シャープの加湿空気清浄機KI-NP100とKI-LP100は、発売年が異なる新旧モデルです。
- KI-NP100(2020年モデル)
- KI-LP100(2019年モデル)
2つの性能はまったく同じで、「プラズマクラスターNEXT」を搭載したプレミアムモデル。
高スペック&最高ランクのプラズマクラスターに加え、主に次のような機能を兼ね備えます。
特徴
- 通常の2倍のプラズマクラスターを放出するパワフルショット
- フィルターの自動お掃除
- 最大930mL/hの高い加湿力
そんな多彩な機能を持つ高性能な空気清浄機なのですが、気になるのは実際に購入して使用した人たちの意見です。
「購入して後悔しないか?」を客観的に判断するためにも、KI-NP100とKI-LP100の口コミを徹底的に調査しました。
その中で多くの人が触れていたポイントや、特に気になった口コミについてピックアップしています。
口コミの内容とスペックを比較し精査していきますので、ぜひ購入の参考にしてください。
KI-NP100・KI-LP100の口コミから見る評価は?
口コミ全体から見る総合評価ですが、「思い切って購入してよかった」という良い評価が圧倒的に多かったです。
口コミの中で多かった意見を順番に並べていくと次のような結果となりました。
- サイズが大きい
- 空気清浄機能の効果を実感している
- スマホアプリとの連携が便利
- 運転音が大きい
- よくしゃべる
悪い口コミはサイズと音に関するものが主で、他方、良い口コミでは性能の良さを実感しているという意見が目立ちました。
順番に口コミの詳しい内容をチェックしていきましょう。
1.「サイズが大きい」
一番多かった口コミは「思っていたよりもサイズが大きい」というもの。
思っていたより大きく感じます。届いた時にはチョット驚きました。置き場所をよく考えてからの購入が良いと思います。
実際に「KI-NP100」と「KI-LP100」のスペックを確認して、サイズ感を把握してみましょう。
外形寸法 | 幅427×奥行371×高さ738mm |
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重さ | 約17㎏ |
一般的な3段のカラーボックスが幅41.5×奥行29×高さ88㎝になるので、幅はほぼ同じ、奥行きがさらに+8㎝、高さは3段目のボックスの真ん中あたりまでが、空気清浄機の大きさになります。
しかし、単に場所を取るというデメリットとしての口コミだけでなく、メリットとしての良い口コミも目立ちました。
サイズが大きいですが、無理に小さく見せようとせず、堂々とした雰囲気が良いと思います。
この大きめサイズが逆に良い。効いてる感と言いましょうか笑
ハイエンドモデルならではの大きなサイズ感が、逆に効果を実感させてくれるという意見です。
「思っていたよりも一回り大きい」「家電量販店で見た時より大きく見える」という口コミが多いため、置き場所は余裕をもって考えておくのがよさそうです。
2.「空気清浄機能の効果を実感している」
2つ目に多かった口コミは、「効果を実感している」との口コミでした。
とにかくパワーが違う!!!
最初は高いと思ってましたが、性能は間違い無いと思います!
重度の花粉症ということで買いましたが、家ではくしゃみ全然してません!(本当!!
KI-NP100・KI-LP100が浮遊する花粉を集じん、プラズマクラスターが花粉の壁への付着を防ぎ、洋服についてしまった花粉アレル物質も抑制してくれます。
30畳以上ある場所でもちゃんと働いてくれてます。花粉症ですが家では全く感じません。
3方向気流制御ルーバーやてんとうむしの羽根形状を応用したファンなど、高い技術力と噴流の性質効果を応用した「ワイドスピード循環気流」で、お部屋の隅々まで高濃度イオンを届けてくれます。
また、静電気を帯びた高性能のフィルターが、ペットのフケについたアレル物質までしっかり集じん。
ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質の作用も抑えてくれます。
猫を飼い始めて初めての換毛期、猫アレルギーの症状が出たのでこちらを購入しました。 稼働を初めてから、症状が治まってきたように思います。買って良かったです。
高濃度プラズマクラスターは、ペットのおもちゃやトイレについた排せつ物臭を消臭してくれる効果も。
良い意味で無臭です。猫飼ってますがトイレが無臭になりました。プラズマクラスター7000ではこうはならなかった。感動です。クローゼットに掛けてる洋服の匂いも取れたような。(一部抜粋)
空気清浄機能が高いことはもちろん、犬、猫の皮膚特有の菌の作用を抑えて清潔な環境を整えたり、スマートフォンアプリと連携させることでペット専用運転モードが使用できるなど、愛犬・愛猫家に嬉しい機能が備わっています。
3.「スマホアプリとの連携が便利」
スマートフォンアプリ「COCORO AIR」との連携でより便利になったという声も多かったです。
スマホアプリで外出先からも室内のステータスが一目瞭然。これは良いです。(一部抜粋)
「COCORO AIR」はご家庭にある無線LANと空気清浄機とをインターネットで接続するサービスのこと。
クラウドの人工知能とつなぐことで、手元のスマートフォンで操作が可能になるだけではなく、空気の変化を分析、生活パターンを把握して運転を最適化してくれます。
使用するには無線LANアクセスポイント機器と専用アプリが必要になるため、中にはこんな意見も。
Wi-Fiはすんなり繋がりましたが、最低限のネットワーク知識は必要ですね。機械が苦手な人は取説だけでは難しいかも。シャープはいつもここが惜しい。設定し易さはもっと洗練の余地あり。
まだアプリと連動した機能は使いこなせていません。連動しなくても十分満足していますが、いつか使いこなせるようになりたいです。
アプリの画面から会員登録を済ませた後、画面に従って進んでいけば簡単に接続できますが、スマートフォンや接続機器関係の操作が苦手という人の中には使いこなすのが難しいという人もいるかもしれません。
4.「運転音が大きい」
「運転音が大きい」という声も一定数見かけました。
こちらの口コミでは運転音と吸引力から、置き場所に迷っているという意見も。
運転音は気になります。また、背面からの空気取り入れもパワフル運転の時はレースカーテンを引き込みます。この時はテレビの音も聞こえにくくなります。静音運転と使い分けてますが、少し面倒に感じます。以上から部屋のどこに置くかで悩みます。一応20畳のリビングですが、まだ、定位置が決まりません。
実際にKI-NP100とKI-LP100の空気清浄時の運転音がどれくらいなのかというと
- ターボ:54dB(53)
- 強:51dB
- 中:48dB
- 静音:21dB(22)
※カッコ内は加湿空気清浄時の運転音
次の騒音値の目安を参考とするならば、強モード以上では室外機と同等の音が発生します。
騒音値の目安
- 50dB:目安が家庭用エアコンの室外機の音
- 40dB:図書館内の音
音の大きさに関しては個人差が大きいため、以下のような意見もありました。
パワフルに浄化するときは風量が多い分音も大きくなりますが、空気がきれいになったのを実感できます。
音は空気が汚れた際等に作業をしている時は少し気になりますが、多分慣れて来ればそれ程気になるわけではないと思います。
音への口コミを全体的に見ても、我慢できない程ではなく、「センサーが汚れを検知して風量が強くなれば気になるが、平時は特に気にならない」という意見がほとんどでした。
5.「よくしゃべる」
その他に多かったのは「よくしゃべる」という口コミです。
スマートフォンアプリ「COCORO AIR」と自宅のネットとをつなぐことで、クラウドの人工知能が空気の状態や天気予報も音声で案内してくれるようになります。
急に喋り出すのでびっくりしますがだんだん可愛くなってきて会話をしてしまいます。
良くしゃべる機械です、最初はうるさいと思いまいたが、慣れると気にならないし、しゃべらないと壊れてるのではと心配してしまいます。笑えるようなことをしゃべりますよ。
「何かいいことあった?」「おやすみなさい」という日常会話も交えてくるので、最初はうるさいと思ったけれど、慣れたらペットのようで愛着が湧いてきたという声も見られます。
口コミからわかった!購入時に気をつけたいポイント
以上、KI-NP100・KI-LP100の口コミを意見が多かった順番にご紹介しました。
口コミの内容とスペックを比較しながらわかった、購入時に気をつけたいポイントは以下の通りです。
- サイズ感をチェック
- 運転音・吸引力を考慮した置き場所の確保
- 「COCORO AIR」を使用できるネット環境の有無を確認
KI-NP100・KI-LP100の加湿空気清浄機は、花粉症やアレルギー性鼻炎の人はもちろん、ペットを飼っていて空気環境や臭いが気になる人に最適な技術が詰まっていることがわかりました。
運転音についても、置き場所に気を付ければ通常の運転音はそこまで気にするほどではないように感じます。
外形が大きい分、他モデルと比べても適用床面積が広く、給水タンク容量も大きくなります。
広いリビングに置きたい、部屋の隅々まで加湿・空気を清浄化したいという人にぴったりのモデルです。
記事を参考に、環境と好みに合った空気清浄機を見つけてくださいね。