「F-YZTX60」と「F-YZSX60」は、両モデルともナノイーを搭載するパナソニックの除湿機で、新旧モデルの関係にあたります。
- F-YZTX60(2020年4月発売)
- F-YZSX60(2019年4月発売)
軽量コンパクトでナノイーによる除菌・消臭を売りとした当シリーズですが、新旧モデルの違いはひとつだけでカラー展開が異なるだけ。
見た目も、中身も同じなのです。家電によくある、型番名だけの更新ですね。

この記事では、唯一の違いであるカラー展開をさくっと紹介したうえで、両モデルの価格推移を比較し、いま買いの型番を探っていきます。
カラーバリエーションの違い
まずは、新モデル「F-YZTX60(2020)」からですが、上の写真のとおり2色展開となっています。
- シルバー(S)
- ホワイト(W)
続いて、旧モデル「F-YZSX60(2019)」です。
2色展開であることに違いはありませんが、カラーに少しだけ違いがあることがわかります。
- シルバー(S)
- ゴールド(N)
ちなみに、カラーの横に記載したアルファベットは、カラー記号を表し、型番の最後にひっついて、そのモデルのカラーを表現します。
例えば、新モデルのホワイトなら、「F-YZTX60-W」という形です。


価格を比較
両モデルの価格を比較する前に、当シリーズの価格推移の傾向を確認しましょう。
当モデルは、これまで毎年4月に新モデルが発売されてきました。
過去モデルから考察する傾向としては、まず4月の発売時期には初値で38,000円前後をつけます。
その後、6月中旬には、底値である2万円台前半まで安くなり、梅雨明けに少し値上がり傾向がありつつも2万円台中盤で推移。
最終的には、次年度モデルと入れ替わるように、3万円前後まで価格が上がり、市場からフェードアウトという印象です。

結論としては、6月中旬に買うなら4月に発売されたばかりの新モデルがおすすめ。
その他の時期は、タイミング次第なので、価格比較をして安い方がおすすめ、という感じでしょうか。
以上を踏まえて、「F-YZSX60(2019)」と「F-YZTX60(2020)」両モデルの価格の動きを検証してみましょう。
F-YZSX60(2019)の価格推移
「F-YZS60(2019)」は、2019年4月に発売され、シリーズの傾向どおり、約37,000円の初値をつけました。
その後、順調に価格が下がっていき、6月中旬には底値圏である2万円台前半に到達。
2020年3月頃までは底値圏を推移していましたが、その後は、新モデルと入れ替わるように価格上昇。
今では、3万円オーバーで、買うメリットがありません。
F-YZTX60(2020)の価格推移
一方の「F-YZTX60(2020)」は、やはりシリーズの傾向どおり、2020年4月の発売時には約38,000円の値をつけました。
その後、順調に値を下げ、6月も後半に差し掛かろうかというタイミングで25,000円のラインを下回って底値圏へ。
梅雨明けに合わせて、少し価格上昇した後、2万5千円前後で推移して今に至ります。

結論!今のおすすめモデルは?
以上、ナノイー搭載モデル「F-YZTX60(2019)」と「F-YZSX60(2020)」の新旧比較を行いました。
改めてまとめると、カラー展開は違えど、性能部分は同じなので、価格を中心に選ぶと間違いないかと思います。
結論としては、2021年2月の執筆時点では、新モデル「F-YZS60(2020)」がおすすめです。
ほぼ底値圏の値段を維持しているので、次もモデルチェンジがない前提で言えば、2021年モデルの値下げを待つメリットは薄いのかなと感じます。