「ラクかるスティック」は、軽さと強力パワーを両立した日立のコードレス式スティッククリーナシリーズ。
「PV-BL2H」と「PV-BL20G」は、その中でも発売年の違う新旧モデルの関係となります。
- PV-BL2H(2020年12月発売)
- PV-BL20G(2020年3月発売)
なお、公式では、旧型「PV-BL20G」のことを2019年度モデルと呼んでいます。
2020年12月発売の新モデルPV-BL2Hでは、主に次の5点が改良されています。
- 重さとサイズ
- 吸引力
- ヘッド部分
- スティックスタンド
- 付属品
上記5点の改良点と新旧モデルの違いについて詳しくまとめてみました。
PV-BL2HとPV-BL20Gの違い
「PV-BL2H」と「PV-BL20G」の5つの違いを順番に解説していきます。
新旧比較は、機能差と価格差の比較が重要なので、まずは機能差をしっかりチェックしてみてくださいね。
重さとサイズ
引用:日立公式
重量は、新モデル「PV-BL2H」は、旧モデルと比べて約0.2kg(約15%)も軽くなりました。
- 新:PV-BL2H → 1.1kg
- 旧:PV-BL20G → 1.3kg
続いて、サイズの比較です。
「PV-BL2H」は「PV-BL20G」に比べ、長さが25mm、高さが6mm短くなりました。
- 新:PV-BL2H
→ 長さ205mm×幅230mm×高さ994mm - 旧:PV-BL20G
→ 長さ230mm×幅230mm×高さ1000mm
幅は同じですが、ヘッド部分が小さくなった分、全体的に少し小さくなっています。ヘッド部分の改良詳細については後述します。
軽量・コンパクト化により、高いところの掃除が楽になったほか、ベッドやソファの下などの狭い場所も掃除しやすくなりました。
吸引力がパワーアップ
新モデルの「PV-BL2H」では、モーターが「ハイパワー3Dファンモーター」へと進化して吸引力がパワーアップ。
ファンを三次元型にすることで、空気の流れを効率よくコントロールできるようになりました。
また、モーターの素材にアルミを採用しているので、全体の重量がより軽くなりました。
軽量化、コンパクト化したにも関わらず吸引力はパワーアップしているところが最大の魅力です。
ヘッド部分
新モデル「PV-BL2H」のヘッド部分は、旧モデル「PV-BL20G」に比べ大きく進化しています。
- 縦幅が75㎜→60㎜になり、よりコンパクトに
- 「ペタリンコ構造」を搭載で狭い隙間もすっきり掃除
- 「かるふきブラシ」で雑菌も拭き取れる
ペタリンコ構造とは、掃除機を水平に寝かしたときにヘッドが浮かない構造のこと。
ヘッドが狭い隙間にも入るようになり、高さ10cm以上の隙間があれば家具の下などの低いところも楽に掃除できます。
さらに新モデルでは「かるふきブラシ」を搭載。
ブラシの青色の毛(ふき用の毛)がフローリングに付着した菌も取り除いてくれます。
菌を付着させたフローリングを掃除する実験結果では、なんと99%の除去率を記録したそうです。
狭い場所も楽に掃除でき、さらに除菌もできるので、これからの時代特に役立ちますね。
スティックスタンド
新モデル「PV-BL2H」では、クリーナーを立てるスティックスタンド部分に付属品を収納できるように改良されました。
収納に困る付属品類も一緒に収納できるので、リビングに置いても邪魔になりにくく、部屋の中がすっきりした印象になります。
付属品
「PV-BL2H」と「PV-BL20G」では、付属のブラシが違います。
- 新:PV-BL2H → ほうきブラシ・すき間用吸口
- 旧:PV-BL20G → 2WAYすき間ブラシ(ブラシ・すき間吸口)
「すき間用吸口」と「すき間吸口」は棚や本の間などの狭いすき間を掃除できる吸口で、形状にも差はありません。
大きく変わったのは、「ほうきブラシ」と「ブラシ」です。
ほうきブラシは、引き出しの中などを掃きながらキレイにできます。
クリップなどの小物を一々よけることなく掃除できるのでとても便利です。
PV-BL2HとPV-BL20Gの共通の特徴
新モデル「PV-BL2H」と旧モデル「PV-BL20G」の共通機能についても参考として簡単にまとめました。
パワフルスマートヘッドlightを搭載
両モデルには、軽くて取り回しやすくごみをしっかり吸い取る「パワフルスマートヘッドlight」が搭載されています。
自走式ですので、前に押すときも手前に引くときも力を入れることなく軽快に掃除できます。
さらに両方とも白色LEDライトが搭載されているので、狭くて暗い場所でもよく見え、部屋の隅々までごみを取り除くことができます。
髪の毛などが絡まりにくい「からまんプレス構造」が搭載
吸い込んだごみを溜めるダストケースには「からまんプレス構造」が搭載。
空気の流れを利用してダストケース下部に集めたごみをしっかり圧縮します。
ごみを捨てるときもボタンをワンプッシュするだけなので、手間が省け時短にも繋がります。
PV-BL2HとPV-BL20Gの価格を比較
「PV-BL2H」と「PV-BL20G」の機能差を比較してきましたが、価格についても比較してみましょう。
機能的には新モデル「PV-BL2H」のメリットが大きそうでしたが、価格差はどれくらいでしょうか。
家電は発売後に底値に向かって、価格が安くなっていくので、各モデルの価格推移にも注目です。
PV-BL2Hの価格
新モデル「PV-BL2H」は、2020年12月の発売時の初値は約7万円ほど。
2021年2月頃まで勢いよく価格が下落して4万円台まで安くなりましたが、少し横ばい傾向となりました。
旧モデルから考察すると、徐々にですが、もう少し値下げを期待できそうです。
PV-BL20Gの価格
旧モデル「PV-BL20G」の初値は、新モデルと大差なく7万円前後からのスタート。
2020年3月の発売から1年間、順調に値を下げ続け、一時は2万円台に踏み込んだこともありました。
現在も底値圏を推移しており、価格的にはベストなタイミングと言えそうです。
【結論】おすすめは?
以上、「PV-BL2H」と「PV-BL20G」の新旧モデル比較でした。
単なる型番更新ではなく、中身の伴う、しかも改良点の多いモデルチェンジだったので、機能的には新モデルがおすすめです。
しかし、価格差を考慮すると旧モデルも捨てがたい。
個人的な結論としては、価格差が1万円を超えるのであれば、旧モデルを選びますが、1万円以下であれば新モデルを選びます。
1万円は大きいですが、長い期間、日々使う家電なので、使い勝手が大きく向上した今回のモデルチェンジに重要性を感じることが理由です。
新モデルの価格が下がってきて価格差が縮まると、新モデルの一択ですね。
新モデル「PV-BL2H」
旧モデル「PV-BL20G」