「JPV-H100」と「JPV-B100」は、両方ともタイガーの圧力IHジャー炊飯器のエントリーモデルで、それぞれ発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- JPV-H100:2023年8月発売
- JPV-B100:2022年8月発売
さっそく結論ですが、新旧モデルの主な違いは次の1点のみ。
新旧の違い
内なべの土鍋粉末のコーティング量
細かいことを書くと、新モデルでは炊飯器正面(操作ボタンの下あたり)にあった「TIGER」のメーカー名が消えており、少しすっきりしましたが、機能面では土鍋粉末量のみです。
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、現時点の各モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
JPV-H100とJPV-B100の違い
当シリーズの内鍋は、遠赤3層土鍋コート釜を採用しており、金属を重ねた3層構造により熱効率を高めているのが特徴です。
内鍋には土鍋粉末によるコーティングが施されていますが、新モデル「JPV-H100」では、土鍋粉末が増量されました。
(新)JPV-H100 | 土鍋粉末コーティングあり(増量) |
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(旧)JPV-B100 | 土鍋粉末コーティングあり |
土鍋粉末が増えることで遠赤効果が高まり、お米の芯までしっかりと熱を伝えることが可能なので、よりふっくらもちもちした美味しいごはんを炊けるのがポイントです。
ただし、旧モデルの内釜も土鍋粉末コートは施されているため、正直、劇的な進化とは呼べないマイナーチェンジの印象。
新モデルの方が性能が高いことは間違いありませんが、新旧比較の際には、以上を踏まえて価格を見ていく必要があります。
JPV-H100とJPV-B100の価格を比較
ここまで「JPV-H100」と「JPV-B100」の主な違いを紹介してきました。
ここからは各モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
JPV-H100の価格
2023年8月1日発売の新モデル「JPV-H100」は、発売直後となる2023年8月中旬時点では、安いもので3万円台の中盤を推移しています。
今後、徐々に価格を下げていく可能性が高いですが、しばらくは旧モデルより高額な状態が続くでしょう。
先述のとおり、主な違いは土鍋粉末がコーティングの量のみなので、価格差が縮まるまでは高額な新モデルは選択肢として微妙です。
JPV-B100の価格
2022年8月発売の旧モデル「JPV-B100」は、いま価格的におすすめのモデルです。
2023年8月時点では、安いもので2万円台の中盤を推移しており、値頃感は強くなっています。
当シリーズは、この旧モデル「JPV-B100」が一番古い型となる新しいシリーズのため、より古いモデルから価格推移の傾向を探ることはできません。
もう少し価格が下がる可能性はありますが、既に発売時から4割程度は安くなっています。
家電は発売時価格から3~5割引きあたりが底値となることが多いので、当モデルも底値圏に入りつつあると予想しています。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは旧モデル「JPV-B100」です。
理由は、大した機能差がないなかで、旧モデルの方が圧倒的に価格が安いため。
やがて新モデルの価格が下がり、新旧の価格差は縮まってくるので、それまでの間は旧モデル推しです。
現時点のおすすめモデル
以上、「JPV-H100」と「JPV-B100」の違いを解説しました。