「NL-BX05」と「NL-BV05」は、両方とも象印のマイコン炊飯ジャーで、一人暮らし向けの3合炊き少量炊飯モデル。
それぞれ発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- NL-BX05:2023年1月発売
- NL-BV05:2021年1月発売
さっそく結論ですが、新旧モデルの主な違いは次の1点のみ。
新旧の違い
新モデルでは「うるつや保温」を新搭載。
厳密に言うと、ボタンの配色や消費電力などにわずかな違いはあるものの、実質大差がないので割愛します。
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、現時点の各モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
関連記事
特徴・選び方を紹介したうえで、現行全モデルを比較表で比べています。他機種も気になる方はご覧ください。
NL-BX05とNL-BV05の違い
はじめに書いたとおり「NL-BX05」と「NL-BV05」の違いは、「うるつや保温」の搭載有無のみです。
うるつや保温とは?
センサーが保温に最適な火加減で温度コントロールして、水分の蒸発を抑えることで24時間までおいしく保温する機能。
旧モデルにも保温機能は搭載されていますが、新モデルでは「うるつや保温」を新搭載することで、保温できる時間が延びたことが具体的なメリットです。
保温時間 | |
---|---|
(新)NL-BX05 | 24時間まで |
(旧)NL-BV05 | 12時間まで |
象印の調査によると、若年層ほど保温機能を使用する割合が高いことから、一人暮らしを始める学生や新社会人に適した機種として新モデルを開発したそうです。
新旧モデル共通の特徴
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、当シリーズの特徴を把握するためにも、各モデル共通の機能もサクッと紹介します。
- 全面加熱(上ふた・側面・釜底のヒーターが釜全体を包み芯までふっくら)
- 5mmの黒厚釜(熱が側面まで伝わりやすい形状)
- 豪熱沸とう(沸騰中も高火力を維持、激しい対流を起こして炊きムラ軽減)
- クリーニング機能(炊込みごはん後などのニオイを除去)
- パンメニュー(発酵と焼きが選択できるメニュー)
- 立つしゃもじ付き
NL-BX05とNL-BV05の価格を比較
ここまで「NL-BX05」と「NL-BV05」の主な違いを紹介してきました。
ここからは各モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
NL-BX05の価格
2023年1月発売の新モデル「NL-BX05」の発売時価格は1万円台の後半でした。
発売後は少し価格を落としましたが、まだ旧モデルには少し及びません。
機能的には、新モデルで強化された保温性能に惹かれる場合は選択肢となりますが、価格重視の場合は、現状では選択肢として微妙です。
NL-BV05の価格
2021年1月発売の旧モデル「NL-BV05」は、いま価格的にはおすすめのモデル。
2023年3月時点では、安いもので1万円台の前半を推移しています。
12時間を超える長時間の保温をする前提なら、新モデル狙いもありですが、12時間までの保温で充分なら、価格の安い旧モデルが有力な選択肢となるでしょう。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは旧モデル「NL-BV05」です。
理由は、保温性能以外は同等なのに価格が安いため(保温をあまりしないという個人的な理由もあります)。
保温時間が12時間では足りないという場合は、24時間まで保温可能な「うるつや保温」機能を搭載する新モデルを狙うのもありでしょう。
現時点のおすすめモデル
以上、「NL-BX05」と「NL-BV05」の違いを解説しました。