「NW-PT10」と「NW-PS10」は、共に象印炊飯器の中でも上位機種とされる「炎舞炊き」搭載シリーズで、炎のゆらぎを再現する加熱制御を備える点が特徴的。
そんな両モデルは、発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- NW-PT10:2021年7月発売
- NW-PS10:2020年7月発売

結論から書くと両モデルには3つの違いがあります。
新旧モデルの違い
- Ag+抗菌加工の有無
- 液晶の違い
- カラーバリエーションの違い
この記事では3つの違いを詳しく解説したうえで、両モデルの価格の違いについても確認し、今どっちがお買い得でおすすめモデルなのか検証します。
NW-PT10とNW-PS10の違い
2021年モデル「NW-PT10」と2020年モデル「NW-PS10」の違いを表にまとめました。
NW-PT10 (2021) | NW-PS10 (2020) | |
---|---|---|
Ag+抗菌加工 | あり | なし |
液晶 | 高コントラスト液晶 | オレンジくっきり液晶 |
カラー | ・濃墨(黒) ・胡桃(くるみ) | ・濃墨(黒) ・粉雪(白) |

Ag+抗菌加工の有無
2021年モデル「NW-PT10」では、フタ開けるためのプッシュボタンとしゃもじにAg+抗菌加工が施されました。
一般財団法人ボーケン品質評価機構による抗菌試験では、99%の抗菌効果が認められたとのことです。

液晶の違い
続いて新旧モデルの液晶の見やすさを比較してみましょう。
旧モデル「NW-PS10」は、オレンジ色が背景のくっきり液晶を採用していました。
オレンジ背景の好みは割れるところでしょうが、文字は見やすいです。
一方の新モデル「NW-PT10」ではオレンジ色の背景がなくなりましたが、コントラストを強くすることで見やすさを保っています。
もちろん、どちらでも問題なく文字は読み取れます。個人的にはオレンジの方が見やすいですが、色合い的には背景無色の方が好みです。
どちらが良いかは色合いの好みも影響すると思いますが、液晶パネルの違いは新旧比較のポイントのひとつです。
本体カラーの違い
最後の新旧モデルの違いはカラーバリエーション。
旧モデル「NW-PS10」は、黒・白の2色展開です。
一方の新モデル「NW-PT10」は、黒・くるみ色の2色展開。
両モデル黒は同じですが、白とくるみ色に違いがあります。
くるみ色は、うす茶色系の色を指しますが「NW-PT10」はどちらかというとグレー系な印象ですね。
ちなみに、カラーネームは次のとおりかっこいい名前がついていますが、要するに黒・白・くるみ色です。
- 濃墨 → 黒色(BZ)
- 粉雪 → 白色(WZ)
- 胡桃 → くるみ色(HZ)
かっこ内のアルファベットはカラー記号を表し、型番の末尾にくっついてカラーを表現します。
例えば、「NW-PT10-HZ」なら2021モデルのくるみ色、「NW-PS10-BZ」なら2020年モデルの黒色ですね。
NW-PT10とNW-PS10の価格の違い
以上、両モデルの機能差を比べてきましたが、購入時には機能差と価格差をチェックすることが重要です。
ということで、ここからはNW-PT10とNW-PS10の価格の違いを確認していきましょう。
NW-PT10の価格
2021年7月発売の最新モデル「NW-PT10」の発売時価格は8万円台からのスタートでした。
その後、順調に価格を落とし、2021年9月以降は5万円台を推移して現在に至ります。
旧モデルとの比較では、2021年の年末あたりから旧モデルの価格が上昇してきたことから、2022年以降は最新モデル「NW-PT10」の方が安いことが多くなりました。
「Ag+抗菌加工」を除いては、新旧どちらが優れるとも言いがたい違いですが、個人的にはより価格の安い最新モデル「NW-PT10」がおすすめです。
NW-PS10の価格
2020年モデル「NW-PS10」は、2021年の年末あたりまでは底値圏となる4万円台の後半を推移しており、価格的におすすめのモデルでした。
しかし、先述のとおり価格が上昇してきており、2022年に入ってからは6万円台以上の価格帯のものが目立ってきました。
家電は基本的に安いものから売れるので、在庫が少なくなると高値商品だけが残り、最低価格が上がりがち。
2020年モデル「NW-PS10」は、発売から期間が経過し、在庫も薄くなってきており、この先ふたたび価格が大きく下落することは難しいでしょう。
ということで、結論は最新モデル「NW-PT10」の一択です。

以上、「NW-PT10」と「NW-PS10」の違いをお届けしました。