KI-NS70・KI-LS70・KI-JS70は、シャープ空気清浄機のハイグレードシリーズの機種で、それぞれ新旧モデルの関係です。
高スペックで性能に定評があるモデルですが、果たして購入者の満足度は高いのでしょうか。
結論としては、高評価な口コミが多く見られることから満足度は高そうです。
ただし、中には不満の残る口コミも見られます。購入前に気になるのはどちらかと言えばネガティブな意見かと思うので、この記事ではあえて悪い口コミを積極的に集めてみました。
ポイント
口コミの信憑性を担保するため、スペックなども同時検証し、なるべく定量的に裏付けが取れる口コミを引用しました。
KI-NS70・KI-LS70・KI-JS70は、それぞれ発売年の異なる同シリーズ。
2020・2019年モデルはほぼ一緒ですが、2018年モデルとは差異があるので、その点も踏まえて口コミを紹介しますが、共通点も多いので基本的に全ての口コミがある程度は参考となるはずです。
- KI-NS70:2020年モデル
- KI-LS70:2019年モデル
- KI-JS70:2018年モデル
モデルにより違いがある部分は、その部分も踏まえて口コミを検証します。
なお、詳しい新旧モデルの違いについてはリンク先の関連記事をご覧ください。
新旧モデルの性能差と価格差を天秤にかけて、現時点のお買い得モデルを検証しています。
KI-NS70・KI-LS70・KI-JS70の口コミ
加湿ユニットのメンテナンスを怠ったときのニオイ、プラズマクラスターの実感がないという定番の口コミはちらほらと。
ここでは、なるべく当シリーズ特有と言えるような口コミを紹介していきます。

- サイズについて
- 給水頻度について
- 寒さについて
サイズについて
よく見られる口コミはサイズについてで、想像以上の大きさに驚く方が多いです。
皆さんの意見と同じですが、旧タイプと比べて
サイズが大きいです。引用:楽天|KI-NS70口コミ(一部抜粋)
ネット画面上で見ると何となくスッキリコンパクトな印象を持ってしまうのですが、このレベルの上位機種となると現物は思ったより大きいです。
そして、口コミにもあるとおり旧モデルと比べるとサイズアップしており、これも大きさに関する口コミが多い要因です。

シャープラインナップの中でワンランク上と下の各機種ともサイズ感を比べてみましょう。
KI-NX75 (上位機種) | 幅400×奥行359×高さ693mm |
---|---|
KI-NS70 (当シリーズ) | 幅400×奥行339×高さ686mm |
KI-NS50 (下位機種) | 幅384×奥行230×高さ619mm |
下位機種と比べるとかなり大きくなっている一方で、上位機種とは似たようなサイズ感となっています。
他メーカーの同クラス機種とも比べてみましょう。
KI-NS70 (当シリーズ) | 幅400×奥行339×高さ686mm |
---|---|
MCK70X (ダイキン) | 幅395×奥行287×高さ600mm |
F-VXT70 (パナソニック) | 幅398×奥行257×高さ640mm |

置き場所に制限がある場合や圧迫感を気にする場合は、サイズには注意してくださいね。
補足ですが、サイズが大きいと心配なのは移動についてですが、その点、当シリーズはキャスター付属なので問題なしです。
ダイキン製品からの買い替えです。頻繁にフィルターを替える必要もなく、加湿器のタンクも大きいのでつけっ放しでも1日以上もちます。大きさはありますが、キャスターがついているので、移動は楽ちんです。

給水頻度について
タンク容量についての口コミも一定数見られました。
内容は、タンク容量が大きくて満足という声もあれば、逆に容量が足らずに給水頻度が高くてめんどくさいという声もありますが、給水頻度は乾燥具合によります。

スマホ設定も簡単で、水入れるタンクも5歳の息子が運べるぐらい軽量ですね!ただ、12畳と6畳のくっついてる部屋(仕切りなし)で夜11時頃に湿度38%ぐらいで(室内温度20度)水タンク満タンにしてオートにして寝ると翌朝8時には空になりました。
その日は夜に洗濯物も干さずに寝てしまったので、室内湿度が低くかったのですが、洗濯物を干して寝ると翌朝8時頃には3分の1残ってるぐらいでした。
その日の外気温や湿度、天気によっては違いはありますが、音は静かだし、空気は全然違うし、ハウスダスト持ちの私でも咳き込む事が減りました。
引用:楽天|KI-LS70口コミ(一部抜粋)
繰り返しになりますが給水頻度は乾燥レベルに依存するので明確な答えはないのですが、加湿量とタンク容量をスペック的に客観視することは可能です。

加湿量 | タンク容量 | |
---|---|---|
KI-NX75 (上位機種) | 最大 880mL/h | 約3.6L |
KI-NS70 (当シリーズ) | 最大 700mL/h | 約3.6L |
KI-NS50 (下位機種) | 最大 600mL/h | 約2.7L |
加湿力はさておき、給水頻度だけで考えた場合、同タンク容量で加湿量の多い上位モデルよりは給水頻度は少なくすみそうです。
また、仮に常時フル加湿をしたとするならば、3600mLの水を1時間で700mLずつ放出すると5時間以上持つ計算となり、下位モデルも優秀な値となります。
というように、相対的な比較のうえでは、決して給水頻度の高い機種とは言えません。
2018年モデル「KI-JS70」は、最大加湿630mL/hに対して、タンク容量は3.0Lなので2019年以降「KI-LS70」や「KI-NS70」とは違いがある点も要注意。
寒さについて
風量が大きい(パワーが強い)ため、冬場は近くにいると寒いという声を結構みかけます。
まず、届いて大きさにビックリ。犬を飼ってるので消臭に期待し購入しましたが、効果はハッキリとはわかりませんが、気持ち的にスッキリした感はあります。ワンちゃんが大のほうをしたらセンサーが赤くなり、ハイパワー運転を始めますので、ちゃんと仕事はしているようです。
気になる点は、吹き出す風が結構強いので冬は傍にいたら寒いです。夏は涼しいかも。スマホにアプリを落として遠隔操作出来ます。部屋の温度湿度も外出中でもわかるので便利で安心。
引用:Amazon|KI-LS70口コミ(一部抜粋)
当シリーズの最大風量7m³/分のスペックを誇りますが、他メーカー含めても上位レベルの清浄力となるため、風量の大きさからくる寒さはある程度仕方ないでしょう。
700mL/hの高い加湿力を誇るモデルでもあるので、冬場は「暖房×加湿空気清浄」の併用で、温度・湿度を保ちつつ空気清浄するのがおすすめです。
まとめ|こんな人におすすめ
以上、KI-NS70・KI-LS70・KI-JS70に関する口コミを紹介しました。
この記事では、どちらかと言えばネガティブな意見を中心に集めましたが、空気清浄力・加湿力・花粉症の改善・静音性・アプリの利便性などに対する高評価は少し調べるとすぐに分かるとおりです。
紹介したネガティブな口コミが、自分にとって許容範囲なのかぜひ検討してみてくださいね。

こんな人におすすめ
- サイズが大きくても問題なし
- 乾燥季は1日~2日毎の給水でもOK
- 冬は暖房と併用する
当シリーズが気になった場合は、新旧モデル比較をして今どのモデルがおすすめなのか検証した関連記事もぜひご覧ください。
-
-
【KI-SX70・KI-RX70・KI-PX70の違い】シャープ空気清浄機の新旧比較
続きを見る

2019年モデル「KI-LS70」
2018年モデル「KI-JS70」