EC-FR7とEC-EC-FR5は、シャープのRACTIVE Air(ラクティブエア)シリーズのコードレス掃除機です。
両モデルはスタンダードモデルと位置づけられ、軽量でシリーズ内では安価なタイプですが、それぞれ発売年が異なる新旧モデルの関係です。
- EC-FR7 :2021年9月16日発売
- EC-FR5:2020年8月6日発売

EC-FR7とEC-FR5の違いは1つだけ。
新モデルで変わったところ
新モデルでは本体が100g軽くなった。
上位モデルでは、2021年のモデルチェンジで連続運転時間の長時間化・ブラシの変更などの改良が見られましたがFRシリーズでは軽量化のみとなりました。
この記事では、両モデルの違いについてもう少しだけ掘り下げたうえで、価格比較を行い、機能差と価格差を踏まえた現時点のおすすめモデルを考察します。
EC-FR7とEC-FR5の違いは軽量化の1点のみ
前述したように、新モデルのEC-FR7 には、旧モデルのEC-FR5からの変更点は軽量化の一点のみです。
質量の違い
- EC-FR7 (2021):1.4kg
- EC-FR5(2020):1.5kg
わずか100gと言えど、軽くなるのは嬉しいところ。軽いと階段の掃除が特に楽になりますね。
冒頭にも書いたとおり、そのほかの変更点は基本的にはありませんが、一応、両モデルの基本スペックを比較しておきましょう。
モデル | 給電 | 集じん方法 | 集じん容積 | 電池(定格電圧) | 連続運転時間 | 充電時間 | カラー | サイズ(幅×奥行×高さ) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
EC-FR7 (2021) | バッテリー充電式 | 遠心分離サイクロン | 0.13L | リチウムイオン電池(18V) | 弱モード:約45分/ 約32分 自動モード:約21分 強モード:約8分 | 4時間 | ブラック | 222×230×990 mm |
EC-FR5 (2020) | バッテリー充電式 | 遠心分離サイクロン | 0.13L | リチウムイオン電池(18V) | 弱モード:約45分/ 約32分 自動モード:約21分 強モード:約8分 | 4時間 | ブラック | 223×220×980 mm |
バッテリー電圧や運転時間、カラー展開にいたるまで同じですね。
細かいことを書くとサイズの数値が異なりますが、1cm以下の違いなので実質同じです。
EC-FR7とEC-FR5の共通機能の紹介
両モデルの共通機能も簡単に紹介しておきましょう。
- ペタッとヘッド(家具下6㎝のすき間まで入り込む)
- 専用スタンド台(専用のスタンド台が付属)
- ちょいかけフック(テーブルの角などに立てかけられるフック)
- 自走パワーアシスト(力を入れずに進むアシスト機能付き)
- 床面検知(床面の種類を自動検知してパワーを抑制)
- 高性能プリーツフィルター(水洗いOKのフィルター)
- カンタンごみ捨て(本体からカップを外して簡単に捨てられる)
- 2つのアタッチメント(すき間・ハンディ)
フローリングや絨毯など床面の違いで吸引力を変化させる「床面検知」機能や、力を入れなくても軽く走る「自走」機能など、便利な機能が搭載されていますが、全て両モデル共通機能です。
EC-FR7とEC-FR5の価格の違い
最後に両モデルの価格を比較してみましょう。
軽量化という一点に対して、どれだけの価格差を許容できるかがポイントです。
EC-FR7の価格
2021年9月16日発売の最新モデル「EC-FR7」は、5万円前後の予約価格が多い印象。
家電は発売後、徐々に価格が安くなっていくので、どのように価格を落としていくか楽しみですが、まだまだ新モデルの価格は高い水準が続きそうです。
掃除機にとって軽さは正義であるものの、その他の新旧機能差がないので、正直いま新モデルを推す理由が特に見当たりません。

EC-FR5の価格
2020年8月に発売された型落ち「EC-FR5」の発売時の初値は、新モデル同様5万円前後でしたが、徐々に値を下げ、2021年に入ってからは3万円を切る水準で推移していました。
2021年9月時点では少し値が上がり3万円前後の価格帯となっていますが、まだまだ底値圏と呼べる価格帯です。
やがて新旧の価格差は縮まりますが、それまでは価格の安い旧モデル「EC-FR5」がおすすめです。
以上、EC-FR7とEC-FR5の違いについてお届けしました。