「ER-XD7000」と「ER-WD7000」は、両方とも東芝の過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」ブランドの最上位モデル。
両モデルは発売された年の異なる新旧モデルの関係です。
- ER-XD7000:2022年6月発売
- ER-WD7000:2021年6月発売

さっそく結論ですが、両モデルの主な違いは次の4つ。
新旧の違い
- 自動調理可能メニュー数
- 解凍なしで焼き物調理ができる
- 冷凍野菜のレシピ追加
- 材料を入れるだけの簡単レシピ追加
当記事では、上に挙げた4つの違いについて詳しく解説したうえで、現時点の両モデルの価格も比較。
機能差と価格差の2つの視点で、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で比較検討します。
ER-XD7000とER-WD7000の違い
はじめに書いたとおり「ER-XD7000」と「ER-WD7000」の違いは主に4つ。
- 自動調理可能メニュー数
- 解凍なしで焼き物調理ができる
- 冷凍野菜のレシピ追加
- 材料を入れるだけの簡単レシピ追加

自動調理可能メニュー数の変更
新モデルでは、搭載メニューが見直され、メニュー数が増加しています。
型番 | メニュー数 |
---|---|
ER-XD7000 (新モデル) | 510品 (アレンジメニュー20品含む) |
ER-WD7000 (旧モデル) | 501品 (アレンジメニュー4品含む) |
レンジのモデルチェンジでは、定番の搭載メニューの見直し。
大半のメニューに変わりはないので、個人的には重要な違いではないと考えていますが、一応新モデルの方がメニュー数は増加しています。
解凍なしで焼き物調理ができる
新モデルは冷凍食材に対応した自動メニューがあるので、解凍せずに調理ができます。
下ごしらえしたお肉・お魚を作り置きしている方にオススメの機能です。

- ハンバーグ
- 鶏の照り焼き
- ピーマンの肉詰め
- 塩鮭
- 塩サバ
- 鶏のから揚げ
解凍時間が短縮できるので、忙しい日でも使えますね。
冷凍野菜のレシピ追加
新モデルには、冷凍野菜を使ったレシピが新たに掲載されました。
市販の冷凍野菜はとっても便利で、我が家でも、ブロッコリー・カボチャ・アボカド・里芋など、多くの冷凍野菜を多用しますが、冷凍野菜の使用が前提のレシピがあるのは嬉しいポイント。

- かぼちゃの煮物:約7分
- さといもの煮物:約14分
わざわざ解凍する必要がないので、冷凍野菜をよくつかう方にやさしいレシピですね。
材料を入れるだけの簡単レシピ追加
新モデルでは、市販のレトルト食品や冷凍食品をつかった簡単レシピが6つ新搭載されています。
- 焼肉と野菜炒め
- パスタソースで作る鶏のオーブン焼き
- えびのチリソース焼き
- ポテトサラダパイ
- レトルトカレーでドリア
- ミートソースパングラタン
カット・下ごしらえ済みの食材を使うので、基本的に包丁は不要。
手軽においしい料理が食べたい時に活用できるので、忙しい家庭にとっては魅力的なレシピです。
「ER-XD7000」「ER-WD7000」共通の特長
以上が、新旧モデルの主な違いとなりますが、両モデルに共通する特長もサクッと4つ紹介します。
- 石窯おまかせ焼き
→ 食材に合う温度・時間で勝手に調理。食材を並べるだけでOK - 350℃贅沢火力
→ 業界最高水準の火力。素早い加熱で旨味や水分を逃がさない - 狙って赤外線センサー
→ センサーが食材の位置と分量を検知、食品ごとに適した温度で温め - 「IoLIFE」アプリ連携
→ アプリを使って、電子レンジにレシピ送信、スマホから操作など

ER-XD7000とER-WD7000の価格を比較
ここまで「ER-XD7000」と「ER-WD7000」の機能的な違いを紹介してきました。
ここからは、両モデルの現時点の価格を比べて、どちらがコスパの高いおすすめモデルか検証してみましょう。
ER-XD7000の価格
2022年6月発売の新モデル「ER-XD7000」の発売時価格は、16万円台のものを多く見かけました。
その後、順調に価格を下げていき、2023年3月時点では、安いもので9万円前後まで安くなっています。
底値圏と呼べる水準に到達しており、旧モデルよりも安い状態です。
時短に繋がるような機能やレシピが増えたことで、機能面でも旧モデルより優秀なことから、現状では新モデルの一択でしょう。
ER-WD7000の価格
2021年6月発売の旧モデル「ER-WD7000」は、一時は底値圏となる9万円台を推移しておりおすすめでした。
しかし、2022年の年末あたりからは価格は上昇傾向にあり、先述のとおり、新モデルよりも高額なことが多いです。
今あえて旧モデルを選択する理由はないでしょう。
結論|今のおすすめは?
結論としては、現時点のおすすめは新モデル「ER-XD7000」。
理由は、機能的にも価格的にも新モデルの方が優れているため。

現時点のおすすめモデル
以上、「ER-XD7000」と「ER-WD7000」の違いを解説しました。