比較サイトやECサイトのランキング等でも上位で見かけることの多いシャープの除湿機。
購入前には、失敗しないためにも口コミや評判が気になりますよね。
そこで、この記事では、シャープ除湿機全5機種の口コミを集めて紹介し、みんなの評判を探ってみたいと思います。


記事のポイント
◆口コミの信憑性を担保するため、スペックも同時検証し、なるべく定量的に裏付けが取れる口コミを引用しました。
◆型落ちモデルの口コミも含みます。理由はモデルチェンジで変更点がなく中身が同じため。
シャープの除湿機の口コミ概要
シャープの除湿機の2021年モデルのラインナップは5機種です。
次の表では、各モデルの口コミ概要・特徴・スペックをまとめました。
型番 | 特徴を一言で | 口コミ概要 | 除湿方式 | 部屋の広さの目安 | 定格除湿力 | 衣類乾燥時間(2kg) | プラズマクラスターのランク |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CV-N180 | 洗濯物が多い家庭におすすめ | 除湿力は優秀だがうるさい | コンプレッサー式 | 木造:~20畳(33㎡) コンクリ:~40畳(67㎡) | 18L/日 | 約80分 | プラズマクラスター7000 |
CV-N120 | バランス重視のスタンダードモデル | 除湿力は優秀だがサイズが大きい | コンプレッサー式 | 木造:~14畳(23㎡) コンクリ:~28畳(46㎡) | 12L/日 | 約100分 | プラズマクラスター7000 |
CV-N71 | 価格重視のコンパクトタイプ | サイズ感は良いが意外と重い | コンプレッサー式 | 木造:~8畳(13㎡) コンクリ:~16畳(26㎡) | 7.1L/日 | 約180分 | プラズマクラスター7000 |
CM-N100 | 冷風も遅れて夏場に活躍 | 除湿には満足だが冷風で室温上昇 | コンプレッサー式 | 木造:~11畳(19㎡) コンクリ:~23畳(38㎡) | 10L/日 | 約120分 | プラズマクラスター7000 |
CV-NH140 | 唯一のハイブリッドで年中活躍 | - | ハイブリッド式 | 木造:~14畳(23㎡) コンクリ:~28畳(46㎡) | 13L/日 | 梅雨:約64分 冬季:約80分 | プラズマクラスター25000 |
※ハイブリッド型「CV-NH140」は新シリーズかつ発売間もないため口コミが見当たらず。今後追記していく予定です。


以降では、各モデルの良い口コミ・悪い口コミを引用して、そこから見えてくる特色や注意点を紹介します。
購入前には悪い口コミが気になると思うので、悪い口コミをあえて掘り下げていますが、良い口コミ数が少ない訳ではないのでご留意ください。
CV-N180(CV-L180、CV-J180含む)の口コミ
CV-N180はシャープの除湿機の中でも最大の除湿能力を誇るハイパワータイプ。
まずは口コミの概要からどうぞ。
- 除湿力が圧倒的に高い
- 洗濯物4人分が3時間で乾く
- 最弱運転では静か
- シンプルなデザイン
- うるさい
- 寝室に置くと寝れない
- 大きくて重い
- キャスターは横移動のみ
圧倒的な除湿力を褒める声が多くある一方で、音がうるさいという意見が目立ちました。
「運転音は除湿性能に比例する」と諦めの声もありましたが、夜間の寝室での使用は無謀と言えそうな口コミが多いですね。

なお、CV-N180は発売から日が浅く、口コミが少ないので、性能が全く同じ型落ちモデルの口コミを含みます。
ちなみに性能が同じなので、購入する場合は価格の安い型落ちモデルがおすすめです。詳しくは新旧モデルの比較記事をご覧ください。
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【CV-R180とCV-P180の違いはない】シャープ衣類乾燥除湿機の新旧比較
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良い口コミ
CV-N180の良い口コミには、素早い乾燥や除湿スピードを褒めるものが多く見られました。
除湿能力は素晴らしく文句なしです
6畳の部屋で使ってますが生地の厚い洗濯物も
3時間くらいでカラカラに乾きます引用:価格コム|CV-L180

コンプレッサー方式ということで運転中の音が大きめですが、リビングに置かなければ気になりません。パワーがすごいです!梅雨の時期なのに数時間で洗濯物がカラッカラに乾き、感動しました!
能力の高さはスペック上でも裏付けられており、60Hz地域(西日本)での定格除湿能力を下位モデルと比較してみると数値に大きな違いが見られます。
下位モデルの除湿力
- CV-N180:18L/日
- CV-N120:12L/日
- CV-N71:7.1L/日
スペック的にも除湿能力の高さを褒める口コミが多いことに納得です。
悪い口コミ
CV-N180の悪い口コミは騒音系が目立ちます。
音がけっこううるさいです。小さな子供がおりますので、だいたい音のない生活をしているからかもしれませんが。テレビのあるリビングで使っているときはテレビのボリュームを少し上げなければなりません。ただ、除湿機の音で子供が起きるということはないです。
引用:アマゾン|CV-J180
他の方が書いてる通り爆音です(笑)。
そこはまぁ除湿能力との兼ね合いなので仕方ないと思います。
扉を閉めて廊下を挟んで隣の部屋だと、ほとんど気になりません。引用:価格コム|CV-J180
仕様上の運転音の数値を比較してみても、CV-N180の運転音は大きい部類となっています。
型番 | 除湿方式 | 衣類乾燥時(50Hz/60Hz) | 除湿時(50Hz/60Hz) | 衣類消臭時(50Hz/60Hz) |
---|---|---|---|---|
CV-N180 | コンプレッサー式 | 強 52/52dB 弱 39/37dB | 強 43/41dB 弱 39/36dB | 強 52/52dB 弱 26/26dB |
CV-N120 | コンプレッサー式 | 強 49/50dB 弱 36/37dB | 強 36/37dB 弱 34/35dB | 強 49/50dB 弱 26/25dB |
CV-N71 | コンプレッサー式 | 強 40/40dB 弱 36/36dB | 強 38/38dB 弱 36/36dB | 強 39/39dB 弱 27/27dB |
CM-N100 | コンプレッサー式 | 強 51/54dB 弱 40/40dB | 強 49/50dB 弱 40/40dB | 強 51/54dB 弱 37/37dB |
CV-NH140 | ハイブリッド式 | 速乾・標準 51/51dB 音控えめ 39/39dB | 標準 51/51dB 音控えめ 39/39dB | 標準 53/53dB 音控えめ 34/34dB |

CV-N180の運転音の最大値は52dBですが、イメージが湧かないと思うので参考例を出しておきます。
騒音イメージ
- 40dB:図書館
- 50dB:エアコンの室外機
- 60dB:チャイム
枕元でエアコンの室外機が回っていることを想像すると確かにストレスに感じますよね。
夜に寝室で衣類乾燥をするのは難しそうです。1ルーム等やむを得ない場合はCV-N71などの小型モデルが静かでおすすめ。
CV-N120(CV-L120、CV-J120含む)の口コミ
CV-N120はシャープ除湿機の中ではスタンダードモデルに位置づけられるモデルで、先に紹介したCV-N180の下位機種です。
除湿力が落ちる代わりに値段も少し安くなっています。
- 湿度がすぐに下がる
- 洗濯物がカラカラに乾く
- 早く乾くので電気代も思ったより安い
- 音がうるさい
- サイズ大きめ
除湿能力に対して満足する声が多いですが、上位モデル同様に音に対する不満と、サイズに関する意見が見られました。
CV-N120も口コミがまだ少ないので、性能が同じ型落ちモデルからも引用しています。
購入するなら価格の安い型落ちモデルがおすすめなので、新旧モデルの比較記事を良ければご参考に。
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【CV-R120とCV-P120の違いはない】シャープ衣類乾燥除湿機の新旧比較
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良い口コミ
CV-N120の良い口コミの内容は、上位機種CV-N180とほぼ同様のものが多く「除湿能力は優秀!でもうるさいよね」という感じです。
2DKの部屋で使用しています。
湿度が70%超えたあたりで使用すると約1時間で60%台まで除湿してくれます。タンク容量も大きく満足です。
一点難点があるとすれば、音が大きいことです。ヴォーという音が大きく寝室などにはうるさくて置けないと思います。

悪い口コミ
上位機種CV-N180ほどではないですが、先に書いたように運転音の大きさについての意見がパラパラと。
CV-N120の最大運転音は50dB、上位種は52dBと大差がないので納得ですが、CV-N180と同様の話なので割愛します。
ここでは、CV-N120のサイズについての口コミを紹介します。
思ったいたより大きい商品でした!
4℃以下だと除湿しないようで、試しに脱衣所で自動衣類乾燥したところ乾きがイマイチ…
次は強乾燥にしてみますが不安が残ります。
しっかり乾かなかった割に生乾き臭はなかったです!引用:楽天|CV-L120
CV-N120は除湿力が上位機種より弱いので、何となくサイズも小さいと思いがちですが、実は上位機種と全く同じサイズ。
CV-N180 | 359×248×665mm |
---|---|
CV-N120 | 359×248×665mm |
CV-N71 | 303×203×524mm |
CM-N100 | 315×235×575mm |
CV-NH140 | 365×235×645mm |
サイズに関する口コミが上位種よりも目立つ理由は、イメージと実寸のギャップが関係しているのかもしれませんね。
また、口コミの一部に「4℃以下では除湿しない」という話がありましたが、CV-N120に限った話ではありません。
シャープ除湿機の動作環境をまとめると下表のとおり。
(コンプレッサー式) CV-N180 CV-N120 CV-N71 CM-N100 | 4℃~38℃ |
---|---|
(ハイブリッド式) CV-NH140 | 1℃~38℃ |
除湿方法には3タイプあります。
- コンプレッサー式:夏に強い
- デシカント式:冬に強い
- ハイブリッド式:上の2方式を自動切替
シャープは気温が低いと機能しにくいコンプレッサー式が多いので、寒冷地域に住んでいる方や冬場の結露対策で使用する場合はデシカント式の方が向いているでしょう。
デシカント式の除湿機はパナソニックや日立などが取り扱っています。
CV-N71(CV-L71、CV-J71含む)の口コミ
CV-N71はコンパクトサイズが売りで、値段も他機種より安いので狭い部屋での使用ならおすすめできるモデルです。
- 除湿力も充分
- サイズ感に満足
- 設置場所に困らない
- ボタン少なくシンプル
- 小さいが重い
- 運べるが大変
- タンクサイズ小さい
- うるさくないが音が気になる
CV-N71も口コミがまだ少ないので、性能が同じ旧モデルからも引用しています。
購入するなら価格の安い型落ちモデルがおすすめなので、新旧モデルの比較記事を良ければご参考に。
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【CV-R71とCV-P71の違いはない】シャープ衣類乾燥除湿機の新旧比較
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良い口コミ
他機種よりは除湿能力は低いですが、それでも適用範囲は50Hz地域(東日本)で8~16畳、60Hz地域(西日本)で9~18畳ほど。
除湿能力に対する不満は特に見当たらなかったため、適切な範囲で使用すれば問題はなさそうです。
あまりにも部屋の湿度が高いため購入しました。劇的に湿気がとれていきます。確かに部屋が暑くなりますし、若干動作音がしますが、不在時にスイッチいれておけば、勝手に除湿してくれるので、非常に便利です。少しあったカビ臭も、なくなったように感じます。もっと早く購入すればよかったです。
引用:ヨドバシ|CV-L71


悪い口コミ
一方、コンパクトサイズという名前から抱くイメージとの乖離から「意外と重い」という声も。
梅雨時期のジメジメが嫌で購入。コンパクトだが本体は重い。クローゼットなどに使用。こまめに持ち運ぶことを考えて購入。使用時部屋は暑くなります。
引用:ヨドバシ|CV-L71
各モデルの重さを確認しておきましょう。
CV-N180 | 約16.5kg |
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CV-N120 | 約15.5kg |
CV-N71 | 約9.4kg |
CM-N100 | 約12.5kg |
CV-NH140 | 約15.0kg |
CV-N71は、ほかと比較をすると確かに軽いのですが、それでも9キロ以上の重量があります。
次の表は除湿方式による特徴をまとめたものですが、コンプレッサー式は圧縮機を内蔵するので重さがデメリットです。
- 室温上昇が少ない
- 電気代が安い
- 寒いと除湿力が低下
- サイズが大きく重い
- 部屋の温度が上がる
- 電気代が高い
- 気温による影響なし
- 軽量コンパクト
また、口コミにもあるように使用時には室温は上がります。
コンプレッサー式は室温上昇が少なく夏向きの除湿方式ですが、室温上昇がない訳ではないので、その点も認識が必要です。
CM-N100(CM-L100、CM-J100含む)の口コミ
CM-N100は「衣類乾燥×除湿×消臭×冷風」の1台4役が売りの多機能な除湿機です。
「室温と比べて-10℃の冷たい風」を送風をして扇風機代わりにもなるのが特徴ですが口コミ・評判はどうでしょうか。
- 除湿力は優秀
- 冷風が当たる部分は涼しい
- TV横だと音が気になる
- 背面から出る温風で室温が上がる
- タンク容量が少ない
CM-N100も口コミがまだ少ないので、性能が同じ旧モデルからも引用しています。
購入するなら価格の安い型落ちモデルがおすすめなので、新旧モデルの比較記事を良ければご参考に。
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【CM-R100とCM-P100の違いはない】シャープ冷風・衣類乾燥除湿機の新旧比較
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良い口コミ
口コミを眺めてみると除湿や衣類乾燥に満足する評価は高そうです。
作動音はかなり大きく、当初は買って失敗したかなーと思ったものの、そのうち慣れました。
それよりも、強力な除湿機能が実に魅力的で、部屋干しでの洗濯物も意外と早く乾くので、
梅雨時も大活躍です。結果、購入して正解でした。
冷風機能も、使い方次第ではそれなりに効果を発揮しますよ。引用:ヨドバシ|CM-J100
脱衣所で衣類乾燥とスポットクーラーとして使用しています。
衣類乾燥としては、ズボンとインナー数枚くらいなら2時間の運転でパリッと乾き、十分満足しています。乾燥後、脱衣所に生乾きの匂いなどしませんでした。
また風呂上がりのスポットクーラーとしてもこの値段なら性能としては不満ありません。引用:アマゾン|CM-J100
冷風機能をスポット冷却と割り切っている場合の満足度は高そうです。
ただし、冷房の代わりにと過度に期待すると次に紹介する悪い口コミへと変わってしまうようです。
悪い口コミ
CM-N100も他機種と同様に音の大きさに関する口コミが多いですが、コンプレッサー式は仕方ないと諦めの声も。
CM-N100特有の声として、冷風機能に関する口コミを紹介します。
エアコンの代わりにはなりません。排気の扱いさえ考えることができれば、心地よく過ごせます。ー10度はあくまでもスポットですので、そこだけを期待すると評価が下がると思われます。
引用:CM-L100|価格コム

あくまでCM-N100は「コンプレッサー式の除湿機」なので、背面からの温風を出すため室温が上がります。
スポット的な冷風を送ったり、湿度を下げることで多湿による蒸し暑さには対応できますが、室温を下げる冷房効果はないので購入前には注意しましょう。
タンク容量の少なさに触れる口コミも一定数見かけたので紹介します。
4時間運転してタンク半分くらい水が溜まっていました。タンクサイズはもう少し大きいと良いなとは思いますが、許容範囲内です。
広い部屋で除湿機として使う場合は人によってタンクの小ささが煩わしく感じる可能性があると思います。引用:アマゾン|CM-J100
いわゆる生乾き臭が無く乾燥時間も早いです。但し、小まめな排水処理は必要ですが自動で止まるので溢れることはありません。洗濯物の多い家庭は損しない商品です。
引用:ヤフー|CM-J100
除湿能力と排水タンク容量のスペックを並べてみると、タンクがすぐに満タンになるという口コミにも納得です。
型番 | 除湿力 | 容量 |
---|---|---|
CV-N180 | 18L/日 | 約4.5L |
CV-N120 | 12L/日 | 約4.5L |
CV-N71 | 7.1L/日 | 約2.5L |
CM-N100 | 10L/日 | 約2.5L |
CV-NH140 | 13L/日 | 約3.6L |
CM-N100は除湿能力がそれなりにあるのに、排水タンク容量は除湿力が低いCV-N71と同じです。
参考に、タンクが満タンになるまでの時間は、梅雨の時期に6畳で4時間という口コミもありました。
定格能力から判断しても、10L/24時間=約400mLの水が1時間で溜まるので、6時間程度で満杯になる計算です。
梅雨の時期の排水頻度の高さは覚悟しておく方が良さそうですね。

まとめ
以上、シャープ除湿機についての口コミを紹介しました。
再掲ですが、まとめとして口コミ概要とスペックの一覧表を張っておきます。
シャープ除湿機のまとめ記事でお買い得モデルについて解説しているので、そちらも良ければご覧ください。

型番 | 特徴を一言で | 口コミ概要 | 除湿方式 | 部屋の広さの目安 | 定格除湿力 | 衣類乾燥時間(2kg) | プラズマクラスターのランク |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CV-N180 | 洗濯物が多い家庭におすすめ | 除湿力は優秀だがうるさい | コンプレッサー式 | 木造:~20畳(33㎡) コンクリ:~40畳(67㎡) | 18L/日 | 約80分 | プラズマクラスター7000 |
CV-N120 | バランス重視のスタンダードモデル | 除湿力は優秀だがサイズが大きい | コンプレッサー式 | 木造:~14畳(23㎡) コンクリ:~28畳(46㎡) | 12L/日 | 約100分 | プラズマクラスター7000 |
CV-N71 | 価格重視のコンパクトタイプ | サイズ感は良いが意外と重い | コンプレッサー式 | 木造:~8畳(13㎡) コンクリ:~16畳(26㎡) | 7.1L/日 | 約180分 | プラズマクラスター7000 |
CM-N100 | 冷風も遅れて夏場に活躍 | 除湿には満足だが冷風で室温上昇 | コンプレッサー式 | 木造:~11畳(19㎡) コンクリ:~23畳(38㎡) | 10L/日 | 約120分 | プラズマクラスター7000 |
CV-NH140 | 唯一のハイブリッドで年中活躍 | - | ハイブリッド式 | 木造:~14畳(23㎡) コンクリ:~28畳(46㎡) | 13L/日 | 梅雨:約64分 冬季:約80分 | プラズマクラスター25000 |