PV-BH500HとPV-BH500Gは、共に日立のスティック型コードレスクリーナーです。
「パワーブーストサイクロン」というシリーズで強い吸引力が特徴的。
そんなPV-BH500HとPV-BH500Gは発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- PV-BH500H(2020年)
- PV-BH500G(2019年)
PV-BH500HとPV-BH500Gには次の4つの違いがありました。
新旧の違い
- 重さとサイズ
- デザイン
- 吸引力
- からまんプレス構造の有無
この記事では、4つの違いを詳しく紹介し、価格も含めて新旧のどちらがお得か検証して、現時点でのおすすめモデルを考察します。
PV-BH500HとPV-BH500Gの違い
はじめに書いたようにPV-BH500HとPV-BH500Gには4つの違いが存在します。
重さとサイズの違い
モデルチェンジで重さとサイズはどう変わったのでしょうか。
結論としては、軽量コンパクト化が進んだ新モデルの方がおすすめです。
まずはPV-BH500HとPV-BH500Gの重さの比較です。
重さの違い
- PV-BH500H(2020):1.9kg
- PV-BH500G(2019):2.0kg
新モデルは旧モデルに比べ、0.1kg軽くなりました。
本体や延長パイプの樹脂部を軽くすることで、旧モデルよりも軽量化されています。
続いて両モデルのサイズの比較です。
サイズの比較
- PV-BH500H(2020)
→ 長さ268×幅255×高さ1024mm - PV-BH500G(2019)
→ 長さ308×幅255×高さ1012mm
PV-BH500HはPV-BH500Gに比べ、長さが40mm、高さが12mm短くなりました。
デザインの違い
上の写真の左側は2020年モデルPV-BH500H、右側が2019年モデルPV-BH500Gですが、ご覧のとおり少しデザインが変わりました。
新モデルでは凹凸が減り、手元のハンドル部分が滑らかな曲線を描くフォルムに変更となっています。
PV-BH500HはPV-BH500Gに比べてデザインが若干変わりました。
見た目に関しては好みもありますが、ダストボックス付近の凹凸がなくスッキリしている新モデルの方がシンプルで個人的には好みです。
吸引力の違い
新モデルPV-BH500Hでは、設計を見直して効率化を図りつつ、電圧を上げることでパワーの底上げをしています。
- 吸引した空気がスムーズに流れるよう内部構造を再設計
- バッテリー電圧が21.6Vから25.2Vに上昇
以上の改良により旧モデルよりも吸引力が向上しています。
代わりに強モードでの連続使用時間が旧モデルと比べて2分短い8分となっていますが、軽量化・吸引力アップを考慮するとトータルでは改善と言えるでしょう。
なお、標準モードの連続使用時間は旧モデルと同様に40分可能なので、強モードの使用時間が2分減っても問題はないと感じます。
からまんプレス構造の有無
新モデルのPV-BH900Hでは、「からまんプレス構造」を新たに搭載。
- 吸引したゴミを遠心力で外壁をクルクル外周させながら下部へ
- 下部の返しでゴミをしっかちキャッチ
- バネの力でゴミを下部に圧縮
以上の仕組みによるメリットは、ダストボックス上部中心にあるフィルターにゴミが接触する機会が減る=フィルターに髪の毛などが絡まる機会が減るというところ。
さらに下部に圧縮されたゴミはボタン一つで簡単に捨てられるのも嬉しいポイントです。
PV-BH500HとPV-BH500Gのスペック比較
PV-BH500HとPV-BH500Gのスペックの違いも確認しておきましょう。
モデル | 給電 | 集じん方式 | 集じん容量 | 電池(定格電圧) | 連続使用時間 | 充電時間 | カラー | サイズ(長さ×幅×高さ) | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PV-BH500H (2020) | コードレス(充電式) | サイクロン | 0.25L | カセット式リチウムイオン電池(25.2V) | 強:約8分 標準:約40分 | 約3.5時間 | ホワイト(W) | スティック時:268×255×1,024mm ハンディ時:378×90×206mm | 1.9kg |
PV-BH500G (2019) | コードレス(充電式) | サイクロン | 0.2L | カセット式リチウムイオン電池(21.6V) | 強:約10分 標準:約40分 | 約3.5時間 | ホワイト(W) | スティック時:308×255×1,012mm ハンディ時:337×93×197mm 充電台セット時: | 2.0kg |
PV-BH500HとPV-BH500Gの価格の違い
家電は発売後に底値へ向けて価格が落ちていくので、今現在、新モデルがどれくらい安くなっているかがポイントです。
2021年春の価格比較
- PV-BH500H(2020):3万円前後
- PV-BH500G(2019):3万円前後
両モデルともすでに底値水準まで安くなっており、価格は日々変動するので見るタイミングで若干の価格差はありつつも、大きな値段の違いはありません。
であれば、PV-BH500HとPV-BH500Gに関しては、性能的には新モデルが優れるので、同程度の価格帯なら新モデルの一択でしょう。
2020年モデル【おすすめ】
2019年モデル
PV-BH900HとPV-BH900Gの共通機能の紹介
最後に、新モデル「PV-BH500H」と旧モデル「PV-BH500G」の主な共通機能を簡単にまとめました。
名前からは中身が分からない機能も多いので、カッコ書きでサクッと機能解説しています。
主な共通機能
- きわぴた構造(壁ぎわを掃除しやすい構造)
- ダブルシンクロフラップ(ヘッド内の圧力を調整し押しても引いても上手に吸引)
- かるふきブラシ(床の付着菌を拭取、試験の除去率99%)
- ごみダッシュ(ワンプッシュで簡単ゴミ捨て)
- LEDライト(ヘッドの先端のライトでゴミがよく見える)
また、共通の特徴として両モデルには充電スタンドがないので、本体にコネクターを差し込んで充電します。
付属品を一緒に収納することもできないのでやや不便。ちなみに両モデルの付属品に違いはありません。
より便利な充電台があるモデルは今回紹介した2モデルの上位機種にあたるPV-BH500HとPV-BH500Gになります。
まとめ
以上、PV-BH500HとPV-BH500Gの違いについてお届けしました。
まとめ
- 新モデルでは軽量コンパクトになり吸引力が向上
- デザインも若干の変更
- 「からまんプレス構造」搭載
- 新旧の価格差はほぼない
掃除機としての基本性能は新モデルの方が高いにも関わらず価格は同程度となれば選択肢はひとつです。
ただしネットの最低価格は日々変わるので今後の価格変動にも要注意。
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