NP-ZW10とNP-ZU10は、共に象印の圧力IHタイプの炊飯器で、発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- NP-ZW10:2021年9月発売
- NP-ZU10:2020年7月発売

新旧モデルの違いはたった1つだけ。
新旧モデルの違い
新モデルでは、しゃもじがAg+抗菌加工になった。
そのほかの機能や仕様など、カラーバリエーションに至るまで新旧モデルで同じです。
つまり、新旧モデルの比較では、しゃもじの抗菌加工仕様に対して価格差ほどの価値があるのかを判断していくこととなります。
この記事では、もう少しだけ抗菌仕様について掘り下げたうえで、両モデルの価格を比べることで、どちらのモデルがお得か検証していきます。
NP-ZW10とNP-ZU10の違い
冒頭に書いたとおり、新モデル「NP-ZW10」に付属する「立つしゃもじ」はAg+抗菌加工が施されており、これが新旧モデルの唯一の違いです。
抗菌とは「菌の増殖を抑制すること」と定義されます。試験機関(ボーケン品質評価機構)の試験(JIS Z 2801)によれば、加工品は無加工品に比べて99%の抗菌ができたとのこと。
なお、試験内容は、試験液(黄色ぶどう球菌、大腸菌)にて菌を加工品と無加工品に接種、24時間培養した後の生菌数を比較するものです。

NP-ZW10とNP-ZU10の価格の違い
衛生面の強化は嬉しいところですが、その1点に対して価格差をどこまで許容できるかがポイントと言えるでしょう。
NP-ZW10(新)の価格
2021年9月1日発売の最新モデル「NP-ZW10」の発売時価格は、3万円台の前半ほどでした。
そこから徐々に安くなり、2021年の年末以降は2万円台の前半~中盤あたりを推移して現在に至ります。
2021年の年末までは旧モデルの方が価格が安く推していましたが、2022年に入ってからは価格が同程度になってきました。
新旧の違いは、しゃもじの抗菌加工だけですが、価格差がない以上は最新モデル「NP-ZW10」の一択となります。
NP-ZU10(旧)の価格
2020年モデル「NP-ZU10」は、2021年の年末までは安く、底値圏となる2万円前後を推移しており、おすすめでした。
しかし、先述のとおり2022年に入ってからは価格が上昇傾向。新旧モデルで価格が並んだいま、あえて選ぶメリットはありません。

以上、NP-ZW10とNP-ZU10の違いをお届けしました。