「KI-SS50」と「KI-RS50」は、両方とも「プラズマクラスター25000」を搭載したシャープ空気清浄機。
それぞれ、発売された年が異なる新旧モデルの関係です。
- KI-SS50:2023年9月発売
- KI-RS50:2022年9月発売
さっそく結論ですが、新旧モデルに違いはありません。
機能・スペック・外観・カラー展開・付属品に至るまで全て同じです。
当シリーズは毎年秋頃に新モデルが発売されますが、ここ数年モデルチェンジによる変更点はありません。
つまり新旧モデルの比較をするときに重要なのは価格です。
当記事では現時点のそれぞれの価格を比較しながら、今おすすめのモデルがどっちなのか、家電アドバイザー有資格者の目線で検討します。
新旧モデル共通の特徴
価格を比較する前に、まずは当シリーズの特徴を把握するためにも、各モデル共通の機能もサクッと紹介します。
- 高グレードな「プラズマクラスター25000」搭載(花粉などアレル物質を抑制)
- HEPAフィルター搭載(0.3µmの粒子を99.97%以上捕集)
- 3つのセンサー搭載(ニオイ・温度・湿度)
- スピード循環気流(遠くのホコリも素早く集める)
- パワフル吸じん運転(プラズマクラスターを集中的に放出しつつ強力集塵する機能)
- 加湿機能(最大加湿量600mL)
- Ag⁺イオンカートリッジ付属(給水タンクのニオイやぬめりを抑制)
- キャスターで移動楽々(ストッパー付で安心)
- フィルター10年交換不要(HEPA・加湿・脱臭フィルターの3点)
- パネルを外さず掃除可能(プレフィルターのホコリはパネルを外さず掃除機で吸える)
なお、フィルターはHEPA規格(0.3µmの粒子を99.97%以上捕集)を満たすだけでなく、0.1µmの粒子も99%以上捕集(シャープ自社調べ)する性能を持っているようです。
また、基本スペックは次のとおりで各モデル共通です。
プラズマクラスター範囲 | 約13畳 |
---|---|
8畳の清浄時間 (加湿時) |
12(17)分 |
空気清浄範囲 (加湿時) |
~23(~16)畳 |
風量 (加湿時) |
強:5.1(3.6)m³/分 中:2.8(2.8)m³/分 静音:1.0(1.0)m³/分 |
運転音 | 強:51(43)dB 中:40(40)dB 静音:17(19)dB |
加湿量 | 最大600mL/h |
加湿範囲 | プレハブ洋室:~17畳 木造和室:~10畳 |
給水タンク容量 | 約2.7L |
カラー | ・ホワイト ・グレー |
外形寸法 | 幅384×奥行230×高さ619mm |
質量 | 約7.9kg |
KI-SS50とKI-RS50の価格を比較
ここからは各モデルの現時点の価格を比べながら、おすすめモデルを検証していきましょう。
KI-SS50の価格
2023年9月発売の新モデル「KI-SS50」の発売時価格は6万円台でした。
発売後はさっそく価格が落ちていき、2023年11月時点では、安いもので5万円前後のものも見かけますが、旧モデルと比べるとまだまだ高額。
先述のとおり旧モデルとの違いがないので、現時点で新モデルは選択肢として微妙です。
KI-RS50の価格
2022年9月発売の旧モデル「KI-RS50」は、だいぶ値頃感が強くなってきたモデルです。
2023年11月時点では、安いもので3万円台の前半となっています。
過去のモデルを参考にすると、当シリーズの底値圏は2万円台の後半あたりとなることが多いです。
以上を踏まえても、そろそろ選択肢として検討できる水準です。
より古いKI-PS50やKI-NS50は選択肢となるか?
実は、さらに1年古い2021年モデル「KI-PS50」は、いま価格的に最もおすすめのモデル。
2023年11月時点では、安いもので3万円前後を推移しており、後継機種より安いことが多いです。
「KI-PS50」も後継機種との違いはないので、型式の古さが気にならないのであれば価格重視の方にはおすすめです。
なお、さらにもう1年古い2020年モデル「KI-NS50」も底値圏と呼べる水準をキープしていますが、後継2021年モデル「KI-PS50」とそれほど価格差がありません。
個人的にはそれほど価格差がないなら、より新しい「KI-PS50」推しですが、徹底的に価格にこだわるなら安い在庫があるうちは比べてみるのもありでしょう。
なお、古ければ古いほど安い訳でもなく、もっと古い機種はすでに市場の在庫がなくなっていたり、あっても高額なものばかりです(高額商品の売れ残り)。
結論|今のおすすめは?
結論としては、今のおすすめは2021年モデル「KI-PS50」です。
理由は、新旧の機能差がないなかで価格が安いため。
ただし、後継機種も安くなってきているので、機能差はないとはいえ、少しでも型式が新しい方がいいのであれば、2022年モデル「KI-RS50」も選択肢となるでしょう。
基本的に価格の安いものを選ぶのが正解なので、後継機種の価格が落ちてきて価格差がなくなるまでは上記の結論となります。
現時点のおすすめモデル
以上「KI-SS50・KI-RS50・KI-PS50・KI-NS50」の違いを解説しました。