「PJ-P3DS・PJ-N3DS・PJ-L3DS」は、シャープのプラズマクラスター扇風機で、背の高いハイポジションシリーズ。
リビングファンとしておすすめな当シリーズは、発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- PJ-P3DS:2022年4月発売
- PJ-N3DS:2021年4月発売
- PJ-L3DS:2020年4月発売

共通の特徴
- 蝶の羽根を応用したネイチャーウイングで、羽根14枚相当のなめらかな風を生み出す
- プラズマクラスターにより、タバコの付着臭や衣類・ソファのニオイを除去
- きめ細やかな32段階の風量調整
- 静音&低消費電力設計
- 上向き50℃の広角と、高さMAX1,110mmにより人に風を当てずに空気循環が可能
以上のような共通の特徴を持つ各モデルですが、その違いはどこにあるのでしょうか。
答えから先に書くと、実は「PJ-P3DS・PJ-N3DS・PJ-L3DS」に違いは全くありません。
家電によくある毎年定例のモデルチェンジで型番だけが変わったパターンです。

この記事では、各モデルの価格を比較して、家電アドバイザーの目線で今おすすめのモデルを検証します。
「PJ-P3DS・PJ-N3DS・PJ-L3DS」の価格の違い
「PJ-P3DS・PJ-N3DS・PJ-L3DS」の価格を比較する前に、当シリーズの価格推移の傾向と底値をチェックしましょう。
過去のモデルから価格推移を考察すると、
- 毎年春に発売され、初値は2万円台後半
- 7月頃には底値圏となる1万円台の中盤に到達することが多い
以上が、当シリーズの「最近の」価格推移の傾向と言えそうです。
「最近の」と表現したのは、実は2019年以前の古いモデルの底値は、上で示したものより更に安く、1万円前後まで値段が下がっていました。
近年、新型コロナの影響で換気が求められるようになり、空気循環のニーズが高まったことで、高機能扇風機の価格も下げ止まっている印象です。
2022年モデルも、かつての底値までは落ちない可能性があるので要注意。

PJ-P3DSの価格
2022年4月発売の「PJ-P3DS」の発売時価格は、安いもので約2.9万円と、シリーズの傾向どおりのスタート。
「過去のモデルを参考にすると、2022年7月くらいには1万円台に到達することが予想されます」
と、2022年4月時点で予想していましたが、7月15日現在では2万円前後となっているので、予定どおり下落中というところでしょうか。
順調に安くなってきているものの、旧モデルよりはまだ高額なため、選択肢とするにはあと一歩です。

PJ-N3DSの価格
2021年4月発売の「PJ-N3DS」は、いま価格的におすすめのモデル。
2021年秋頃にマークした大底となる1万円台前半よりは、少し価格上昇した感はありますが、それでも1万円台の中盤あたりを推移しています。
先述のとおり新旧の機能差はないので、価格の安いものを選ぶのが正解です。

PJ-L3DSの価格
2020年4月発売の「PJ-L3DS」は、長く1万円台の中盤を推移しており推していましたが、2022年6月以降は2万円前後まで価格が上がってきた印象。
そもそも在庫が少なくなってきており、物理的に選択肢から外れつつあることに加え、後継の2021年モデルにも価格で勝てなくなってきているので、あえて選ぶ理由もないでしょう。
結論|おすすめモデルは?
結論としては、現時点のおすすめは2021年モデル「PJ-N3DS」です。
理由は、新旧の機能差がないなかで、価格が一番安いことが多いため。
やがて、最新モデルの価格が落ちてきて、逆転すると思われますが、それまでの間は2021年モデルがおすすめです。
おすすめ|2021年モデル「PJ-N3DS」
以上、シャーププラズマクラスター扇風機「PJ-P3DS・PJ-N3DS・PJ-L3DS」の違いについて解説しました。