「NW-CB10」と「NW-CA10」は、両方とも象印の圧力IH炊飯ジャーですが、それぞれ発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- NW-CB10:2023年7月発売
- NW-CA10:2022年10月発売
さっそく結論ですが、新旧モデルの主な違いは次の2点。
新旧の違い
- 雑穀米メニューの炊き分け種類
- やわらかメニューの有無
当記事では、上に挙げた違いについて詳しく解説したうえで、現時点の各モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
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特徴・選び方を紹介したうえで、現行全モデルを比較表で比べています。他機種も気になる方はご覧ください。
NW-CB10とNW-CA10の違い
両モデルの違いを、次のとおり比較表にまとめました。
NW-CB10 (新) | NW-CA10 (旧) | |
---|---|---|
雑穀米 炊き分け | ・しゃっきり ・ふつう ・もちもち | ふつうのみ |
やわらか メニュー | なし | あり |
雑穀米メニューの炊き分け種類
新旧両モデルとも、雑穀米メニューは搭載していますが、新モデル「NW-JZ10」では3種類の食感の炊き分けが可能となりました。
(新)NW-CB10 | ・しゃっきり ・ふつう ・もちもち |
---|---|
(旧)NW-CA10 | ・ふつう |
雑穀米を食べる機会がなければ影響のない変更点ですが、雑穀米をよく食べる方で、食感にもこだわりたい方には新モデルが適しているでしょう。
やわらかごはんメニューの有無
旧モデルで搭載されていた「やわらかごはん」メニューが、新モデルでは非搭載となりました。
旧モデルでは「やわらか」「よりやわらか」の2種で炊き分けが可能です。
(新)NW-CB10 | なし |
---|---|
(旧)NW-CA10 | ・やわらか ・よりやわらか |
やわらかごはんとは?
「白米ふつう」よりやわらかく、「おかゆ」よりかために炊ける機能。
ごはんの弾力は弱めが好みの方や、噛む力の弱い方にも適した炊飯が可能な機能なので、気になる方は旧モデルの方が適しているでしょう。
ただし、当シリーズは「わが家炊き」機能搭載モデルとなっており、お米の粘りと硬さを基準に81通りの炊き分けが可能です。
上の写真は「わが家炊き」評価画面ですが、炊いたご飯を食べた後に評価していくことで好みの食感に近づけていくことができます。
新モデルでは「やわらかごはん」メニューがなくなったものの、「わが家炊き」により、やわらかく粘りの低いごはんを炊けるよう調節することは可能なので、悲観するような変更点ではないと思っています。
新旧モデル共通の特徴
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、当シリーズの特徴を把握するためにも、各モデル共通の機能もサクッと紹介します。
NW-CB10とNW-CA10の価格を比較
ここまで「NW-CB10」と「NW-CA10」の主な違いを紹介してきました。
ここからは各モデルの現時点の価格を比べることで、コスト面も含めておすすめモデルを検証していきましょう。
NW-CB10の価格
2023年7月21日に発売の新モデル「NW-CB10」の大手量販店の予約価格は安いもので6万円前後です。
まだ出品が少ないので、今後、7月の発売に向けて出品が増えるなかで、安値を切り下げる可能性はありますが、旧モデルよりは高額な状態がしばらく続くでしょう。
機能的には、新旧モデルに大差はないので、価格重視で現状では旧モデルの方がおすすめです。
NW-CA10の価格
2022年10月発売の旧モデル「NW-CA10」は、いま価格的におすすめのモデルです。
2023年6月時点では、安いもので3万円前後を推移しています。
先述のとおり、新旧の機能差がないなかで現状の価格差であれば旧モデルが有力な選択肢となるでしょう。
なお、当シリーズは旧モデル「NW-CA10」が最古モデルとなる比較的新しいシリーズ。
そのため、底値がどの程度なのかは不明ですが、他シリーズを参考にすると発売時価格の半値までいけば良いほうなので、3万円を切るあたりから底値圏かなと予想しています。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは旧モデル「NW-CA10」です。
理由は、新モデルと比べて価格が圧倒的に安いため。
正直、新旧の機能差はほとんどないので、新旧の価格差が縮まるまでは旧モデル推しです。
現時点のおすすめモデル
以上、「NW-CB10」と「NW-CA10」の違いを解説しました。