「NP-RT05」と「NP-RZ05」は、両方とも象印の炊飯器ですが、両モデルは発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- NP-RT05:2021年12月発売
- NP-RZ05:2020年1月発売
さっそく結論から書くと、違いがあるのは主に次の2点。
新旧の違い
- 麦ごはんメニューの追加
- 立つしゃもじのAg+抗菌加工
そのほか細かな部分では、炊飯ボタンの色がオレンジから黒に変わったという違いもありますが、大差がないので当記事では割愛します。
当記事では、上述2点の機能差について解説。
さらに、両モデルの現時点の価格を比較し、機能差と価格差の2つの視点で、今どっちがおすすめなのか家電アドバイザーの目線で比較します。
NP-RT05とNP-RZ05の違い
はじめに書いたとおり「NP-RT05」と「NP-RZ05」の違いは次の2つ。
- 麦ごはんメニューの追加
- 立つしゃもじのAg+抗菌加工
麦ごはんメニューの追加
新モデル「NP-RT05」では、麦ごはんメニューが追加されました。
- NP-RT05(新):麦ごはんメニューあり
- NP-RZ05(旧):なし
麦の風味を活かしながら、「もち麦」や「押し麦」をふっくらもちもちに炊き上げる機能で、ヘルシー志向の方には嬉しいポイント。
麦ごはんには次のようなメリットがあると言われています。
- 白米より低カロリー
- 便秘予防
- 血糖値抑制
- コレステロール生成抑制
健康に気を使う方には新モデル「NP-RT05」の方がおすすめです。
立つしゃもじのAg+抗菌加工
両モデルとも自立する「立つしゃもじ」が付属していますが、新モデルではAg+抗菌加工があ施されました。
- NP-RT05(新):Ag+抗菌加工立つしゃもじ
- NP-RZ05(旧):立つしゃもじ
なお、抗菌とは、あくまで付いた菌を増やさないというもの。
菌を減らす効果はないので注意しましょう。
NP-RT05とNP-RZ05の価格の違い
これまでは、新旧モデルの機能的な違いを紹介してきましたが、ここからは両モデルの現時点の価格を比較します。
新旧比較で重要なのは、機能差と価格差の価値が釣り合っているかどうかです。
紹介してきた新機能に価値を感じるか考えながら価格を比較してみてくださいね。
NP-RT05の価格
2021年12月発売の新モデル「NP-RT05」は、いま価格的におすすめのモデルです。
発売時の4万円台後半から徐々に価格を下げて、2023年3月時点の価格は2万円台の中盤まで安くなりました。
過去モデルの価格を参考にすると、底値圏は2万円台の前半~中盤あたりと予想されるので、底値圏へ入りつつあると見て問題ないでしょう。
NP-RZ05の価格
2020年1月発売の旧モデル「NP-RZ05」は、2021年秋頃までは2万円台の中盤あたりを推移しており、価格的に一押しのモデルでした。
しかし、2021年の年末あたりから最低価格は上昇傾向にあり、2023年3月時点では、新モデルよりも高額なことが多いです。
正直、新旧の機能差は大きくないものの、一応新モデルの方が機能的に優秀なこともあり、価格のアドバンテージがなくなった当モデルを選ぶ理由はないでしょう。
結論|おすすめは?
結論としては、現時点のおすすめは新モデル「NP-RT05」です。
理由は、機能的に優れているうえに、旧モデルと価格帯が同じため。
セール等で旧モデルの安売りを発見したら選択肢となりますが、そうでなければ今後も新モデル推しでしょう。
おすすめモデル
以上、象印の炊飯器「NP-RT05」と「NP-RZ05」の違いを解説しました。