「TP7A」と「TP07」は、両方ともダイソン「Purifier Cool」シリーズと呼ばれる、空気清浄機&扇風機の1台2役モデル。
まず、両モデルは発売された年が異なります。
- TP7A:2022年5月発売
- TP07:2021年5月発売
新旧モデルの関係というよりは派生種というイメージで、両モデルは基本的な性能は同じで、主に次の2点が異なります。
新旧の違い
- 専用アプリ(Dyson Link)機能の有無
- 音声コントロールの有無
新しく発売された「TP7A」からは上記2機能が省かれています。
機能を絞って、価格を落とした安価版として発売されたようです。

当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
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TP7AとTP07の違い
はじめに書いたとおり「TP7A」と「TP07」の主な違いは次の2点でした。
- 専用アプリ(Dyson Link)機能
- 音声コントロール機能

専用アプリ(Dyson Link)機能
旧モデル「TP07」では、App StoreまたはGoogle Playから専用アプリをスマホへダウンロードすることで遠隔操作などが可能となります。
アプリでできることの例
- 遠隔操作
- 設定変更
- 稼働状況の確認
「TP03」などは本体にディスプレイがない古いモデルでは、アプリによる稼働状況の確認は画期的でした。
しかし、「TP7A」「TP07」両モデルはディスプレイで空気質の確認ができるため、アプリによる稼働状況の確認はそこまで重要ではないかと。
また、両モデルともリモコンが付属しているので、遠隔操作のメリットも限定的でしょうか。

音声コントロール機能
旧モデル「TP07」では次のスマートスピーカーに対応し、音声コントロールが可能です。
- Alexa
- Siri
上記スマートスピーカーを使いこなすユーザーにとっては、両モデル比較の際のポイントとなるでしょう。
両モデル共通の特徴
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、当シリーズの特徴を把握するためにも、両モデル共通の特徴もサクッと紹介します。

- 空気清浄機&扇風機の1台2役
- ディフューズドモード搭載(冬は後方に風を出すので寒くない)
- 高い静穏性(旧モデルTP04より運転音が最大20%減)
- フィルターはお手入れ不要(ランニングコストはかかるので注意)
- 350°の首振り
- ナイトモード(静穏運転になりディスプレイ減光)
- リモコン付属
TP7AとTP07の価格を比較
ここまで「TP7A」と「TP07」の主な違いを紹介してきました。
ここからは両モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
TP7Aの価格
2022年5月発売の新モデル「TP7A」の発売時価格は6万円前後。
2022年11月時点では、あまり安くなっておらず、楽天等のECモールでは5万円台の中盤がいいところ。
公式より極端に安いものは見当たらないので、公式での購入が無難でしょうか。
TP07の価格
2021年5月発売の旧モデル「TP07」の2022年11月時点の価格は6万円台の後半が多い印象です。
稀に5万円台のものも見かけますが、当モデルも公式より極端に安いものは少なめ。
先に紹介した「TP7A」との機能差(専用アプリ・音声コントロール機能)と価格差に妥当性を感じるか検討してみてください。

結論|今のおすすめは?
個人的な結論としては、今のおすすめは安価モデル「TP7A」。
理由は、機能差よりも価格差に魅力を感じるため。
もし、スマートスピーカーユーザーであれば、「TP07」も有力な選択肢となりますが、個人的には価格差ほどの機能的価値を感じないため上記選定としています。
現時点のおすすめモデル
以上、「TP7A」と「TP07」の違いを解説しました。