「SR-FD100」と「SR-FD109」は、パナソニックのIHジャー炊飯器の新旧モデルという関係です。
- SR-FD100:2020年モデル
- SR-FD109:2019年モデル
こちらの新旧の炊飯器は、パナソニック炊飯器の中でもリーズナブルな価格帯が魅力の、スタンダードモデルにあたるシリーズ。
発熱性と熱伝導性に優れた「ダイヤモンド銅釜」を搭載しているため、ふっくらとおいしいご飯が炊きあがるのが特徴です。

新モデルで変わったところ
SR-FD100とSR-FD109の違いを調べてみると、内釜と炊飯コース内容の2つに変更点がありました。
どこが変わったのか、気になりますよね。
この記事では、
- 機能の違い
- 仕様の違い
- 価格の新旧比較
以上の観点から、SR-FD100とSR-FD109の違いをわかりやすく分析し、どちらを購入するのがよりお得になるのかを検証します。
ぜひ、比較検討の参考にしてくださいね。
SR-FD100とSR-FD109の違い
前述したように、新モデルのSR-FD100には、旧モデルのSR-FD109からの変更点が2つあります。
- 内釜が「全面打ち出し加工」になった
- 「炊き込みご飯コース」が新しくなった

内釜が「全面打ち出し加工」になった
1つ目の変化は、新旧両モデルの魅力である「ダイヤモンド銅釜」の側面の変化です。
内釜の外側には打ち出し加工といって、昔の鍋によく見られるような、凹凸のある表面加工が施されています。
旧モデルでは打ち出し加工されているのは底面のみでしたが、新モデルでは全面に加工が施されました。

外側全面に打ち出し加工がされたことで、内釜全体の発熱効率が上がり、一粒一粒に熱が伝わりやすくなります。
そのため、よりふっくらとおいしいご飯が炊きあがるようになりました。
公式ページのスペック欄に掲載されている「美味しさの目安」でも、旧モデルが星2.5のところ、新モデルでは星3に上昇。
美味しさの指標となる星が0.5アップしているのも注目ポイントです。

「炊き込みご飯コース」が新しくなった
旧モデルからあった「炊き込みごはんコース」ですが、新モデルではさらに性能がアップしました。
炊飯時間はそのままに、低温で長時間前炊きする工程が加わったことで、べたつきにくく、しっかりと味が染み込んだ炊き込みご飯が炊けるようになりました。

仕様の変化はなし
「SR-FD100」と「SR-FD109」の商品仕様はまったく同じです。
型番 | 炊飯量 | カラー | 外形寸法 | ふた開き時の高さ | 重さ | 1回あたりの炊飯時消費電力量 | 1時間あたりの保温時消費電力 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SR-FD100(2020) | 5.5合 | ブラウン | 25.5×36.6×21.0cm | 40.2cm | 4.1kg | 148Wh | 12.6Wh |
SR-FD109(2019) | 5.5合 | ブラウン | 25.5×36.6×21.0cm | 40.2cm | 4.1kg | 148Wh | 12.6Wh |
また、これまでご紹介した特徴や機能も含めて、以下の機能が新旧両モデルに共通しています。
- ダイヤモンド銅釜(ダイヤモンドコーティングにより細かな泡を発生させてお米一粒一粒に熱を伝える)
- 2段IH(2段のIHコイルで内釜全体を加熱)
- 旨み熟成浸水(低温前炊きでお米に水分が行きわたり旨みが増加)
- いきいき保温(温度コントロールで黄ばみ・においを抑えておいしく保温)
- 7メニュー(玄米、雑穀米、炊きおこわ、おかゆなど7つの炊飯コース)
- うま味キャッチャー(うま味の素「おねば」を蓄積&還元)
- エコ炊飯(消費電力量と炊飯時間に配慮しながら火力調整)
- 早炊き(白米を最短25分で炊き上げ)
- 玄米時短(時間のかかる玄米を短い時間で炊き上げ)
- ケーキコース(材料を入れるだけでスポンジケーキやチーズケーキが作れる)
- 炊飯残時間表示(炊飯の残り時間を表示)
- ステンレスクリアフレーム(汚れがたまりやすい内釜の周りも清潔に保てる)
- ダイヤモンドハードコート3年保証(コートが剥がれた場合に無料交換)

価格の違いを比較
旧モデル「SR-FD109」は2019年9月に発売され、初値は2万円台前半という価格でしたが、約3ヶ月後には1万円台中盤まで下落。
その後は上下を繰り返しながら推移し、最近では大きな上下もなく、1万円台中盤をキープしています。
一方の新モデル「SR-FD100」は、2020年9月に発売され、初値は旧モデル同様2万円台前半で。
発売から3ヶ月を過ぎたあたりで価格がグッと下がり、現時点では旧モデルと同じ1万円台中盤を推移しています。
【結論】おすすめは?
以上、パナソニックのIHジャー炊飯器スタンダードモデル、「SR-FD100」と「SR-FD109」の機能や仕様を比較しました。
個人的な結論としては、内釜の加工が新しくなった新モデルがおすすめだと感じました。
味の指標となる「美味しさの目安」も星が増えているということで、価格が同等~数千円差なら美味しい方を選びたいですよね。
新モデルでは、白米と炊き込みご飯、ふたつの炊飯性能がアップし、よりお得感を感じられることもおすすめの理由です。

2020年モデル
2019年モデル