧モデルの違いについて紹介しましたが、当シリーズの特徴を知るためにも、スペック等もサクッと紹介します。

除湿方式 | コンプレッサー方式 |
---|---|
除湿能力 | 50Hz:9L/日 60Hz:10 L/日 |
センサー | 部屋干しおまかせムーブアイ 湿度センサー 温度センサー |
除湿面積の目安 (一戸建木造和室) | 50Hz:〜11畳(19㎡) 60Hz:〜13畳(21㎡) |
除湿面積の目安 一戸建プレハブ洋室 | 50Hz:〜17畳(29㎡) 60Hz:〜19畳(32㎡) |
集合住宅 コンクリート洋室 | 50Hz:〜23畳(38㎡) 60Hz:〜25畳(42㎡) |
電気代の目安 (1時間あたり) | 50Hz:6.6円 60Hz:7.4円 |
運転音 | 強:47dB 弱:39dB 衣類乾燥標準:49dB 夜干し:39dB |
洗濯物の量 | 約6kgまで |
排水タンク容量 | 約3.0L自動停止 |
連続排水 | 市販のホースで可能 |
使用可能温度 | 7℃〜40℃ |
外形寸法 | 高さ534×幅360×奥行210mm |
質量 | 12.7kg |
電源コード | 1.8m |
MJ-M100VXとMJ-M100TXの価格を比較
ここまで「MJ-M100VX」と「MJ-M100TX」の機能差を紹介しましたが、ここからは両モデルの価格差を確認します。
それぞれの価格を確認する前に、過去モデルから見えてくる当シリーズの価格推移の傾向を把握しておきましょう。
- 発売時:4~5万円台
- 底値:2万円台の中盤

MJ-M100VXの価格
2023年4月発売の新モデル「MJ-M100VX」の発売時価格は、安いもので5万円前後となっており、物価高の影響なのか、前モデルよりは少し高額な印象です。
2023年5月時点では、安いもので4万円台の中盤のものが出てきていますが、まだまだ高額。
過去モデルを参考にすると、発売から3~4ヶ月もすれば、価格もかなり下がり値頃感が出てくる可能性が高いですが、それまでの間は選択肢としては微妙です。
先述のとおり、水位目盛付きタンクとなったことで利便性が向上しましたが、現状の価格差に見合う内容ではないと思うので、しばらくは旧モデル推しです。
MJ-M100TXの価格
2022年4月発売の旧モデル「MJ-M100TX」は、いま価格的におすすめのモデルです。
発売時価格は4万円台の中盤くらいでしたが、徐々に価格を下げていき、2023年5月時点では、安いもので3万円前後となっています。
過去モデルの大底は2万円台の中盤あたりだったため、あと一歩安くなる可能性もありますが、そこまで下がる保証もありません。
既に相当安いため、現状でも充分狙い目と考えます。

なお、さらに1年古い2021年モデル「MJ-M100SX」は、底値圏を抜けて既に価格は上昇傾向にあるので選択肢として微妙です。
機能的にも後継種に劣る(トリプルバリアフィルター非搭載)ため、今あえて選ぶ理由がないことから、当記事の比較対象からも除外しました。

結論|今のおすすめは?
今のおすすめは旧モデル「MJ-M100TX」です。
理由は、新モデルと比べて価格が圧倒的に安いため。
機能差は実質的にないと捉えても差し支えないレベルなので、個人的には価格重視で選ぶのが正解だと考えています。
やがて新旧の価格が逆転するので、そうなれば上記結論も変わりますが、現状では旧モデル推しです。
現時点のおすすめモデル
以上、「MJ-M100VX」と「MJ-M100TX」の違いを解説しました。