「JPH-S100」と「JPH-J100」は、1970年から続くタイガー魔法瓶「炊きたて」シリーズの土鍋圧力IHジャー炊飯器。
両モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- JPH-S100:2022年7月発売
- JPH-J100:2021年6月発売
さっそく結論ですが、両モデルの主な違いは次の3つ。
新旧の違い
- 「抗菌加⼯しゃもじ」を新採用
- 操作ボタンのデザイン
- 本体カラー
当記事では、上に挙げた3つの違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
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JPH-S100とJPH-J100の違い
はじめに書いたとおり「JPH-S100」と「JPH-J100」の主な違いは次の3点。
- 「抗菌加⼯しゃもじ」を新採用
- 操作ボタンのデザイン
- 本体カラー
「抗菌加⼯しゃもじ」を新採用
新モデル「JPH-S100」では、次の3つの基準を満たしたSIAA(抗菌製品技術協議会)認証の抗菌加⼯しゃもじを新採⽤。
- 抗菌性
- 安全性
- 適切な表示
抗菌効果で⼤腸菌や⻩⾊ブドウ球菌などの増殖を抑えるため、より安⼼して使用することができます。
操作ボタンのデザイン
下の写真の左が新モデル、右が旧モデルですが、見比べるとボタンの縁デザインなどが若干変更となっています。
ただし、ご覧のとおりほとんど差異はありません。
外観の細部にまでこだわりたい場合は別として、新旧比較の際は極端に気にする必要はないかと思います。
本体カラー
新旧両モデルともベースカラー黒色の1色展開である点は同じですが、カラー名称と細部が変更となりました。
JPH-S100 | ストレートブラック |
---|---|
JPH-J100 | マットブラック |
先の比較写真のとおり、ほとんど違いはありませんが、新モデル「JPH-S100」ではフタのふちに銀色のラインが入るなど微妙に雰囲気が異なります。
どちらが優れるという話ではないので、好みで選べば問題ありません。
新旧モデル共通の特徴
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、当シリーズの特徴を把握するためにも、両モデル共通の特徴もサクッと紹介します。
- 本土鍋(天然土かまどを採用)
- 土鍋ご泡火炊き(高火力&泡立ちでお米の旨みを守る)
- 遠赤土かまど(土鍋の遠赤効果でふっくら)
- 少量旨火炊き機能(難しい少量炊きでも美味しく)
- 内なべ3年間保証
- 食感炊きわけ3段階(しゃっきり・標準・もっちりの3段階)
- 麦めし専用メニュー(麦めし押麦・麦めしもち麦の2メニュー)
- 六角形の計量カップ(残量少なくてもお米をすくいやすい)
- ホワイトバックライト液晶
- 圧力洗浄コース(ニオイ・汚れを落とすクリーニング機能)
- 一部食洗機対応
JPH-S100とJPH-J100の価格を比較
ここまで「JPH-S100」と「JPH-J100」の主な違いを紹介してきました。
ここからは両モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
JPH-S100の価格
2022年7月発売の新モデル「JPH-S100」の発売時価格は、10万円前後からのスタート。
2022年10月時点では、安いもので7万円台まで価格が落ち、少し値頃感が出てきました。
ただし、まだ旧モデルの方が安いことが多いうえ、正直なところ新旧の機能差はないに等しいです。
最新モデルという響きにこだわりがなければ、価格重視で選ぶのがおすすめです。
JPH-J100の価格
2021年6月発売の旧モデル「JPH-J100」は、価格的に今おすすめのモデル。
発売時価格は新モデルと同程度でしたが、順調に価格を落とし、新モデル発売直前の2022年10月時点では、安いもので6万円台を推移しています。
新モデルと比較したときに「抗菌しゃもじ・外観のわずかな違い」が気にならないのであれば、価格重視の方には有力な選択肢となるでしょう。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは旧モデル「JPH-J100」です。
理由は、機能差がほとんどないなか、旧モデルの方が圧倒的に安くてコスパが高いため。
炊飯器はある程度進化しきった家電なので、新旧の機能差がないのは仕方ないですね。
現時点のおすすめモデル
以上、「JPH-S100」と「JPH-J100」の違いを解説しました。