「NW-VE10」と「NW-VD10」は、両方とも象印のIH炊飯器。
両モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- NW-VE10:2023年9月発売
- NW-VD10:2022年9月発売
さっそく結論ですが、両モデルの主な違いは次の1点のみ。
新旧の違い
プッシュボタンのAg+抗菌加工の有無。
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
関連記事
特徴・選び方を紹介したうえで、現行全モデルを比較表で比べています。他機種も気になる方はご覧ください。
NW-VE10とNW-VD10の違い
はじめに書いたとおり「NW-VE10」と「NW-VD10」の違いは、プッシュボタンのAg+抗菌加工の有無です。
当シリーズはもともと付属のしゃもじにAg+抗菌加工が施されていましたが、新モデルではフタを開けるためのプッシュボタンも抗菌対応となりました。
プッシュボタンの Ag+抗菌加工 |
|
---|---|
(新)NW-VE10 | 抗菌加工あり |
(旧)NW-VD10 | なし |
新旧モデルに共通の特徴
ここまで新旧モデルの主な違いを紹介してきましたが、当シリーズの特徴を把握するために共通の特徴もサクッと紹介します。
- 豪熱沸とうIH(高火力で美味しく炊ける)
- 白米炊き分け3コース(ふつう・柔らか・硬めを選べる)
- うるつや保温・高め本保温
- クリーニング機能
- 熟成炊き(吸水時間を長くしてふっくら仕上げ)
- 黒まる厚釜(釜が丸底で対流しやすい=ムラが減る)
- クリアコート・ステンレスふた(汚れつきにくく清潔)
- 洗える内ぶた・フラット庫内(洗いやすい)
- パン(発酵・焼き)メニュー
- ケーキメニュー
新旧の基本スペックも次のとおり全く同じです。
炊飯容量 | 5.5合 |
---|---|
外形寸法 | 幅25.5×奥行37.5×高さ20.5cm |
ふた開き時の高さ | 41cm |
重さ | 4kg |
1回あたりの炊飯時消費電力量 | 156Wh |
1時間あたりの保温時消費電力量 | 15Wh |
NW-VE10とNW-VD10の価格を比較
ここまで両モデルの機能的な違いを主に紹介してきましたが、最後に価格を比較していきます。
まずは当シリーズの価格推移の傾向をチェックしてみましょう。
- 発売時価格:2万円台
- 底値圏:1万円台の前半~中盤
以上を踏まえて、各モデルが今どれくらい安くなっているか確認していきます。
NW-VE10の価格
2023年9月発売の新モデル「NW-VE10」の予約価格は2万円台の後半でした(8月中旬時点)。
発売後の安値はすぐに2万円前後となり、2023年11月時点も同じくらいの価格帯を推移しています。
当シリーズの底値圏は1万円台の中盤あたりなので、もう少し安くなるのを待ちたいところですが、すでに旧モデルが価格が上昇してきている関係で、新旧の価格差があまりない状態です。
NW-VD10の価格
2022年9月発売の旧モデル「NW-VD10」は、すでに底値圏は過ぎてしまった感のあるモデルです。
2023年9月頃までは、底値圏となる1万円台の中盤を推移しており、当記事でもおすすめしていました。
しかし、10月以降は価格が上昇し、先述のとおり新モデルと価格差がなくなってきたため、選択肢としては少し微妙となりました。
【参考】NW-VC10は選択肢となる?
さらに1年古い2021年モデル「NW-VC10」が、価格だけを見ると一番のおすすめです。
2023年11月時点では、安いものでは1.5万円前後を推移しており、後継機種よりも安い状態です。
ただし、後継機種のカラーが白と黒の2色から選べるのに対し、当モデルはブラウン1色展開です。
カラーの選択肢がないうえに、ブラウンという色が個人的には微妙なので、後継機種推しですが、徹底的な価格重視の場合はチェックしてみる価値はあるでしょう。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは新モデル「NW-VE10」です。
理由は、旧モデルより機能面でわずかに優れる(プッシュボタンのAg+抗菌加工)ことと、新旧の価格差がほとんどないため。
なお、価格優先で型式の古さが気にならなければ、2年型落ちの「NW-VC10」も検討してみてくださいね。
現時点のおすすめ(最新モデル)
価格重視の方におすすめ(2021年モデル)
以上、「NW-VE10」と「NW-VD10」との違いを解説しました。