「PV-BL30J」と「PV-BL30H」は、両方とも日立コードレス掃除機「パワかるスティック」のミドルスペック機種。
両モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- PV-BL30J:2021年11月発売
- PV-BL30H:2021年3月発売

さっそく結論ですが、新モデルでは次の3つが変更となりました。
新モデルの変更点
- 「ジェット3Dファンモーター」を採用して風量UP
- からまんブラシの採用
- 付属品の変更
当記事では、上に挙げた3つの違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
PV-BL30JとPV-BL30Hの違い
はじめに書いたとおり「PV-BL30J」と「PV-BL30H」の違いについて、ポイントとなるのは次の3つ。
- ジェット3Dファンモーター
- からまんブラシ
- 付属品

新モーター採用で質量そのままに風量10%向上
新モデル「PV-BL30J」では「ジェット3Dファンモーター」を採用。
空気の流れを効率的に制御しながら、強度を高めた構造にすることで、高速回転、効率化を実現しました。
小型軽量のままハイパワーな掃除機になり、さまざまなゴミをしっかり吸い取ります。

髪の毛がからまりにくい「からまんブラシ」新搭載
新モデル「PV-BL30J」では、「からまんブラシ」を新搭載。
「からまんブラシ」とはヘッドのブラシのことで、回転ブラシの先端をループ形状にしたことで、髪の毛などがすき間に入り込みにくく、からまりにくくなりました。
引用:日立公式
ブラシにからまった髪の毛は、はさみで切るなど手間をかけて取り除いく必要があったので、お手入れがラクになって嬉しいですね。

付属品
新旧それぞれアタッチメントが3つ付属しています。
PV-BL30J (新モデル) |
・ハンディブラシ ・すき間用ノズル ・ファブリックヘッド |
---|---|
PV-BL30H (旧モデル) |
・ハンディブラシ ・2WAYすき間用ノズル ・ふとん用吸口 |
形状や名称が若干変更になっていますが、3種の機能は新旧でほとんど変わりません。
各役割は次のようなイメージです。
- テーブルなどを傷つけにくいハンディブラシ
- すき間の掃除に使える細口タイプ
- 布団やソファなどのファブリック用

新旧モデル共通の特徴
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、当シリーズの特徴を把握するためにも、両モデル共通の特徴もサクッと紹介します。
- 自走機能(軽い力で前に進む)
- ごみくっきりライト(緑色LEDライトでゴミが見やすい)
- パワフルスマートヘッド(押す時も引く時も吸引)
- クルッとヘッド(手元の操作でヘッドが左右90度回転)
- ぺタリンコ構造(ヘッドが浮かず、家具の下も掃除しやすい)
- からまんプレス構造(集めたゴミを圧縮、ワンタッチでゴミが捨てやすい)
- 軽量コンパクト(本体・延長パイプ・ヘッド・電池の合計1.4kg)
- 連続使用時間は標準40分
- スタンド付属(立てたまま充電、付属品もまとめて収納可)
PV-BL30JとPV-BL30Hの価格を比較
ここまで「PV-BL30J」と「PV-BL30H」の主な違いを紹介してきました。
ここからは両モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
PV-BL30Jの価格
2021年11月発売の新モデル「PV-BL30J」の発売時価格は、7万円台からのスタート。
その後、徐々に安くなり、2022年春以降は4万円台で推移しています。
発売時と比べると、価格はかなり安くなっており、旧モデルと同程度まで下がっている状態です。
PV-BL30Hの価格
2021年3月発売の旧モデル「PV-BL30H」も、2021年秋以降は4万円台を推移しており、価格的にはかなり安い水準です。
しかし、先述のとおり新旧の価格差はなくなってきており、タイミングによっては新モデルの方が安いことも。
機能的にも新モデルの方が高性能なため、あえて選ぶ理由がなくなってきたモデルです。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは新モデル「PV-BL30J」です。
理由は、旧モデルよりも機能的に優れているにも関わらず、価格差がほとんどないため。
現時点のおすすめモデル
以上、「PV-BL30J」と「PV-BL30H」の違いを解説しました。