「NE-BS658」と「NE-BS657」は、両方ともパナソニック電子レンジ「Bistro」シリーズで、発売年の異なる新旧モデルの関係です。
- NE-BS658:2021年9月発売
- NE-BS657:2020年9月発売
当シリーズは、Bistroのラインナップ内では比較的小型な容量26Lの1段調理モデル。小型ながらも高機能な点が特徴です。

新旧の違い
搭載メニューが一部異なる。
当記事では、上述の違いについて具体的に解説します。
加えて、現時点の両モデルの価格を比較することで、機能面と価格面の2つの違いを確認することで、今コスパの高いおすすめモデルがどっちなのかを検証します。
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NE-BS658とNE-BS657の違い
スペックを比較してみると、新モデル「NE-BS658」では自動メニュー数が増加しています。
レシピ数/自動メニュー数 | |
---|---|
NE-BS658 | 191/167 |
NE-BS657 | 191/166 |
上表を少し補足すると、レシピ数とは、付属のレシピ集に掲載があるメニューのこと。
一方、自動メニュー数とは、レシピ集に掲載されるメニューのうち、自動調理番号が割り振られ、番号を選択するだけで加熱方法や加熱時間の設定が不要なメニューのこと。
自動メニューでないものは、レシピ集に掲載されている加熱方法や時間を手動で設定する必要があります。
今回のモデルチェンジでは、スペック上では新モデル「NE-BS658」の自動メニュー数が1つ増えていますが、これは単純にメニューが1つ追加された訳ではありません。
大半のメニューは同じですが、数メニュー程度の追加や削除が行われています。
目玉となる部分を紹介すると、新モデルでは「中華10分」メニューとして、次の数メニューが追加となりました。
- 酢豚
- 回鍋肉
- 八宝菜
- えびチリ
- 麻婆豆腐
「中華10分」メニューとは、「10分メニュー」とは、下ごしらえした材料を耐熱ガラスボウルに入れて、メニューを選んぶだけで、定番メニューが作れる便利な機能です。
旧モデルのときから「煮物10分」「蒸し物10分」メニューなどが搭載されていましたが、今回のモデルチェンジで「中華10分」メニューが追加されました。
反対に、新モデルでは、「豆とひき肉のチリ風味丼」や「野菜バター煮」などが無くなっているようです。
メニューには個々の好みがあるので、新旧のどちらが優れるとは言えない部分がありますが、選ぶ際のポイントは次のとおりでしょうか。
ポイント
- 中華メニューに惹かれる → 新モデルがおすすめ
- そうでもない → 価格の安い方がおすすめ
NE-BS658とNE-BS657の価格を比較
以上、「NE-BS658」と「NE-BS657」の機能の違いをご紹介しました。
搭載メニューが若干異なるものの、新旧モデルに機能的な大きな違いはありませんでした。

家電は発売後、徐々に安くなり底値圏に到達し、その後、価格が上昇して市場からフェードアウトという流れが一般的。
現時点で、各モデルが価格サイクルのどの段階にあるのかを確認してみましょう。
NE-BS658の価格
2021年9月に発売された新モデル「NE-BS658」の発売時価格は8万円前後でした。
発売翌月には、6万円台の後半~7万円台あたりまで値を下げ、以降は横ばいで推移して今に至ります。
過去モデルを参考にすると、底値圏は6万円前後となる可能性が高そうなので、あと一歩頑張って欲しいところ。
しかし、次に紹介する旧モデルよりも、既に価格が安いことが多く、2022年春の時点では新モデル「NE-BS658」がおすすめです。
NE-BS657の価格
一方、2020年9月に発売された旧モデル「NE-BS657」も、新モデル同様8万円前後からのスタート。
2021年春から秋にかけて、底値圏となる6万円台の前半を推移しており、価格的に推しモデルでしたが、2021年秋以降は価格が上昇。
先述のとおり、新モデルに対する価格優位がなくなってしまったうえに、機能的にも新モデルとほぼ同じため、あえて選ぶ理由はなくなりつつあるモデルです。
以上、「NE-BS658」と「NE-BS657」の違いについて、機能面と価格面の両面からの検証・解説でした。