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炊飯器

【JPL-A100とJPG-S100の違い】どっちがおすすめ?新旧モデルを比較

JPL-A100

「JPL-A100」と「JPG-S100」は、タイガーの土鍋圧力IHジャー炊飯器(炊きたて)の新旧モデルという関係です。

  • JPL-A100:2020年(50周年記念モデル)
  • JPG-S100:2019年(限定モデル)

こちらの新旧の炊飯器は、タイガー炊飯器「炊きたて」シリーズの中でも、メーカーを象徴する最高級モデル。

本物のごはんの美味しさを本物の土鍋で”をコンセプトに、本物の土鍋を内釜に使用しているのが特徴で、大火力と本土鍋だからできる泡を発生させてお米をもっちりツヤツヤに仕上げる「土鍋ご泡火炊き(ごほうびだき)」を採用しています。

公式ホームページの「炊きたて50年の最高傑作」という大々的なキャッチコピーが目を惹きますが、旧製品と比べて何が進化したのでしょうか。

ナナ
さっそく結論!新旧の違いは?

新モデルで変わったところ

新機能搭載で炊飯性能が大幅にアップ。使いやすさやお手入れのしやすさも向上しました。

大幅にアップ!ということで、新機能が何なのか気になりますよね。
この記事では、

  • 機能の違い
  • 仕様の違い
  • 価格の違い

などの観点から、JPL-A100とJPG-S100の違いをわかりやすく分析し、どちらを購入するのがよりお得になるのかを見ていきましょう。

ぜひ、比較検討の参考にしてくださいね。

 

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JPL-A100とJPG-S100の違い

新モデルのJPL-A100には、旧モデルのJPG-S100から大きく分けて5つの変更点があります。    

  • 「丹精仕上げ(たんせいしあげ)」として3つの新機能搭載
  • 「波紋底」の波紋形状が増えた
  • 「一合料亭炊き」が0.5合対応に
  • 50種類の「銘柄巧み炊き分け」機能追加
  • 「大型ホワイトバックライト液晶」に
  • 5つの変化でお手入れがしやすく

さっそく、新旧モデルの違いを見ていきましょう。

 

「丹精仕上げ(たんせいしあげ)」として3つの新機能が搭載された

旧モデル同様、大火力と本土鍋だからできる「土鍋ご泡火炊き(ごほうびだき)」が魅力の新モデルですが、さらにリアルな「かまどご飯」を追求すべく、沸騰後の蒸らし段階に「丹精仕上げ(たんせいしあげ)」として新機能が3つ追加されました。

 

新機能その1.「多段階圧力機構」

  • JPL-A100(新):多段階圧力機構
  • JPG-S100(旧):可変W圧力

旧モデルでは「可変W圧力」の名前の通り、圧力調整は2段階のみでした。

新モデルの「多段階圧力機構」では、高温を保ちながら1.25→1.20→1.15…という風に、段階的に圧力を下げることが可能に。

細かな圧力調整でご飯の甘みをしっかりと引き出します。

ナナ
「ひと握りのわら燃やし」を再現した工程だよ!

 

新機能その2.「ハリつやポンプ」

2つ目の新機能は「ハリつやポンプ」。

高温蒸らし時に釜内に蒸気がたまると、ふた部分に内蔵されたポンプが稼働します。

ポンプによって外の空気が取り込まれ、高温蒸らし時に発生する余分な蒸気を外に逃がしてくれるのです。

これによって、ハリと弾力のあるご飯に仕上がります。

ハチ
かまど炊きご飯の木のふたと同じ役割を果たすんだね!

 

新機能その3.「おひつ保温」

また、「ハリつやポンプ」が搭載されたことで保温機能に「おひつ保温」が追加されました。

「おひつ」といえば、天然の木がもつ調湿効果で、炊き立てご飯を美味しく保てると注目を浴びているアイテムです。

「おひつ保温」では保温時にもポンプが外気を取り込み、余分な蒸気を放出して土鍋内の環境を整えてくれます。

そうすることで「おひつ」と同様、炊き立ての香りと美味しさを保ってくれるのです。

 

「波紋底」の波紋形状が増えた

JPL-A100の波紋底

引用:タイガー公式|JPL-A100特徴

内なべ底には、沸騰時に細かな泡を発生させるために、小さな輪が外側に向かって広がっていく、波紋のような凹凸デザインがほどこされています。

旧モデルからある形状ですが、新モデルではさらに形状を増やし、より細かく均一な泡を発生できるようになりました。

土鍋炊きでしか実現できない細かな泡は、激しい対流の中でお米を守ってくれる存在です。

均一な泡がお米を包むことで、表面がつややかでもっちり食感に焚き上げます。

 

「一合料亭炊き」が0.5合対応になった

専用の中ぶたを使うことで釜内の空間を制限し、1合の少量でもおいしく、まるで料亭の土鍋ご飯のような美味しさを再現できる「一合料亭炊き」。

旧モデルからある機能ですが、新モデルではさらに少量の0.5合に対応できるようになりました。

ナナ
1膳分のみでも美味しく炊けるから、ご飯が楽しみになるね!

 

50種類の「銘柄巧み炊き分け」機能が追加された

  • JPL-A100(新):50種類の「銘柄巧み炊き分け」
  • JPG-S100(旧):銘柄炊き分け機能なし

新モデルでは、銘柄を選択するだけで炊き方を調整し、銘柄米の美味しさを引き出す炊き分け機能が搭載されました。

炊き分け機能と言えばパナソニックやアイリスオーヤマの炊飯器が有名ですよね。

タイガーの炊き分け数は、パナソニックの58銘柄に迫る50銘柄。

しかも、米・食鑑定士協会が保有する5,700銘柄以上のお米の分析データと、タイガーが50年の歴史の中で収集してきたデータから厳選した50種類。

「コシヒカリ」や「あきたこまち」はもちろん、地方色あふれる銘柄米が揃っています。

ナナ
タッチパネルから銘柄を選択するだけと操作も簡単!

 

「大型ホワイトバックライト液晶」になった

JPL-A100の液晶

引用:タイガー公式|大型ホワイトバックライト液晶

  • JPL-A100(新):大型ホワイトバックライト液晶
  • JPG-S100(旧):文字くっきり液晶

旧モデルでは黒バックライトに白文字の反転液晶でしたが、新モデルでは白バックに黒文字の大型ホワイトバックライト液晶になりました。

旧モデルと比べ、液晶サイズは約200%、文字サイズは約150%アップ。さらにタッチパネルになって操作性も向上しました。

画面周りのボタンもなくなったことで見た目もすっきりとシンプルに。

スタイリッシュかつ機能的なデザインで、2020年度のグッドデザイン賞を受賞しています。

ハチ
横から見てもおしゃれだからアイランドキッチンにも馴染みそう!

 

5つの変化でお手入れがしやすくなった

内ぶたやお釜周りなど、お手入れが必要なパーツにも変化がありました。

  • 傷つきにくく拭きやすい「クリアハードフレーム」になった
  • 内ぶたが食洗器対応になった
  • 圧力ボールを失くした「ボールレス構造」で洗いやすくなった
  • 気になるニオイを取る「圧力洗浄コース」がついた
  • スチームキャップがなくなり、いつものお手入れが2点になった

どれも旧モデルから進化して、お手入れが簡単になったものばかりです。

「圧力洗浄コース」は炊き込みご飯を炊いた後など、釜内のニオイが気になる時のためのコース。圧力と高温で、短時間でニオイを除去してくれます。

また、旧モデルでは毎日のお手入れが必要な部品が3点でしたが、新モデルでは内ぶたと土鍋釜のみの2点になりました。

ふた裏にセットされた「圧力ボール」もなくなったことで、ボールの隙間に汚れが溜まることもありませんね。

 

仕様の変化はサイズとカラー

「JPL-A100」と「JPG-S100」の商品仕様ですが、新モデルは新機能搭載に伴って幅と奥行きがそれぞれ3cm程度大きくなっています。

旧モデルのカラーはシルキーブラック一択でしたが、新モデルは2色から選べるようになりました。

型番 炊飯量 カラー 外形寸法 重さ 1回あたりの炊飯時消費電力量 1時間あたりの保温時消費電力
JPL-A100
(2020)
5.5合 ストーンブラック
コーラルホワイト
29×35.1×22.0 7.4kg 159Wh 16.6Wh
JPG-S100
(2019)
5.5合 シルキーブラック 26.1×32.5×22.0 7.3kg 150Wh 15.8Wh

 

新旧モデルの共通機能

これまでご紹介した特徴や機能も含めて、以下の機能が新旧両モデルに共通しています。

  • 本土鍋(伝統工芸品の四日市萬古焼(まんごやき)の本土鍋を使用)
  • 最高温度280度の大火力(プラス土鍋の蓄熱性で「かまど炊きごはん」の美味しさを再現)
  • 遠赤土かまど(蓄熱性を高めて遠赤効果でふっくら炊き上げ)
  • 3段階火かげん選択(土鍋ならではのおこげが楽しめる)
  • 内なべ5年間保証(割れとコーティングはがれに対応する2つの保証付き)
  • 炊き分け5段階(しゃっきり・もっちりなど好みの食感に炊き分け)
  • エコ炊き(電気代をおさえながら炊き上げ)
  • メニュー(炊き込み・麦ごはん・雑穀ごはんなど、メニューに合わせて炊き分け)
  • 2種類の麦めしメニュー(押し麦・もち麦の2種類の大麦に合わせた独自の炊飯プログラムを採用)
ナナ
おこげ加減が選べるってすごいよね!

 

価格の違いを比較

旧モデル「JPG-S100」は、2019年8月に発売され、初値は13万円台という価格でしたが、7ヶ月を過ぎたあたりで半額以下になり、1年後には6万円台前半になりました。

1年を過ぎたあたりから価格のふり幅が大きくなり、高い時には8万円台という時期もありましたが、現時点では当初の半額くらいを推移しています。

 

一方の新モデル「JPL-A100」は、2020年9月に発売され、初値は13万円弱の高値でしたが、3ヶ月後には7万円台に突入しました。

その後は再び8万円台にもどりましたが、現時点ではゆっくりと下降。今後の動向に注目です。

 

【結論】おすすめは?

以上、タイガーの土鍋圧力IHジャー炊飯器(炊きたて)の新旧モデル、「JPL-A100」と「JPG-S100」の機能や仕様を比較しました。

個人的な結論としては、1万円以内の価格差であれば、炊飯性能もお手入れのしやすさも格段に良くなった新モデルがお得だと感じました。

ナナ
改めて新モデルで追加された機能をおさらい!
  • 「多段階圧力機構」と「ハリつやポンプ」で蒸らし時の性能アップ
  • 「おひつ保温」で残りごはんも美味しく
  • 「波紋底」が均一で細かな泡を作り出してツヤともっちり感アップ
  • 「一合料亭炊き」が0.5合対応になった
  • 50種類の「銘柄巧み炊き分け」機能が追加
  • 「大型ホワイトバックライト液晶」で操作性アップ
  • パーツがよりお手入れしやすく清潔に

 

購入時には価格の変動にも注意しながら、記事を参考に家庭にあった炊飯器を選んでくださいね。

新モデル「JPL-A100」

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