ホットクックの新モデル「KN-HW16F」が2020年9月に発売されます。

2019年に発売された旧モデル「KN-HW16E」との主な違いは3つ。
- 内鍋がフッ素コート加工に変更
- 低温調理メニューの強化
- ユーザー考案レシピのダウンロード増加
という3点がモデルチェンジによる主な追加機能です。
この記事では、新モデルと型落ちモデル、どちらがお買い得か判断するために必要な情報を、
- KN-HW16Fの特徴
- 新旧の機能比較
- 価格の比較
という構成でまとめます。
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特徴・選び方を紹介したうえで、現行全モデルを比較表で比べています。他機種も気になる方はご覧ください。
KN-HW16Fの特徴
上の表は2019年モデル以前のホットクックを分類したもの。
2020年発売のKN-HW16Fは、KN-HW16Eの後継機種という位置づけです。
2~6人用の中型タイプで、無線LAN(Wi-Fi)機能に対応しており、ホットクックの主な機能を全て搭載しています。
別モデルの特徴は「【2020年最新】ホットクックの違いと選び方!全11種類を比較」でまとめたので参考にどうぞ。
従来からの4つの便利機能
- 煮詰め機能
- 予約調理
- 火力や混ぜ方の設定機能
- 無線LAN機能

煮詰め機能
最後の仕上げにフタを開けたまま煮詰めることが可能です。
写真はホットクックでリンゴジャムを作った際のものですが、最後に煮詰め機能で水分を飛ばしました。
煮物などで、照りを出したり、味の調整にも便利な機能です。
予約調理
KN-HW16Fでも予約調理は健在です。
予約調理では、食品が腐敗しやすい温度帯を避けるよう温度管理をするので安心。
火力や混ぜ方のお好み設定機能
火力・混ぜ方・加熱時間などの細かい設定が可能です。
一部の比較的新しいモデルに搭載されている機能で、料理好きには嬉しい機能。
無線LANでCOCORO KITCHENに接続
KN-HW16Fは、無線LAN(Wi-Fi)対応機種なので、COCORO KITCHENというシャープの純正アプリに登録することができます。
アプリの便利機能
- レシピのチェック
- ホットクックへレシピ送信
- 食材の買い物リスト機能
- 予約時間の遠隔変更
などが可能で、スキマ時間に晩ごはんの献立を決めてしまえるので重宝します。
仕様・スペックの新旧比較
型番 | 容量 | カラー展開 | メニュー集掲載数 | 最大予約設定時間 | 保温時間 | 設定温度 | 外形サイズ | 内鍋サイズ | 重さ | 電源コードの長さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
KN-HW16F (2020) | 1.6L | 赤と白 | 142 | 15時間 | 最大12時間 | 35~90°C | 幅36.4×奥行28.3×高さ23.2cm | 幅26.3×直径19.4×高さ13.5cm | 約5.2kg | 約1.4m |
KN-HW16E (2019) | 1.6L | 赤と白 | 145 | 15時間 | 最大12時間 | 35~90°C | 幅36.4×奥行28.3×高さ23.2cm | 幅26.3×直径19.4×高さ13.5cm | 約5.5kg | 約1.4m |
基本スペックはほぼ同じですが、内鍋がステンレスからフッ素コート加工に変わったため少し軽くなりました。
メニュー数は3つ減ですが、これは機能追加に伴う見直しの結果で、むしろブラッシュアップされた印象。
ローストビーフやサラダチキンなどの人気の低温調理メニューが追加されたほか、新モデルは焦げ付きにくい仕様なので、焼き物メニューが強化されています。
新機能の詳細
KN-HW24Fで新たに追加された機能は次の3点。
- 内鍋のフッ素コート加工
- 低温調理メニューの追加
- ユーザーの考えたレシピがダウンロード可能

内鍋のフッ素コート加工
実はホットクックユーザーにとっては、内鍋のフッ素コート加工は待望の改善点。
旧モデルは内鍋がステンレス製のため、料理によっては汚れがこびり付きやすく、手入れが面倒というデメリットがありました。
新モデルでは、焦げ付きに強くなったことで、「オープンオムレツ」や「じゃがいものガレット」といった焼き物調理メニューが追加されたのも嬉しいポイント。
煮物は得意でも、焼きは苦手とされていたホットクックが万能調理家電へと、また一歩近づきました。

このフッ素コート加工された内鍋は、内鍋単体(型番:TJ-KN2FB)でも発売され、容量の同じ旧モデルでも使用可能という点からも、ユーザーの待望度合いが伺えます。
低温調理メニューの追加
70度の低温でじっくり調理することで、柔らかいジューシーな料理を堪能できるようになりました。
市販のジップロックにお肉とレシピ通りの調味料を入れ、内鍋に水を張ってジップロックを浸すだけ。
あとは、メニューボタンをひと押しすれば、ホットクックが最適な温度管理をしてくれるので、簡単にサラダチキンやローストビーフを作れます。

以前から、ヘビーユーザーたちは、独自に試行錯誤し、低温調理を楽しんでいましたが、
時間のないライトユーザーにとって、公式にレシピ追加されたことは嬉しいポイント。
レシピどおりにセットして、ボタンひと押しで、低温調理ができてしまう点はかなり魅力的です。
ユーザーの考えたレシピがダウンロード可能
ホットクックの公式ファンサイト「ホットクック部」で人気を博した投稿レシピがダウンロードできるようになりました。
ホットクック部は、クックパッドのホットクック専用版というイメージ。
みんながどんな使い方で、どんな料理を作っているのか確認できるコミュニティで、「すごい!こんなの作れるの!?」というメニューもたくさんあって面白いです。
そんなファンコミュニティの人気メニューをダウンロードできるとなると期待大ですね。
注意ポイント
ホットクック部に掲載の全てのメニューがダウンロードできる訳ではありません。
ホットクック部発のレシピで公式メニューとなり、ダウンロード対応したのは12メニュー。
ただし、今後追加されていく可能性は大いに有りです。
公式はメニュー集は味が微妙というデメリットを時々目にしますが、ファンコミュニティの研究家たちのオリジナルレシピを参考にできる点もホットクックの強みです。
価格の比較
KN-HW16Fは、2020年9月中旬の発売ですが、予約時のネット価格は約60,000円。
対する旧モデルのKN-HW16Eは、2020年8月時点で45,000円前後で、新旧の価格差は15,000円程です。
2020年新モデル
2019年型落ちモデル
ネット最低価格は想像以上に日々変動するので、タイミングにもよりますが、この価格差で3つの新機能を買うかという話になってきます。
まとめ
新モデルの追加機能
- 内鍋がフッ素コート加工に変更
- 低温調理メニューの強化
- ユーザー考案レシピのダウンロード増加
家電のモデルチェンジは、中身がほぼ変わらないこともある中、今回の新モデルは価値のあるものだと思っています。
特に内鍋の仕様変更は、日々の洗い物の手間に直結することなので大きいポイントです。
ホットクックが得意な煮物系のほかにも、焼く・炒める・煮詰めるなど、様々な調理方法を駆使し、ホットクックを使い倒すつもりなら新型はおすすめです。
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